アパレル会社のECサイト運営から事務職に転職
——これまでの職歴を教えてください
「新卒で入社したのはアパレル系のECサイトを運営する会社。そこで3年くらい働いてから現在の会社に転職しました。小規模な会社で時間にも余裕が持てず、今後結婚や子育てすることを考えると、福利厚生などもっと条件のいい会社で働きたいと思ったのがきっかけで転職活動を始めました。今の会社は9年ほど勤めていて、子育てママも多く働きやすい環境です」(日野さん)
——現在の仕事内容を教えてください
「職種は営業事務です。商品を海外に輸出する会社で、営業が持ってきた案件の書類作成をしたり、お客さまとやりとりをしたり、業務のほとんどが事務作業。フルタイム勤務で働いていますが、コロナ以降はビル一棟だったオフィスから小さなにオフィスに移転してフリーデスクになったので、在宅ワークがメインになりました」(日野さん)
▲リモートワーク時の仕事スペースはダイニングテーブルの一角。「学童からたまに早く帰ってくると、長男もここで宿題をやったりしています」(日野さん)
仕事と育児を両立する「働くママ」として
——出産に際し、仕事を辞めることは考えませんでしたか?
「辞めることを考えたことはありません。産後、復帰したくないな…と少し思ったことはありますが(笑)、辞めたらつまらないだろうなって。仕事は続けたいし、結婚する前から自分は子どもが産まれても仕事を続けるタイプだろうと思っていました」(日野さん)
——現在の働く環境はどうですか?
「働くママも多く、ママへの理解がある会社だと思います。在宅勤務を取り入れてからは、子どもが学校や保育園を休んでも家で仕事ができるようになって、気持ちがすごくラクに。長男の時はよく休んでいて、それが申し訳なくて。いつも『ごめんなさい』『すみません』ばかり口にしていることがストレスだったんです。子どものお世話をしながらなのでカオスですし、業務を100%はこなせませんが、休まなくても働ける環境はありがたいですね」(日野さん)
——仕事で嫌なことがあった時のストレス発散法は?
「その場で感情的にならず、なるべく一旦置いて子どもが寝た後、夫に話します(笑)。働く大人としての意見をもらえますし、晩酌しながら話すだけでスッキリすることもあります」(日野さん)
——夫婦の家事分担はどうしていますか?
「夫は家事に協力的です。朝ごはんを作るのは私ですが、朝食を並べて後片付けをして食器を洗うのは夫の役目。長男が1歳くらいの時は何を食べさせればいいのかわからなかったようで、何を食べられるか、どんなことが大変なのか、なぜ食べる時にエプロンが必要なのかまで事細かに伝えました。以前は私が残業したい時、夕食にはこれとこれを出して温めてね、などあれこれ指示が必要だったのが、今は何も言わなくても夫が全てやってくれます。特に家事の担当は決めていませんが、気づいた方、手が空いている方がやる、が夫婦間での暗黙のルール。家事全般をやってくれるので、最近は『俺流』が出てきてぶつかることもあるくらいです(笑)。でも、家事に関しては夫への不満は何もありません!」(日野さん)
平日の日野さんのスケジュール
7時 起床・朝食
8時 長男登校&長女登園
8時10分 洗濯・メールチェック
9時 業務開始
12時 昼休憩
13時 午後の業務スタート
18時 業務終了
18時15分 保育園&学童のお迎え
18時30分 帰宅後お風呂&夕食
19時 長男の宿題チェック
19時15分 子どもたちの自由時間
20時 長女の寝かしつけ
21時 長男の寝かしつけ
21時半 自由時間
0時 就寝
「子どもが寝た後は晩酌しながら韓国ドラマを観たり、夫と一日あったことを報告しあったり。飲みながらダラダラ話して息抜きしてます。夫婦揃ってお酒好きで、もはや晩酌が趣味のような(笑)。韓国ドラマはコロナ禍に観始めてハマりました。どちらかというとロマンス系が好みで、推しの俳優がいるとかではありませんが、作品を観るのが好き。推しのドラマは『夫婦の世界』と『わかっていても』です!」(日野さん)
日野さんの通勤コーデはこちら!
▲アウター:バーバリー トップス:楽天で購入 パンツ:リエディ バッグ:セリーヌ 靴:ZARA
「週に1度の出社日はきれいめスタイルが基本。特に服装の規定はありませんが、オフィスで浮かないモノトーンコーデが定番です。シンプルな洋服が多いので、トレンド感や自分らしさは小物で足します。セリーヌのトートバッグは一昨年買ったもの。小さめサイズですが、意外と収納力があって飽きずに愛用しているお気に入りです!」(日野さん)
小学1年生の男の子と2歳の女の子を育てるママとして
——子育てをする上で意識していることはありますか?
「なるべく感情的に話さないこと、でしょうか。全然できていませんが、難しいからこそ心がけないとできないなと。具体的に何をしている、とかはないですが、とにかく心に留めておくようにしています。あとは、礼儀。できている、でいていないは関係なしに、きちんと挨拶をするとか、礼儀に関しては身に付くように毎日毎日子どもたちに伝えています」(日野さん)
▲週末はよく公園へ行くという日野さんファミリー。「ふたりとも外遊びが好きで、遊具で遊んだり虫捕りをしたり、お兄ちゃんはサッカーをしたり。5歳差の年の差兄妹が楽しめる公園を見つけるとうれしくなります」(日野さん)
▲定期的に撮っているという家族写真。「長男の小学校入学と長女の1歳記念で撮影しました。息子が1歳の時から同じカメラマンにお願いしています」(日野さん)
——お子さんは習い事をしていますか?
「長男は年長さんから公文とサッカーを習っています。夫がサッカーをやっていたので、週末の運動を兼ねて習わせてみたら本人がハマって。今は2つスクールに通っていることもあって、週末は長男のサッカーの付き添いで予定が埋まります。夏は暑いし冬は寒いし…で大変ですが、本人はとっても楽しそう。長女は2歳なのでまだ習い事はしていません」(日野さん)
日野さんの休日コーデはこちら!
▲ワンピース:ZARA バッグ:MM6 靴:ニューバランス
「休日は動きやすいことが第一条件! 走れるスニーカーとコーディネートいらずなワンピースで、ランチ後そのまま公園にも行けるスタイルです。ラクでもだらしなく見えない着こなしを心がけています」(日野さん)
撮影/黒石あみ ヘア&メイク/山口奈々(sui) 構成/村井 絢
※この記事のアイテムはすべて本人私物です。今シーズンのアイテムでないものもあります。メーカー・ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
日野 綾
アパレルECサイトでの勤務を経て、現在は営業事務の職をこなすフルタイム勤務のワーキングマザー。小1男児と2歳女児のママ。コロナ禍で韓国ドラマにハマり、子どもたちの就寝後晩酌しながら鑑賞するのが夜のお決まりルーティーン。
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