【目次】
振り返ればいつもキティちゃんがいた…!
【誰かに話したくなるサンリオの魅力】2024年最後のレポートは、SANRIO FES 2024で発表された「Hello Kitty展 -わたしが変わるとキティも変わる-」のご紹介です。エモすぎて泣きそうになったという超個人的な感想をお届けしたいと思います。
場所は、東京国立博物館 表慶館(上野公園)。まさかの東博で、こんなにウルウルする日がくるとは思いませんでした。
今回の展示会、注目すべきはハローキティ史上最大量という1,000アイテムを超えるハローキティのグッズです。
この連載でも何度かご紹介しているあの「Hello」だけ書かれたプチパースも!商品が発売された後に「ハローキティ」とキャラクター名がついたという、伝説のハローキティ第一号商品の現物もありました。
あちこちに散りばめられた思い出のなかのキティちゃんを探しにでかけてみませんか?
■文房具アイテムが充実しているキャラクターって昔はめずらしかった
えんぴつや筆箱など、学校にもっていけるアイテムも多かったのも、初期のキティちゃんグッズの特徴です。「あ~!このメモ帳あった!あった!」とか「この筆箱、友だちが持ってたわ!」など、古い記憶の引き出しがどんどん開かれていくのを感じます。
■おしゃれはいつもキティちゃんが教えてくれた
ハンカチやティッシュはもちろん、遠足の時によく使ったコップが蓋になっている水筒やお友だちの家に行くときに持ち歩いていたはじめてのバッグも…!子ども時代の筆者の生活範囲半径50cm以内には、いつもキティちゃんのグッズがたくさんあったなぁとしみじみしました。
■思い描いていた未来と違っていても…
あと、地味にときめいたのが、このキティちゃんの家電。昔、サンリオショップにキティちゃんの家電が登場しはじめたころ「あぁ、いつか大人になって一人暮らしをしたら、キティちゃんの家電でかわいくお部屋を統一しよう!」と決意していました。が、新卒で入社した会社の借り上げマンションの部屋には、とにかく春の新生活に間に合うよう納期優先で選んだ家電と家具が並んでいたなぁとかいう味気ない部屋を思い出し、感慨にふけったりもするわけです。その後、結婚して、家族が増えて、引っ越しも繰り返し、家電も何度も買い替えていますが、今の今まで、少女だったころの決意を忘れていました。なんでこうなった。これが大人になったということなのか?
「遠足にいくとき、このデザインのリュック使ったな」とか「親戚の子どもが生まれたとき、このシリーズのキティちゃんグッズを贈ったなぁ」とか…。キティちゃんの歴代グッズの展示をみていると、きっと、ひとりひとり、それぞれの、いろんな人生のターニングポイントの瞬間が走馬灯のようにめぐってくるのではないかと思います。
親子におすすめ!ハローキティの世界観にどっぷり浸れるフォトスポット
今回の展示会、キティちゃんのキュートな世界観を堪能できるフォトスポットも人気です。
■身長140cmまで計れる巨大定規
この定規は、14cmのところがちょうどリアルな140cm相当になっているそう。お子さんが横に立つと、今日この瞬間の背丈を一緒に記録できるのでいい記念になりそう。
■巨大なドライヤーからはリアルに風が…
今回の展示のためにわざわざ特注したという、このハローキティ型のドライヤーもただ大きいだけじゃないんです。実はちゃんと風がでているので、写真をとるときに髪がなびいて、ほかにはないフォトジェニック感を楽しめます。
■懐かしのピンクキルトの巨大スリッパで!
90年代に流行したピンクキルトシリーズ(ワーママ世代には激アツですよね♡)の大きなスリッパと写真も撮れます。
「ピンクキルトシリーズはじめてみた!」というお子さんと一緒に写真を撮ることで、キティちゃんとの思い出をアップデートしていくファミリーも多いそうです。お友だち同士やカップルでも盛り上がりそうですよね。
幅広すぎるコラボの数々…!ずっと見ていたくなる当地キティにも注目
以前、「キティちゃんは仕事を選ばない」という都市伝説を紐解いてみたことがありましたが、この展示会でもさまざまな企業やブランドとコラボしているキティちゃんに改めて出合うことができます。
■ガンダムやチョッパーとも!
ガンダムやワンピースとコラボしたときのキティちゃんのグッズの展示も。
意外なコラボの伝説はこれからも続いていく予感。
■会場になっている東京国立博物館とのコラボ
けっこうおもしろかったのが、東京国立博物館の所蔵品とのコラボです。有名な浮世絵のなかにヒョコっと忍び込むキティちゃんのさりげなさがジワります。
■当地キティに目が釘付け!
旅行先のお土産物屋さんとかでよく見かける当地キティの根付の展示は、思わず足を止めて見入ってしまうほど。
愛媛のいよかんに、大阪のなす、愛知のごんぎつね、新橋のサラリーマン…。ひとつひとつが本当に凝っていますよね。
ほかにも今回の展示会のキービジュアルになった原画や個性あふれるアーティストとのコラボ作品、オリジナル映像コンテンツなども。多面的な角度からハローキティの魅力に浸れます。開催期間は、2025年2月24日(月・休)まで。大人も子どもも見どころ満載。この冬のおでかけにいかがでしょうか?
「Hello Kitty展 -わたしが変わるとキティも変わる-」
会場:東京国立博物館 表慶館
開館時間:9時30分~17時00分 ※金曜・土曜は19時00分までです。※入館は閉館の30分前までです。
料金(税込):一般2,000円、大学生・専門学校生1,800円、中学生・高校生1,600円、小学生1,000円
©2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. SP650123
最後に!2025年の注目ニュースもちょっとサキドリ♡
■マイメロディ50周年&クロミ20周年
ハローキティ50周年の余韻も冷めやらぬなかではありますが、来年は来年でマイメロディ50周年&クロミ20周年のアニバーサリーイヤーが待っているんですよ。
サンリオピューロランド(東京都多摩市)とサンリオキャラクターパーク ハーモニーランド(大分県日出町)では、 2025年1月17日(金)~2025年12月31日(水)まで、「おそろいバースデー」がテーマのイベント 「My Melody & Kuromi Anniversary Party(マイメロディ&クロミ アニバーサリーパーティ)」が開催されます。
■山梨でサンリオがミュージアムを開業するというブレーキングニュース
あとたった今はいってきた最新情報としては、「山梨県甲斐市にサンリオがミュージアムを開業する、しかも2025年度中の開業を目指す」という気になるニュースも。サンリオ創業者である辻信太郎名誉会長が山梨県甲府市のご出身で、開業予定地は甲府駅から西約5キロにある市有地らしい…という写真も何もないフェイクニュースみたいな本当の話が飛んできました。オープンしたら、甲斐市に行ってみたいな♪という新たな楽しみが増えたところで、2024年はこの辺で。
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来年もたくさんの心あたたまるサンリオの魅力をお届けしたいと思っております。それではどうぞ皆さまよいお年をお迎えください。
©’24 SANRIO 著作(株)サンリオ
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Profile
ハローキティ
誕生日は11月1日。本名はキティ・ホワイト。ロンドン郊外出身。ボーイフレンドのダニエル・スターは幼馴染。明るくてやさしい女のコ。クッキーを作ったりピアノを弾くのが大好きで、夢はピアニストか詩人になること。音楽と英語が得意。好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。双子の妹、ミミィとは大のなかよし。
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朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では多業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。 Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher