【小倉優子さんインタビュー Vol.3】 テーマは“誰も知らない、見たことのない小倉優子”
今回Domaniに登場していただくにあたって、編集部では“誰も知らない、見たことのない小倉優子”さんに迫ろうと、コーディネートもヘアメイクも「今までと少し違う」雰囲気を小倉さんご本人と話し合いながらシューティング。ママタレントとしてテレビやSNSで見せるそれとは違う表情を見せてくれました!
というわけで、Vol.3の今回は“誰も知らない素顔”につながる自己分析からスタート!
——まずは“キャンパスでの大学生としての自分”をひとことで表現してください
大学に行っているときの自分は、“いちばんゆるい感じの私”かもしれません。クラスの子たちとおしゃべりできて、気を張らないでいられるのがとても楽なんです。私にとって大学は大切な場所になっています。
——“ママとしての自分”をひとことで表現するなら…?
難しいですね(笑)。子供たちの応援団ですかね! 子供たちの“やりたい”という気持ちを全力で応援しています。
——では“仕事をしているときの自分”をひとことで表現するなら…?
“いただいたオファーに対して楽しみながら一生懸命やる!”というイメージでしょうか。オファーをいただけることに対して感謝しながら、周りの方にも楽しんでいただけたらと思っています。
——ズバリ、“ネガティブから脱出するコツ”を教えてください
私は周囲の空気を受け取りやすいところがあるんです。なので、一緒にいて明るい話で笑い合える友人に助けられています。“すごい。なんでそんなふうに思えるの?”と日々良い影響を受けながら毎日頑張ることができています。
ほかには、夜寝る前に自己啓発本を読んで気持ちをリセットしています。自分の中にあるネガティブ思考から抜け出すことってなかなか難しいので、前向きな気持ちになれるような自己啓発本を読んで眠って、朝起きたら、ゲッターズ飯田さんの前向きな言葉を読んで元気をいただくのがルーティンになっています。飯田さんがブログやインスタで発信されているメッセージ、たとえば“人生は楽しんだもの勝ち”とか“なんでもすぐ行動してみる、人には会ってみる”などのポジティブな言葉からいつも力をもらっています。
——言葉の力って大きいですよね。ちなみに最近読んだ自己啓発本は何ですか?
『「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった フランスでやめた100のこと』(ロッコ著/大和出版)を読ませていただきました。自分にとって本当に大切なことを大切にし、私も手放せるものは手放して、心に余裕をもって生きたいと思えた一冊でした。
——インタビューでは小倉さんの波瀾万丈な半生を振り返っていただきました。お話しされてみていかがでしたか?
最近、やっと気持ちが少し楽になってきた気がします。子供たちのことにしても “3人の子供を本当にひとりで育てられるのか”大きな不安がありましたし、自分はきちんと子育てをできるのかなと、自問自答するような時期もありました。 でも、今はただ目の前のことを一生懸命頑張るだけ! そして、いつもニコニコして楽しく過ごせば、うまくまわっていくんじゃないかと思えています。
——5年後の小倉優子さんはどうなっていると思いますか?
5年後は何をしているのか、まったく想像できません(笑)。自分のことに関しては先のことは何も考えていないんです。人生、思っていても現実にはそうはならないことのほうが多いので、今は目の前のことだけ見るようにしています。
——今、いちばん大切にしたいものを教えてください
“子供たちとの時間” をいちばんに大切に考えています。一緒にキッチンに立って料理する時間やダラダラテレビを見る時間など、日々の何気ない時間に幸せをかみしめながら過ごしています。
——同世代のDomani読者へエールをお願いします
友人の先生から、“失敗を糧にしよう”とアドバイスをいただいたことがあります。失敗を失敗のままで終わらせるのではなく、失敗を糧と捉え直したら、そのときよりもっといい自分になれるはず。つらかったこともすべて自分の糧になると思えば、人生の見え方も違ってくるのかな…と思っています。
——久しぶりのドラマ出演はいかがですか?
ドラマ出演に関しては、ちょっとした裏話があるんです。私は演技が得意ではないので、ずっと自分にはドラマの仕事は向いていないと思っていたんです。ところがある日、“ドラマをやりませんか”というオファーをいただいて。プロデューサーの方が偶然、スーパーで買い物している私を見かけてくださったことがきっかけになったそうなんです!
男の子を3人連れて、カートに急いで品物を入れながらものすごいスピードで店内を移動していたようです(笑)。レジでお会計をして、私がエコバッグに品物を詰めてる間に、長男が下の子たちをあやしながら待っていた様子も見てくださって、“一緒に仕事をしてみたい”と思ってくださったようなんです。これまでテレビで見ていたイメージと違ってとにかく“速かった”んですって。それで、“今までテレビで見てきたイメージとは違うことをドラマで表現できるんじゃないか”とお声がけいただきました。
びっくりしましたけど、うれしかったです。子供たちに“プロデューサーさんがスーパーで弟のめんどうをみるお兄ちゃんの様子を見て“この家族と一緒に仕事したい”と思ってくれて、ママ、ドラマのお仕事決まったよ!”と報告したら喜んでくれました(笑)。
Profile
小倉優子さん
ママタレント・40歳|おぐら・ゆうこ/1983年、千葉県生まれ。16歳でスカウトされ2001年に芸能界デビュー。“ゆうこりん”の愛称でお茶の間の人気を博し、テレビや雑誌などで幅広く活躍。プライベートでは23歳のときに多忙な生活を見直そうと料理を学び、のちにパンアドバイザーの資格を取得する。20代後半で結婚と出産を経験。2022年にテレビ番組の大学受験企画の出演依頼を受け、自身の人生の転機とするべくチャレンジを決心。411日間に渡る受験勉強期間を経て、白百合女子大学人間総合学部児童文化学科に合格する。現在は12歳、7歳、4歳の男の子を育てるシングルマザーとして仕事に母業に学業に邁進中。2024年は大学の春休みを利用して健康アドバイザーと管理健康栄養インストラクター資格を取得。10月からは7年以上ぶりのドラマ『夜ドラ 未来の私にブッかまされる!? 突然現れた謎のオジサンは、30年後の自分だった!?』(NHK)に謎めいた女性・アヤママ役で出演中。
インスタグラム : @ogura_yuko_0826
オフィシャルブログ:『Yuko’s Happy Life』
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撮影/遠藤優貴 スタイリスト/渡辺智佳 ヘアメイク/森野友香子(Perle manegement) 撮影ディレクション/松崎のぞみ 取材・文/谷畑まゆみ