200年の伝統を誇る〝ゲラン〟のジャパン アンバサダーに桐谷美玲さんが就任!
1828年の創業以来、200年近くにわたって類稀なスキンケア・メイクアップ、そしてフレグランスを生み出してきたゲラン。絶滅の危機に瀕するミツバチの保護を中心に、早くからサスティナブルな取り組みも牽引してきたラグジュアリーブランド。そんなゲランのジャパン アンバサダーに、俳優の桐谷美玲さんが就任しました。
上品な紺のドレスに、ゲランのシンボルであるミツバチのブローチをつけて就任記念会見に登壇した桐谷さん。ゲランのジュリアン・オッテンヴァルター社長は桐谷さんのアンバサダー起用について「桐谷さんには我々の伝統、サスティナビリティに非常に興味を寄せていただき、ゲランについてもっと学びたいと言ってくれました」とコメント。熱心な学びの姿勢に「ゲランのジャパン・アンバサダーにはこの人しかいない」と感じたといい、桐谷さんも「長い歴史をもつゲランのジャパン・アンバサダーに就任できたことはすごく光栄で、嬉しく思っています。子どもが生まれてから、よりいっそうサステナビリティの重要性を考えるようになりました。この美しい地球をどうやって子どもたちに残していけるのか…ゲランファミリーの一員として、少しでも力になっていけたら」と意気込みを語りました。
▲桐谷美玲さんとゲラン ジュリアン・オッテンヴァルター社長
名品フレグランス「ルール・ブルー」誕生110周年を記念した、世界30点限定の特別なアイテムも登場
桐谷さんがアンバサダーに決定して初めてのお仕事は金沢21世紀美術館でのビジュアル撮影。「緊張しつつも気合いをいれて、背筋をピンとのばして臨んだ」という桐谷さんですが、その日はお天気にも恵まれとても気持ちのいい撮影となったそう。ジュリアン社長が、桐谷さんのお子さんと一緒に遊んでくれたというエピソードも飛び出し、そんなほっこり心温まる瞬間に「ゲランファミリーの一員になれて本当によかった」と話す桐谷さん。
▲金沢21世紀美術館で撮影された桐谷美玲さんのビジュアル
さて、金沢21世紀美術館で撮影が行われた理由は、現在展覧会が開催中の“青の芸術家” イヴ・クラインとゲランの縁から。今回、ゲランが1912年に生み出した名作フレグランス「ルール・ブルー」の誕生110周年を祝して、イヴ・クラインのアートとコラボした「ルール・ブルー イヴ・クラインエディション」が登場。
全世界30点限定(日本国内には1点限定)、価格は220万円の特別なアイテムとなっています。イヴ・クラインの印象的なブルーをまとったボトルを前に桐谷さんは「本当に美しいですよね。110年のあいだ、この香りが愛され続けているというのも歴史を感じますし、生産者さんや原材料を大切に守り続けているゲランだからこそできることなのだと思います」と、歴史あるメゾンの一員となったことを噛み締めているようでした。
▲この日のメイクについて尋ねられて、お気に入りのアイテムを見せてくれた桐谷さん。この日のリップはルージュ ジェの63を使用。チェリーブロッサムのケースが素敵。
桐谷さんの今日のメイクアイテムは
リップ ルージュ ジェ No.63 ロージー ブルーム ¥4,180・ルージュ ジェ ケース チェリー ブロッサム¥4,730(共に2023年2月1日全国発売)
アイシャドウ オンブル ジェ No.530 マジェスティック ローズ ¥10,340
ファンデーション パリュール ゴールド スキン フルイド ¥12,540
フェイスパウダー メテオリット ビーユ 02 ¥8,470・メテオリット ブラシ¥6,050
ゲランのアイテムのなかで桐谷さんがとくに気に入っているのは〝アベイユ ロイヤル〟ラインの美容液・アドバンスト ダブルR セロムだそうで、使い始めてから馴染みのメイクさんにも「なんだか最近すごく肌の調子がいいね」と褒められることが増えたそう。編集部も取材中、透き通るような美肌に目が釘付けでした! そんな桐谷さんの美の秘訣とは? 一児の母として多忙な毎日をどのように過ごされているのかなど、会見とは別で桐谷さんにお話を伺いました。
予定通りいかない毎日だからこそ、「楽しむこと」が大切
——本当に肌がおきれいですが、美肌のために心がけていることはありますか?
