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2024.11.16

リセールとは?3つの関連語と併せて意味を理解しよう

欲しかったコンサートチケットが手に入らなかったり、行けなくなったコンサートのチケットを無駄にしたくないと思ったとき、役に立つのが「リセール」です。本記事では、リセールの意味や関連語とともに、リセールを行う際の注意点を解説します。

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リセールとはどういう意味?

「リセール」は、コンサートへの参加や観劇、スポーツ観戦を趣味にする人にとって身近な言葉なのではないでしょうか。しかし、立ち止まってどんな意味の言葉か考えたことがある人は、少数派かもしれません。そこで、「リセール」の意味や使い方について改めて解説します。

再販売・転売を指す言葉

リセールとは、一度仕入れた商品を再び販売することを意味する言葉です。英語の「re(再び)」と「sale(販売)」を組み合わせた「resale」が語源で、日本語では「再販売」や「転売」と訳されます。

リセール【resale】
1. 再販売。転売。
2. 回線リセール。→回線再販
小学館 『デジタル大辞泉』より引用

市場でリセールされる商品は多岐にわたります。書籍やゲームなど比較的安価なものから、中古車や高級腕時計といった値の張るものまで、幅広い商品がリセールの対象です。

リセールは単なる転売とは異なり、適切な手続きや規約に従って行われる正当な再販売を指すケースが多く見られます。ただし、一部の商品ではリセールが禁止されていることもあるため、注意が必要です。

リセールという言葉を使った例文

リセールという言葉は、さまざまな場面で使用されます。日常会話においては、下記のように使用されます。

・このブランドバッグはリセール価値が高いので、大切に使おう
・コンサートに行けなくなり、チケットをリセールサイトに出品した

また、ビジネスでは下記のような使い方をします。

・当社は、中古車のリセールに特化したサービスを展開中です
・彼女はリセールショップを開店し、古着や雑貨を販売しています

例文のとおり、リセールは再販売や転売に関連する状況で使われます。特に、商品価値や取引の形態を表現する際、便利な用語です。

リセールに関する言葉

スマホでチケットを買っているイラスト

(c)Adobe Stock

「リセール」には、ほかの言葉と合体した関連語がいくつか存在します。リセールの意味と併せて関連語の意味も理解しておけば、語彙力がもっと上昇するはずです。この項目では、関連する言葉を3つ紹介します。

チケットリセール

チケットリセールとは、コンサートやスポーツイベントなどのチケットを購入者が再販売することです。

主催者公認のプラットフォームを通じて行われることが多いため、安全性が高く不正転売の防止にも役立ちます。購入希望者にとっては、公式価格でチケットを入手できるチャンスが増えるのがメリットです。

一方で、注意点もあります。ひとつは、一部のイベントではリセール自体が禁止されている点です。また、リセールされたチケットによっては名義が元の購入者のままになっていることがあります。イベント当日、身分証明書の確認がある場合は注意が必要です。

リセールバリュー

リセールバリューとは、商品の再販売価値を指します。特に、自動車や高級時計などの高額商品で重要視される概念です。一例として新車を300万円で購入し、3年後に150万円で売却できた場合、その車のリセールバリューは50%となります。

リセールバリューが高い=将来的にいい条件で売却できる可能性が高いということです。そのため、商品購入時に重要な判断材料のひとつとなっています。

リセールバリューを左右する要素として、ブランド力・商品の希少性・使用状況・市場の需要などが挙げられます。たとえば限定モデルの高級腕時計は、その希少性からリセールバリューが高くなりがちです。

リセールマーケット

リセールマーケットは、中古品や未使用品の再販売が行われる市場を指します。近年、環境意識の高まりやシェアリングエコノミーの浸透により、急速に拡大しています。

リセールマーケットのメリットは、使わなくなった商品の循環を促進し、資源の有効活用につなげられる点です。消費者にとっては、通常よりも安く良質な商品を入手できるというメリットもあります。

ただし、偽造品の流通や、品質保証の問題といった課題も存在します。 トラブルに遭わないようにするためには、信頼できるプラットフォームの利用や、取引時に出品者をよく吟味することが重要です。

リセールを利用する際の注意点

ビックリマークが書かれた吹き出しがクリップでつるされている写真

(c)Adobe Stock

個人でリセールサービスを利用するときの注意点を解説します。注意点を把握しないままリセールサービスを使ってしまうと、思わぬトラブルに見舞われる可能性があるため注意が必要です。

公式リセールサイトを利用する

公式のリセールサイトを利用することが、安全な取引の鍵となります。チケットごとに定められた価格の範囲内で取引できるのに加えて、チケットが本物であることも保証されるため、詐欺被害のリスクが大幅に軽減されます。

また、公式リセールサイトの利用は、法令順守の観点からも重要です。日本では2019年6月に「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が施行されました。 この法律により、公式サイト以外でのチケットの高額転売は規制されています。

公式リセールサイトを利用することで安心して取引を行えるほか、法的トラブルも回避できるのです。

転売は違法になるケースがあると知っておく

リセールは基本的には合法ですが、違法となるケースもあります。特に、チケットの高額転売は法律で禁止されており、前述のチケット不正転売禁止法に違反した容疑で逮捕者が出ている事実は見逃せません。

また、商標権や著作権を侵害する商品の転売も違法です。偽ブランド品や海賊版の販売が、これに当たります。さらに、医薬品や海外化粧品など、医薬品医療機器等法によって規制されている商品のリセールも法律違反となります。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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