オーナーシップとは何か
「オーナーシップ」は、ビジネスでよく耳にする言葉です。「リーダーシップ」に似た語感ですが、どのような意味があるのでしょうか?基本的な意味・定義を解説します。
「所有権」や「仕事に対する主体性」を指す言葉
オーナーシップの由来は、英語の「ownership」です。英語のownershipは、主に「所有権」という意味で使われます。英和辞典によると、以下のように定義されています。
ówner・shìp
[名][U](物・権利の)所有;所有権.private ownership
私有
小学館「プログレッシブ英和中辞典(第5版)」より引用
しかし、ビジネスで使う場合は、英語の意味から転じて、「仕事に対する主体性」や「仕事に対する責任感」などを指す言葉です。
リーダーシップと異なる点
オーナーシップもリーダーシップも、ビジネスで使用する場合、仕事への向き合い方を表します。
オーナーシップは、自分自身の仕事に対する主体性・責任感を表す言葉です。対して、リーダーシップは部下や同僚などを統率し、指揮しようとする姿勢を表します。
オーナーシップとリーダーシップでは、指揮・管理する対象が変わるといえるでしょう。自らの仕事の向き合い方を表現したい場合は、オーナーシップが適しています。
オーナーシップを発揮する人の特徴
オーナーシップを発揮し、仕事で活躍できる人とはどのような人なのでしょうか?主な特徴を紹介します。オーナーシップを持つことは、さまざまな場面で役立つはずです。
責任感を持って仕事をしている
オーナーシップは、仕事への責任感を意味する言葉です。つまり、責任感を持って仕事をしている人は、オーナーシップがあるといえます。
責任感がある人は、仕事を途中で投げ出さず、最後までやり遂げようとする意識を持っていることが多いはずです。妥協せず、納得いくまで仕事に向き合います。
責任感を持って仕事をすることで、完成度が高まり、評価にもつながるはずです。
向上心が強い
向上心が強い人は、仕事に対して真摯に向き合います。自ら学び、成長しようとする意識があり、オーナーシップを持っている人といえるでしょう。
向上心が強い人の中には、目的意識や目標を持っている人もいます。成長し、何らかの目的・目標を達成しようとしているからこそ、主体性が生まれるのです。
その目的・目標は、昇進や独立かもしれません。オーナーシップがある人は仕事に対して主体性を持ち、さまざまなことにチャレンジしていきます。
オーナーシップはなぜ必要なのか
オーナーシップは、なぜ必要とされているのでしょうか?企業や団体が、オーナーシップを持つ人材を必要とする理由を解説します。オーナーシップを持つ人材が組織にとってどのような影響を与えるのか理解していれば、所属する組織への貢献もしやすくなるでしょう。