【連載:美人が飲む酒うまい酒】ミラノの著名シェフがオープンしたオステリアで…
この日訪れたのは東京・西麻布のネオ・オステリア『Le Api Osteria(レ アピ オステリア)』。イタリアのミシュラン「D‘O」のエグゼクティブシェフを10年務め、自身のオステリアをミラノで経営していた松本良英シェフが凱旋帰国し、オープンしたお店です。
そんなとっておきのレストランへ、南イタリアのプーリア州を代表する「サンマルツァーノ」主催のワインティスティングディナーにお呼ばれ。各種ワインとのマリアージュを楽しみます。
合わせたワインは「サンマルツァーノ」
前菜から、それぞれのお料理に合わせて…
・フルーティでミネラルを感じさせるメトド・クラシコ方式のスプマンテ「カルチェ スプマンテ メト ド クラシコ ブリュット」
・イタリア語で「彼女」という名の華やかな白「エッダ」
・創業50周年を記念してつくられた骨太なブレンド赤ワイン「コレッツィオーネ・チンクアンタ」
・2023年さくらワインコンクールでゴールドメダルも獲得、サンマルツァーノの看板である熟成された味わいの赤ワイン「セッサンタアンニ」
が供されました。
こちらは2024年5月発売予定の「トラマーリ ロゼ・ディ・プリミティーヴォサレント IGP」。限定ラベルがクールですよね。
プーリア出身の世界的に有名なファッションフォトグラファー、VOGUEのカバーやテイラー・スイフトの撮影もてがけるジャンパウロ・スクーラ氏の作品をコラージュしてつくったものだそう。軽やかな味わいで、花や、サクランボ、ラズベリーを彷彿とさせる香りがします。これから訪れる初夏にもぴったり。
シェフが教えてくれたお料理を残すときのとっておきマナー
一皿一皿が完成されていて、たっぷりとボリュームのあるお料理。そしてワインのマリアージュもピッタリで、時間を忘れて楽しんでいたわけなのですが、普段は食事のボリュームを抑えているので胃が小さくなっているのか、実は少しずつお腹がいっぱいに…。
と、シェフが素敵なことを教えてくださいました。
「galateo というイタリア語でエチケットを意味する言葉があります。
料理を残すこと自体が悪いことではないんです。
量が食べられない人は、少しずつ残し、端に寄せる。
それは次に繋げます、というメッセージです。
だから罪悪感はいりません。
楽しんでくださいね」
なんて優しいマナーなんでしょう。ダイエットをしている人にとってはうれしい会食知識!
ご一緒したのはみなさんご存知のスタイリスト・エディターの大草直子さん、FORZA STYLE編集長の干場義雅さん、モデルの櫻井貴史さん、山本修平さんなど、気心の知れたメンバー。イタリアから来日中のサンマルツァーノ・アジア/欧州担当エクスポートマネージャー、Alexとも久しぶりにゆっくり話ができました。
食事を少しずつ端に寄せて残しつつ、腹筋が割れるくらい笑ったからか、次の朝の体重計は現状維持。
ときにはドレスアップして、仲間たちと大笑いしながら美味しいものをいただくのも、ダイエットのコツかもしれません。
『Le Api Osteria』
東京都港区西麻布2の8の7 サングラータ西麻布Ⅱ1F
☎03・6419・7367
17:00~23:00(コース21:30LO)
定休日 日、月曜
プリフィックスコース¥10,000、おまかせコース¥13,000(サ込)
書き手
下河辺さやこ
(シモコウベサヤコ):小学館ユニバーサルメディア局コンテンツ事業推進センター 編集長。「小学館 ビューティ・プロジェクト」統括プロデューサー。小学館入社後、『Oggi』、『Domani』、『AneCan』、『Precious』の副編集長を経て、一橋大学大学院でMABを取得後、事業開発を行う現セクションへ。日本テレビ系『それって実際!? どうなの課』ほかテレビ、イベント出演多数。著書に「男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ」(主婦の友社)。インスタグラムアカウント:
https://www.instagram.com/sayako_shimokobe/