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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2023.01.09

【シングルマザーの恋愛#56】ドキッ!!うじうじ悩む私の首を縦に振らせた一言とは?

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。年下Oくんからの新たな恋愛の形に戸惑いながらも「YES」の返事をするあん。バーを後にした2人は…。【毎週月曜19:00更新】

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。
Rさん…Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Cちゃん…あんの同僚。33歳。
Kくん…あんの会社の後輩。25歳。
Oくん…Kくんの大学の同級生。33歳

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度恋愛に挑もうと、学生時代からの友達Hくんに紹介してもらったRさんとお付き合いすることに。お互いの”譲れない家族”の存在を確認した上で付き合うことになったのだが、Rさんのお母様や、元カノの存在、そしてRさんのきれい好きと、ちょっとしたわだかまりがあんの中で溜まっていく。そんなある日、会社の後輩Kくんからキャンプのお誘いが。後輩のKくん、その友達のOくん、同僚のCちゃんと息子でデイキャンプに。その日の夜にはRさんと約束があったが、発熱しコロナが疑われたためキャンセルに。しかし心配だったあんは救援物資を持ち自宅ドアの前まで行くと、部屋の中から女性の声を聞いてしまう。悩んだあんはRさんに連絡し、胸の内を伝えると、Rさんから「別れよう」と言われてしまう。

前回の話▶︎衝撃!!5歳年下の男性から提案された新たな恋愛の形とは?【シングルマザーの恋愛#55】

新しい恋愛の形は、意外にもシングルマザーにピッタリかも?

こんにちは。シングルマザー歴7年のあおいあんです。前回はOくんの”彼氏&彼女”に対しての持論を聞き、事実婚ならぬ”事実恋愛”を提案され、クリスマスプレゼントをもらうところまでお伝えしました。

その小さなBOXにはハイブランドの刻印があった。

私「ありがとう。でもこんな高価なものもらうわけにいかないよ」

Oくん「受け取るかどうかは開けて中身を見てから考えてよ」

恐る恐る開けてみると、中には腕時計が入っていた。一瞬リングだったらどうしようと思っていた私は、少しだけ安心した。

Oくん「どう?」

私「素敵」

Oくん「じゃあもらって。サイズ違いを俺もしてるから、唯一”付き合ってる”って証みたいになるのかな」

私「うん…。でももらうには高すぎるよ」

Oくん「大丈夫。これを励みに起業も頑張れるよ」

私「ねぇ、じゃあ私たちは付き合ってないけど、付き合ってるってこと? ん? まだ事実恋愛がピンとこないんだけど」

Oくん「そうだよね。普通の恋愛とは違うから、お互い希望を言い合いながら自分達の形を作っていこう」

私「じゃあ、例えば、今の私には息子が1番で、恋愛で悩むのが嫌なんだけどそれでもいいの?」

Oくん「いいよ。あんさんが恋愛で悩むのは何?」

一瞬、Rさんのことが頭によぎった。

私「元カノのこととか?」

Oくん「恋愛あるあるだね。元カノ、元カレはどちらにもいるでしょ。連絡を取って欲しくなければしないし、どうしても連絡しなきゃならない時も隠さずに先に言うよ。あとは?」

私「潔癖症じゃない?ミニマリストの部屋みたいになってない?」

Oくん「何それ?(笑) 潔癖症じゃないけど、汚部屋でもないかな。それだけ?」

私はまたRさんのことを思い出したが、それ以上出てこなかった。

私「本当に私でいいの?バツイチだし、子持ちだよ?」

Oくん「それはたまたまシングルマザーだっただけだと思ってる。息子くんも会った感じ気が合いそうだったし。あんさん、ネガティブを並べてこねくり回すより、楽しい時間をどれだけ作れるか、悩んだ方がいいと僕は思うな」

最後の言葉にハッとした。

私「そうだよね。私の母が厳しい人だから、石橋叩いて渡る癖がついてて…。じゃあとりあえずやってみようかな」

Oくん「ありがとう!そんな重く考えないでね。俺のために我慢や無理をせず、自分中心の生活を送って欲しいんだ。その中で俺があんさんの生活の一部に溶け込んでいけるのが、理想なんだけどね」

そう言い終わると、Oくんは店内にいた外国人の友達に大声で何か叫んだ。友達がこちらへやってきて、次々とお酒が運ばれてきた。何がなんだか分からないまま、Oくんも私も次々にお酒を飲んだ。

酔っ払った私を支えながら店を出ると、Oくんは

Oくん「このまま泊まっても大丈夫?」

私「いいよー」

言葉は分からなかったけど、友達たちが祝福をしてくれ、ご機嫌な私は何かが吹っ切れたかのようにふわふわしていた。

部屋に着くと、クリスマスのイルミネーションがキラキラ光る夜景が見えた。それを見た私はさらにテンションが高くなり、さっきもらった腕時計をつけOくんに見せびらかした。

私「綺麗だね~」

Oくん「ご機嫌だね」

そう言いながら、落ち着かない子どもを安心させるようにそっと抱きしめてきた。その胸板に男を感じて、ハッと我に帰った私。恥ずかしくなり離れようとしたら、腕を捕まれてお互いの時計を並べた。

Oくん「まずはお互いの人生を楽しもう。楽しいと感じた時にふとこの時計が目に入って、会いたいなと思えたらいいな」

私「うん」

Oくん「キスしていい?」

私「そういうの聞く?」

おかしくなって笑うとOくんが笑いながらキスをしてきた。まだ酔いの覚めない私は、Oくんの腕の中で支えられながらずっとキスをしていた。なんだかそれが心地よくて、気持ちよくて寝てしまいそうな中、Oくんの手が私の胸に差し掛かって…。

次回に続く

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あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。
▶︎ここに書き切れない子育ての悩みや、シンママに役立つ情報をアップ!Instagram

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