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乾燥が気になる季節…あなたの唇は大丈夫?
乾燥に悩まされることの多いこの時期。顔や手ももちろんのことですが、特に唇の乾燥が気になる!という人も多いのでは?冬に限らず、常にリップクリームが手放せないという人もいるのではないでしょうか。そんな人にぜひ試してみてほしい「リップマッサージ」を、皮膚科医監修のもとユースキン製薬が開発!早速その方法をご紹介します。
唇はケアの効果が出やすい部位?
マッサージ方法を紹介する前に、唇の構造についてちょっと説明を。唇は他の皮膚と異なり皮脂膜がほとんどなく、角質層が薄いという特徴があります。皮膚科医の小柳衣吏子医師によると、「唇のターンオーバーは3.5〜10日間と唇以外の皮膚と比較すると早い」とのこと。そのため「正しいケアをすればそれだけ効果も得られやすい部位」なんだそう。諦めてしまう前に、自分に合ったリップクリームの選び方と正しい塗り方を知ることが大切です。
唇荒れがさらなる唇荒れを引き起こす!「唇荒れスパイラル」って?
今回モニター試験を実施したところ、唇には荒れやすい場所があることが発覚!小柳医師に詳しく聞きました。
「モニター試験を実施し、利き手の反対の下唇が荒れるなど、人によって塗り方にくせがあることがわかりました。リップクリームの塗り残しがあるのかもしれません。」(小柳医師)
まんべんなく塗っているつもりでも、利き手やその人の塗り方のくせによって、きちんとリップクリームを塗れていない場所があるかもしれないということ。さらに、次のような行動がさらなる唇荒れを呼んでしまうとのこと…!
「唇荒れが改善するとともに、唇を舐める・かむ・ギューっととじるという唇の刺激になるNG行動も減少しました。このことから、唇が荒れているから気になって、舐めてしまっていたのではないかと推測されます。唇の荒れが荒れを助長する“唇荒れスパイラル”につながっていたのです。」(小柳医師)
良くないとわかっていても、唇が荒れていると思わず舐めてしまいがち…。でもそれがさらに唇荒れを悪化させ、それが気になってさらに舐めてしまうというまさに負のスパイラルに!きちんとケアして早めに改善させることで、唇荒れスパイラルから抜け出しましょう。
症状別リップクリームの選び方
ということで、いよいよ「リップマッサージ」の方法をご紹介!…とその前に、まずは自分に合ったリップクリームを選ぶところから。自分の唇の状態に合ったリップクリームを選ぶようにしましょう。
【乾燥しがちな唇】:化粧品、薬用リップ
【割れがちな唇】:薬用リップ
【ひび割れ、ただれ、口唇炎、口角炎】:医薬品リップ
「乾燥しがちなときは、化粧品リップや薬用リップなど自分の唇に合うものを使いましょう。唇が割れがちなときは、薬用リップを選び、塗ったときにスースーしない、刺激の少ないものがおすすめです。ひび割れやただれがあるときは、治療効果のある『医薬品』と表記のあるものを選びましょう。」(小柳医師)
今日から実践!「4ブロック リップマッサージ」
自分に合ったリップクリームを選んだら、いよいよマッサージを実践!唇荒れスパイラルから抜け出すリップマッサージの方法を、リップクリームのタイプ別にご紹介します。
「唇を4ブロックに分けて、1ブロックずつリップクリームを縦に円を描くようにマッサージしながら塗ると、塗りムラがなく、血行促進にもつながります。塗るときは荒れやすい口角を意識してください。特に症状が気になるときは、夜寝る前にスペシャルケアをするのがおすすめです。リップクリームの量を意識し、指でなじませるようにマッサージしましょう。」(小柳医師)
1:スティックタイプ (基本の塗り方)
1. 唇を上下4ブロックに分ける
2. 唇の縦じわにそって塗る
3. 中央から口角に向けてだ円を描くように塗る
ポイント:荒れやすい内側を意識して塗るようにします。
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2:チューブタイプ
1. クリームを出しながら先端を直接唇に当てて塗る
2. 縦じわにそってだ円を描きながら口角へ
ポイント:乾燥や荒れが気になるときは、夜寝る前のスペシャルケアを。唇1ブロックで第一関節半分量くらいを取り、指を強く押し当てずなじませるように塗ります。
3:ジャータイプ
1. 清潔な薬指に適量を取る
2. 指を強く押し当てずなじませるように塗る
ポイント:症状がひどいときは、クリームの量を多めに取ります。
「正しいリップケアを行うことで、唇荒れの改善とともに唇の血色も良くなります。これにより、見た目の印象が明るくなります。」と小柳医師。また、「ケアをしても改善しない場合は専門医の受診を」おすすめしています。リップクリームをぬってもなかなか改善しない唇荒れにお悩みの方は、「4ブロック リップマッサージ」をぜひ試してみてくださいね。
情報提供:ユースキン