こんにちは、editor_kaoです。
ゴールデンウィークの間、特に遠方へ行くことはありませんでしたが、ちょっとだけお買い物に。大型ショッピングモールをのぞいて、ついつい財布のひもが緩みそうになりました。ショッピングモールって、ときどきしか行かないけれど、あの特有のムードはテンションがアガりますよね。まるでハワイに来たかのような。ゴールデンウィークのオフ気分も手伝って、欲しくなるアイテムも、プリントのワンピースとか、ビビッドカラーのTシャツとか、いつもより派手めに。ちょっと疲れたとカフェに入っても、急に「パンケーキ食べる?」と、気持ちが大きく。あれはいったい、どういう深層心理が働いているのか……?
バケハ型のクロシェハットが気になる
そんなふうに気になるアイテムがいくつも見つかる中で、私が「わ、欲しい!」と思いながらも、グッとがまんしたものがあります。それが「バケハ型のクロシェハット」。これからの季節、日焼けや熱中症対策としてハットは必須ですが、個人的に、あまり似合うデザインが見つからないのが悩み(ちなみに傘をさすのが大キライなので、日傘は避けたい)。今はベージュのキャップと、つば広のラフィアハットのふたつを愛用していますが、もうちょっとバリエーションが広げられたらいいなと思っていました。昨年はサファリハットに挑戦したものの、合わせる洋服のバリエーションが浮かばなくて、あえなく撃沈。今年も密かにナイロン素材のバケハを試着してみたのですが、どうもしっくりこなくて。バケハってストリート感があるから、大人の女性にとっては、意外と選びが難しいです。でもバケハの形をしたクロシェハットなら、手持ちのラフィアハットの延長ととらえられて、うまくいくかも。見た目も新鮮だし、コンパクトに持ち運べるし、これはいい!
実際に試着してみても、思った以上に自分になじみ、あとはレジに持って行くだけ……というところまできたのですが、ここで「待て待て待てーい!」という心の声が。実際に、このハットが活躍するのは先のこと。それなら、買うのをもう少し先延ばししてもいいのでは、という冷静な自分が、ふいに顔を表したのです。
いくら欲しくても、とりあえずがまん。だって……
私が買うのを一旦見送った理由、それは「この夏、同じハットをかぶる人が街にあふれるのでは」という懸念からでした。衝動的に「わ、いい!」と思ったものって、たぶんほかの人も思うはず。もし大勢の人が同じハットをかぶっていたら、私は途端にかぶらなくなるかも。この連載を読み続けてくださっている人はピンとくるかもしれませんが、またしても恒例のあまのじゃくが発動。みんながもっているものは、なるべくもっていたくないのです。
バケハ型のクロシェハット、とても欲しいし、自分に似合うとも思う。でも今すぐ使わないのであれば、購入はなるべく慎重に。これは「お金がもったいないから」というだけの問題ではありません。以前は、それほど高くないものだったら、とりあえず買ってみようかなと手を出していたことも。でも今は、使わないものがクローゼットで眠っているのが、たまらなくストレス。ひょっとしたら使わなくなるかも、という可能性のあるものに関しては、なるべく軽率にお買い物しないように心がけています。
だからこのハットに関しては、もうちょっとだけ様子見。あまりに街で見かけたら買わないかもしれませんし、もしくは流行ってても欲しくなるかもしれません。その見極めができないうちに手に入れてしまうと、またたんすの肥やしが増えてしまう……。まあ必需品なので、なんやかんやで買ってしまいそうな気もしますが(なにしろ似合うハットが少ないもので)。みなさんも、充実したお買い物をしてくださいね!
【今日のひと手間】
「スリーコインズ」で、ファッションパトロールしてきました~。優秀な家庭用品が多い印象ですが、意外とこんなものも。後ろ側に刺しゅうが施されたソックスは、あえてローファーに合わせて。足元をポップに仕上げてくれそうです!
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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