【塩野瑛久インタビュー】実際に隠遁生活はできる？の問いに返ってきた答えは…

――ファッション好きとしても知られる塩野さんですが、この秋、真っ先にほしいファッションアイテムは？

ニットベストがほしいです。エリが深めで、丈は短めのニットベストがあったらいいなと思っています。あとは、肩があまり落ちすぎないデザインが好き。生地は厚すぎず、薄すぎず、使い勝手のいいミドルゲージくらいが理想。やっぱりそういうほうがアウターをはおってしまえば真冬も使えますし。色はあんまり決めてないけれど、グレーか黒がいいなと思ってます。あとは、ベージュや茶系も好きなので、挑戦してもいいかな。

――ショッピングをするとき、購入の決め手になるものは？

僕は色が決め手で買うことはあんまりないんです。色よりもデザインやシルエットが最優先。デザインが気に入ったアイテムで挑戦したい色があれば買いますが、もっぱら黒やベーシックな色を選びがちです。

――ショッピングは即決派 or 慎重派？

ネット通販以外だと試着は必須。買い物は、じっくり〝大検討〟します。1回で決めることはなくて、大体一度お店を出て冷静になります。

――慎重派なんですね。服を買うのも一苦労なのではないですか？買い物はふらっと買いに行くのと季節ごとにまとめ買いに行くかなら、どちらですか？

僕は本当に慎重派です。だからこそ、ちょこちょこ買いにいくのかもしれないです。仕事が終わって、「あ、ここは（お店が）開いてるな」って立ち寄ることが多いです。でも、あんまり最近は買い物に行けてなくて。「時間があるし見ようかな」と立ち寄ったショップで気になるアイテムがあったら、すごく悩んだ末にその場で買うこともあるけど…でも、基本的にはどんなに安い服であっても１回検討してから購入します。

――数あるファッションアイテムの中で、塩野さんらしいアイテムをひとつ選ぶなら？

自分らしいアイテムか。なんだろうなあ。サングラスやアイウエアは20歳ぐらいからずっと集めていて、処分したものもありますが今20本ぐらい持ってます。デザインはいろんな形を持っていて、こだわってますね。コロナ禍でマスク生活になってしばらく疎遠になっていたのですが、また楽しめるようになったのでいろいろ使いたいですね。

――最後に、Domani読者に向けてドラマの見所ポイントを教えてください。

やっぱりスローライフは見どころポイント。どう映っているか、どういう画角かなどはあまり気にせずに撮っていたので、撮影中はモニターも見ずすごく自然体でいました。実際でき上がったドラマを観たらすごく自然を感じられる映像で、広大で静かでゆっくり時間が流れていました。最近のドラマでは、なかなか観られないシチュエーションのドラマなので、ぜひ自然を感じていただけたらと思います。ゆったりした時間の流れの中、兄弟の絆が感じられる作品です。特に（越山敬達さん演じる）オンくんの成長を一緒に見守っていただけたら、きっと流れている時間がすごく愛おしいものになるので、注目してご覧くださればうれしいです。

記者発表会見レポ

先日行われた記者発表会には、駒木根葵汰さん、越山敬達さんと共に登壇。三人の仲の良さがうかがえるやりとりに会場は終始あたたかな雰囲気。塩野さんの印象について駒木根さんが「塩野くんを結構陽気な明るい方だと思っていたんですけど、意外とそうではなく、現場で3人でいるときも、お兄ちゃんみたいにずっと温かく接してくれていました。越山敬達くんの扱いがすごくうまいんですよ。手のひらで転がすかのように、ちゃんと年頃の中学生の扱い方がわかっていらっしゃってすごく尊敬しています」とおっしゃっていた通り、２人をまとめるお兄さん的立ち位置で会見をまとめていました。

「長靴履いてるのにっ全然見えてないから」とステージ下へ降り、サービス精神旺盛な駒木根さんはこんなキュートなポーズも披露

会見中、終始笑顔でみんなをまとめるお兄さん的存在だった塩野さん

木曜ドラマ23『天狗の台所』
毎週木曜よる11時〜BS-TBSにて放送中

NY育ちの少年・オンは、ある日自分が天狗の末裔だと知らされる。天狗のしきたりにより、14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基(いづなもとい)と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、兄の関心は、もっぱら日々の食と素朴な暮らしに向けられるのだった。しかしある時、オンは天狗の秘密を目の当たりにする…。天狗の兄弟とその仲間たちの、ファンタジックで美味しいスローライフがはじまる。

▶︎天狗の台所公式サイト

撮影／柴田フミコ　構成／佐々木怜菜、岡野亜紀子