人前で緊張して上手に話せません【芸人EXITが答える！ 出口が見える悩み相談】

お悩み＃06 「人前で緊張して上手に話せません」

―伝えたい思いがあれば、言葉は自然に出てくる（りんたろー。）
―どうせ自分はできないし、失敗もする。そう思うようにしてます（兼近）

兼近：それは、実力以上にうまく話そうとしているから、ですね。オレは会議とかやったことないですけど、かっこつけて話そうとか、難しい言葉を使おうとか、そんなもん必要ないんじゃねぇかなと、思ってて。大事なのは、その場にいる人に「伝わる」ってこと。それなら、自分の言葉で、自分なりの伝え方で、話せばいいんじゃないですか。

りんたろー。：話す目的が「内容を伝える」なのに、「うまくしゃべる」ことに変わっちゃってるんだね、きっと。伝えたいことと、その「思い」があると、自然に自分の言葉って出てくるものでしょう。

兼近：ネタでもそうですもん。難しいこと言おうとすると、できなくなっちゃう。でも、どう面白く伝えるかを考えたら、すぐ出てくるんです。「上手くしゃべる」じゃなくて、「笑わす」って目的に置き換えただけで。

もし、会議やプレゼンで上手くしゃべれなくて、「ちゃんと伝わってんのかな？」と思ったら、それを口に出して言っちゃえばいいんです。「伝わってますかね？」って。もし「わからない」「伝わってない」ってリアクションがきたら、「ですよね!! なんか違うと思ったんですよ。もう一回、ここからやり直していいですか～？」って言えばいい。そのほうが伝わるに決まってます。

りんたろー。：オレも上手くしゃべれないし、緊張もします。才能がないのも、わかってる。だから、めちゃくちゃ練習もします。

兼近：あ～、確かにめっちゃ練習してる！

りんたろー。：本番で緊張したら、「あれだけ練習したんだから、大丈夫」って言い聞かせるようにして。真剣だからこそ緊張するわけで、緊張は悪いことじゃないと思うんですよ。それを受け入れて楽しむためには、練習しかない。

兼近：オレは自分に期待しない。どうせ自分はできないし、失敗もする。そう思うようにしてます。

りんたろー。：最初からあきらめてるなんて、すごいよ、それは。

兼近：もちろん、めっちゃ失敗もしますよ。でも、周囲の誰かが助けてくれて、なんとかなっちゃうんです。

りんたろー。：普通は自分に期待するけど、兼近はそうじゃないから、失敗が失敗じゃない。それ天才肌。いや、キャラかな。

兼近：ふふふっ。

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取材・文／南 ゆかり　撮影／高木亜麗

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