少しの先回りやストックが〝心の余裕〟を生んでくれる
家事に育児に仕事…と大忙しの日常に加えて、終息する気配のない新型ウイルス。今年の春は臨時休校や慣れないお弁当生活と、例年以上にバタバタですよね。こんな状態で新学期や新生活を迎えるのは不安という方も多いはず。そこで今回は、スキマ時間にできる〝家事の貯金〟について紹介したいと思います。
ヒント1:少量しか使わないニンニク&生姜はフードプロセッサーでみじん切りに。
家事のなかで一番面倒なのが食材のみじん切り。特にニンニクや生姜は少量しか使わないのに使用頻度が高く、手間だな~と思っていました。そんな時、料理人の五十嵐未幸さんから教えていただいたのがコレ。ニンニクや生姜の皮をむいて、それぞれフードプロセッサーに入れ、スイッチを押すだけ。あっという間に大量のみじん切りが出来上がり!
保存容器に入れて太白胡麻油かサラダ油をひたひたに注げば、保存もOK。冷蔵庫で約1ヶ月ほど持ちます。これさえあれば、麻婆豆腐や豚の生姜焼き、餃子、ミートソースの下準備がお手軽に。添加物や保存料も入っていないので、チューブのニンニクや生姜を使うより安心安全な気持ちに。コスパ面でも優秀です。
ニンニク・生姜と同様に、使用頻度の高い玉ねぎもフープロへ
玉ねぎのみじん切りもフープロで。ジップロックに入れて冷凍庫で保存しています。こんなちょっとした工夫が家事の貯金にひと役。ハンバーグに混ぜるだけ、オムライスに加えるだけ。手間をかけずに料理するのも時短テクニックです。包丁とまな板ではなく、キッチンバサミを使って食材をカットすれば、洗う手間も省けて一石二鳥。
ヒント2:ときにはコストコの冷凍食品を上手に利用する。
フライドポテトやチキンナゲットなど、コストコには便利な冷凍食品がたくさんありますが、私のイチオシはこちらのムール貝。2パックセットになって800円という良心的なプライスはもちろん、最大の推しポイントは使い勝手がいいこと!
ガーリック風味のソースといっしょになっているので、フライパンにそのまま出して蒸し焼きにするだけ。味付けいらず、なんて最高でしょう?茹でたパスタを加えれば、ボンゴレパスタならぬ、ムール貝のパスタが出来上がり。夕飯の支度もあっという間ですよ!
ヒント3:時間のあるときにまとめて下ごしらえをしておく。
平日のメインになりそうなおかず(5品:この週は、鶏肉の塩こうじ漬け、餃子、ハンバーグ、春巻き、そぼろ)を休日にまとめて下ごしらえしておくのもテ。とはいえ、ダラダラ何時間もかけてしまうと逆に疲れてしまうので、目標時間を設定するのがポイント。例えば、「あのドラマが始まる前に終わらせる!」とか、「●●分で終わらせて、おやつにしよう!」と、タイマーをセットしてゲーム感覚で取り組むと、思いのほかはかどったり。
▲ある日の夕飯は冷凍しておいたハンバーグに副菜とサラダ、お味噌汁を加えたハンバーグ定食。冷凍している餃子は、夕飯だけでなく、お弁当のおかず不在時に代打で入れちゃうこともしばしば……。
まわりの人からは”え?お弁当に餃子?斬新”なんて、びっくりされてるかもしれませんが、そんなの知ったこっちゃないのです(笑)。
写真・文/川口ゆかり
※本記事の情報は取材時(2020年3月25日)のものです。
エディター
川口ゆかり
女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。2016年夏より、東京・青山で料理教室『おもてなしごはん東京』をスタート。不定期に飾り巻き寿司レッスンを開催しながら、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行う。プライベートでは2児の母。おしゃれ業界人がたびたび登場する本人のインスタグラムも話題。