お家で子どものぬいぐるみを洗おう
ぬいぐるみは、なるべくこまめに洗うのがおすすめです。「ぬいぐるみって、そんなに汚れないけれど…」と感じるママは、ぬいぐるみの汚れについて知るとすぐに洗いたくなるかもしれません。お家で子どものぬいぐるみを洗うべき理由を紹介します。
汚れやダニが気になる
たとえ目に見える大きな汚れがなくても、ぬいぐるみがきれいというわけではありません。置いておけばホコリがたまりますし、子どもがぎゅっと抱きしめれば、手あかや汗・よだれも付着します。
この状態で懸念されるのが、ぬいぐるみにダニが発生することです。皮脂やあかがたっぷりと付いたぬいぐるみは、ダニにとって、エサが豊富なすみかとなります。知らない内にダニが大量に発生してしまうのです。
ダニの死骸やフンは、アレルギー症状を発症させるアレルゲンとなります。大切なぬいぐるみが子どもにとって有害なものとならないよう、定期的に洗って清潔を保つのが好ましいのです。
洗えるぬいぐるみの見分け方
「ぬいぐるみをすぐに洗わなきゃ」と思ったママは、事前準備から始めましょう。ぬいぐるみの種類によっては、家庭で洗えないこともあります。我が家のぬいぐるみが「洗えるか・洗えないか」を見分けるポイントを紹介します。
洗濯タグを確認しよう
家庭で洗えるかどうかは、洗濯表示で判断できます。まずはぬいぐるみに付いたタグやラベルを確認しましょう。
ラベルやタグをチェックするポイントは、「洗濯マーク」「手洗いマーク」です。水が入った洗濯桶に数字が書いてあるものは、その数字の温度を限度として「洗濯機洗い可能」と判断できます。
また洗濯桶に手を入れているような絵が入っていれば、そのぬいぐるみは手洗い可能ということです。手洗いはもちろん洗濯機の「手洗いコース」「おうちクリーニングコース」などで洗濯できます。
一方、洗濯桶に×が付いているマークがある場合は、家庭では洗えません。家で拭き取りなどの簡易クリーニングをするか、クリーニング店に出す必要があります。
洗えない素材をチェック
洗濯表示を確認するまでもなく、素材を見ただけで「洗濯NG」と判断できるぬいぐるみもあります。例えば、以下に当てはまる場合は、家庭で洗うことは避けた方がよいでしょう。
・革・合成皮革・ウール
・アンティークもの
・中材がポリエステル・ビーズ・パイプ以外
このほかパーツを接着剤で取り付けているものや、機械を内蔵してしゃべったり音を出したりするぬいぐるみも水洗いできません。
色落ち具合も確認しておこう
洗濯表示や素材がOKでも、水に浸けて色が落ちる場合は洗えません。洗濯後にぬいぐるみがまだらになったり風合いが変わったりしないよう、色落ちチェックしておくことをおすすめします。まずは以下の手順で色落ち具合を確認しましょう。
1. 白い布を水にぬらす
2. ぬらした布でぬいぐるみを軽くたたく
白い布に色がついた場合は、色落ちの不安があります。
また、ぬいぐるみの背中やお腹は色落ちしなかった場合でも、顔のパーツが落ちてしまうかもしれません。色味が異なるところは細かくチェックしてみるのがベターです。
ぬいぐるみの洗い方
ぬいぐるみが壊れたり質感が悪くなったりしないよう、洗うときは事前準備や洗い方への配慮が必要です。ぬいぐるみの洗い方について、必要な事前準備から紹介します。
事前の準備
ぬいぐるみを洗う前にしたいのが「付属品を外すこと」「ブラッシングすること」です。
ぬいぐるみが洋服を着ていたり、アクセサリーを身に着けたりしている場合は、すべて外しましょう。そのまま洗うと服が破れてしまったり、部品が取れたりしてしまうことが考えられます。ぬいぐるみを洗うときは本体のみにします。
また、洗濯による負担を軽減する上でブラッシングは有効です。本格的な洗濯に入る前にぬいぐるみ全体にブラシを当て、汚れやほこりを落としておきましょう。
洗濯機での洗い方
洗濯表示で「家庭での洗濯OK」と確認できた場合は、ぬいぐるみを洗濯機で洗えます。なるべく優しく洗えるよう、「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着洗いコース」などを選ぶのがおすすめです。
ぬいぐるみの部品を外してブラッシングしたら、洗濯機に入れましょう。洗濯のポイントは、以下の通りです。
・ちょうどよいサイズの洗濯ネットに入れる
・中性の液体洗剤と柔軟剤を使う
・脱水のときはぬいぐるみをタオルに包んで洗濯ネットに入れる
・脱水は短時間にする
洗濯時の型崩れを防ぐため、ぬいぐるみは洗濯ネットに入れて中性の液体洗剤で洗います。
また、脱水の際はぬいぐるみをバスタオルなどに包むことも大切です。ぬいぐるみをタオルごと洗濯ネットに入れ、30秒ほど脱水しましょう。