クリティカルイシュー
「クリティカルイシュー」は、英語で「critical issue」と書きます。
英語のcriticalには「重要な」「深刻な」といった意味があり、クリティカルイシューは「重要な課題」「深刻な問題点」とも言い換えられる言葉です。
重要な場面で使うと、深刻さが伝わります。しかし、全ての重要な問題に、「クリティカル」を付けなければならないわけではありません。日本語を交えて「重要なイシュー」「深刻なイシュー」と言うこともできます。
ソーシャルイシュー
「ソーシャルイシュー」に含まれる「ソーシャル」は、英語の「social」です。socialは「社会の」といった意味を持ちます。
「社会問題」「社会的事象」を表すときに使う言葉です。
「2024年のソーシャルイシューを紹介する」のように、起きている社会問題を示す用語として使われます。日本語の「社会問題」と使いどころはほぼ同じで、どちらを使っても支障はありません。
「イシュー」の類語

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イシューに似た意味を持つ英語を理解すると、使い分けに役立ちます。ビジネスシーンで適切な用語を使用するためにも、類語を把握しておきましょう。主な類語と、意味を解説します。
プロブレム
「プロブレム」は、英語の「problem」が由来となった言葉です。イシューと同じように、「問題」「課題」のような意味で使われます。
どちらも「問題」を表しますが、完全に同じ意味ではありません。イシューは主に、これから長い目で見て話し合うべき事象や、今後達成するべき事柄を表現します。
対してプロブレムは「すでに起こっている問題」「すぐに解決しなければならない問題」を示す言葉です。イシューとプロブレムは、使いどころが異なります。
マター
「マター」は、英語の「matter」が由来となったビジネス用語です。英語では「問題」「事柄」「責任」のような意味で使われます。
日本のビジネス用語では、個人名や役職名の後に付けて「〇〇マター」と表現することが一般的です。英語の意味とはやや異なり、「〇〇マター」には「〇〇(個人名や部署名など)が責任を持って対応する案件」といった意味があります。
「問題」という意味を含む点では共通点がありますが、マターは「責任」「担当する」といった意味で使われることが多い用語です。
「イシュー」は幅広い意味で使える用語
「イシュー」という用語は、英語の「issue」が由来です。主に「問題」を示す幅広い意味で使われています。
用語の意味を理解して、ビジネスシーンで役立てましょう。多くの意味を含む言葉のため、日本語に言い換えた方が周囲に意図が伝わりやすいケースもあります。
関連する用語や、類語も確認しておき、適切な表現を心掛けましょう。
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