「基本的なことを欠かさないことだと思います。1に保湿、2に保湿…と1年を通して保湿には気をつけているのですが、乾燥する今の時季は〝アドバンスト ダブルR セロム〟もそうですが、保湿力がより高いアイテムをたっぷりとぬったり、こっくりしたクリームを使うように心がけています」
——2020年にお子さんを出産され、働くママになり変わったことはありますか?
「本当に毎日時間との戦いなので、一分一秒をより大事にするようになりました。昔は結構マイペースでズボラなところもあったんですが、ママになってからは『マイペースに過ごしている暇はない!』と思うようになりました(笑)。」
——そんな「時間との戦い」な毎日で、子育てと仕事を両立するうえで心がけていることは?
「 楽しむことは大事だなと思います。なるべく〝こうしなきゃ、ああしなきゃ〟と思わないようにしているんです。その時々の子供の機嫌や体調で予定は変わってくるので、思った通りに事が運ばなくても、〝そうだよね、今日はこういう感じだよね〟と思うようにしています。毎日てんやわんやで本当に余裕は全然ないんですが、そう思うことでだいぶ楽になりました」
——現在、2歳の息子さんが絶賛イヤイヤ期だそうですね。
「こっちはよかれと思って手伝うんですが、あれもこれも“自分でやりたかった!”という感じでてんやわんやです。今朝も全然着替えてくれなかったんです。お願いだから着替えて〜!と思いながらも、自分の準備などもあるのでとりあえず服をその辺に置いて〝これを着ておいてね〜〟と託しました。保育園のお友達が待ってるよ!と声かけをして着替えを済ませて、どうにかこうにか自転車に乗せて保育園へ送り出して、今ここに来ています(笑)」
——まさにバタバタ!ですね。そんな桐谷さんが日々をご機嫌に、アクティブに過ごすための秘訣やルーティンはありますか?
「とにかく食べることが好きなので、おいしいごはんを作って子どもと一緒に食べるのはすごくいい時間になっていると思います。最近気分が上がったのはからあげです。元々私が大好きなメニューなんですが、好きが遺伝したのか息子も大のお気に入りなんです。あと、やっぱり欠かせないのは大好きなファッションですね。『ママになってもファッションは絶対に諦めない!』と決めているんです」
——ちなみに、最近買って気分が上がったファッションアイテムはありますか?
「ニットのオールインワンを買いました。パールがたくさんついていて、オールインワンでもカジュアルになりすぎないような雰囲気がたまりません。足元はあえてスニーカーを合わせたり、キャップを合わせてコーディネートしたらかわいいかなと思っています」
“時”を閉じ込めたフレグランスであるルール ブルーにちなんで「閉じ込めておきたい時間」について尋ねたところ、今回のアンバサダー就任もすごく特別なことだと話し、また子育てにおいては「すべての瞬間が、閉じ込めておきたい時間」と桐谷さん。最後に、今年1年を振り返っていただくと…。
「今年もあと残り1ヶ月!?とさっきもスタッフの方と話していたんですが、本当にあっという間の1年でした。印象に残っていることは、子供が2歳をすぎてしゃべるようになったこと。“子供とコミュニケーションがとれる!”という喜びがあった1年でしたね。この間寝言で『まだ、バナナ食べる!』と言っていたときはびっくりしました(笑)」
——年末年始はご家族とどのように過ごされますか?
「具体的なことは何も決まっていないんですが、毎年親戚が集まり新年を迎えているので、今年もきっとそうなると思います」
——最後に、桐谷さんと同じく毎日を忙しく過ごすママたちへメッセージをお願いします!
「本当に毎日お疲れ様です。大変なことも、もちろんたくさんありますけど、でもそれ以上に楽しい瞬間もいっぱいあると思います。一緒にがんばっていきましょう!」
お子さんのことを語る幸せあふれる表情がとても印象的だった桐谷さん。ゲランのジャパンアンバサダーとしてのこれからの活躍にも期待が高まります。
PROFILE
桐谷美玲
モデル・俳優/1989年生まれ、千葉県出身。高校在学中にスカウトされ、2006年デビュー。映画『君に届け』、『ヒロイン失格』NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、フジテレビ系ドラマ『好きな人がいること』、『人は見た目が100パーセント』などのほか、日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』にキャスターとして出演。2018年に結婚し、2020年7月に長男を出産。
取材・文/徳永留依子