元夫から、離婚してからも驚愕の図々しい申し出が!
スピード婚した韓国人の夫が、日本在留ビザ目的のために自分と結婚したという疑惑を抱き、離婚を決意した里香さん。前回のお話はこちら
離婚してからだいぶ経ったある日のこと、元夫から電話があったそう。
里香さん:彼が日本に滞在するためのビザを取得するために、円満離婚だったと一筆書いて欲しい、と言われました。だけど、離婚する際に、夫は偽装離婚疑惑について一度もきちん説明をしてくれなかった。そのことに対して私は納得できなかったので、断りました。そうしたら今度は、彼が勤務する美容サロンの韓国人女性オーナーから電話がかかって来て、「何で書かないのよ?」って…。今更私にそんなことを言ってくるなんて、という怒りに近い感情を覚えました。
ちなみに、話を聞いてみると、里香さんが元夫と入籍する前に本気で結婚したいと思っていた元彼も韓国人。そして、離婚後に交際したのも、中国人とハワイ人の両親を持つ、アメリカ人男性。
私が初対面で感じた、「外国人にやたらとモテそう」という第一印象は、当たっていたのですね…!
韓国で3千万円の詐欺被害。「死にたい」と思ったことも
さて。取材前から、里香さんには3歳になるお子さんがいらっしゃると聞いていたので、再婚されたのかと思いきや、実は里香さんは未婚の母であるとのこと。それには、色々と複雑な経緯がありました。
東日本大震災後、里香さんは母親を連れて韓国に行き、現地で会社を設立。その当時付き合っていた韓国人男性に騙されて、3千万円の詐欺被害に遭ってしまうという事件が。
さかい:3千万円…!
里香さん:はい…。今までの人生、失敗は自分を成長させてくれたと思っていますが、この件だけは、後悔しています。あまりの大金の被害に、一時は自殺まで考えました。で、そういうときって、思考能力も低下しているから、ロクなことを思いつかないし、動かない方がいいのに、変に焦って動いてしまって。変な人が寄って来て、それに頼りたくなったり、親友だと思っていた相手ともビジネスでいいように使われてトラブったり。挙げ句の果てには会社の権利まで奪われてしまって、どんどんドツボにハマってしまったんです。
傷心で日本に帰国した里香さんを癒してくれたのが、既婚者であるBさんという日本人男性でした。
傷心を癒してくれた、既婚男性との恋
里香さん:彼のことは好きだったけれど、やっぱり既婚者だし、先がないな、と思って別れ、鹿児島に行ったときに出会ったのが、ハワイで育ったアメリカ人男性のCさんでした。
―別れても、何だかどんどん色んな男性が登場する、里香さんの人生(笑)。人を好きになるのはオリンピックイヤー並みの周期の私からすると羨ましい限りなんですが、モテるからこそトラブルが多くなってしまうのかもしれませんね。
そんなわけで、バツイチになってからもモテまくる里香さんが、なぜ未婚の母という選択をすることになったのかというお話は、次回に続きます。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。