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2021.03.15

「ご尽力」の意味と使い方とは? 類語や例文・英語表現までわかりやすく解説

ビジネス上でのやり取りで頻繁に出てくる「ご尽力」という言葉。基本的には、目上の人に対して使う言葉になるため間違った使い方をすると相手に不快感を与える可能性もあります。 そこで今回は、「ご尽力」の意味と正しい使い方をわかりやすく解説します。また、ビジネスシーンで役立つ例文や類語、英語表現までご紹介しているので状況に合わせて使ってみましょう。

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【目次】
 ・「ご尽力」の意味と使い方
 ・「お力添え」とは?「ご尽力」との違い
 ・目上の人に使える「ご尽力」の例文
 ・「ご尽力」と言い換えできる3つの類語
 ・「ご尽力」の英語表現2つ
 ・ビジネスの場でよく出る「ご尽力」を正しく使いこなそう!

「ご尽力」の意味と使い方

それでは、「ご尽力」の意味と使い方について説明します。「ご尽力」を使用するときの注意点にも触れているので、しっかり確認しましょう。

ご尽力

(C)Shutterstock.com

力を尽くす意味がある「ご尽力」

そもそも「尽力」とは、「精一杯努力する」「最大限の力で取り組む」という意味があります。この「尽力」に尊敬を表す「ご」を頭につけることで、上司や取引先など目上の人に対して使える丁寧な言い回しになるのです。

メールの文章や電話などの口頭でも使える言葉で、力を尽くしてくれた相手に対して感謝を伝えたいときに用いられます。また、自分の行動に対しても使える言葉のため、「これからも尽力していきます」など仕事に対する意気込みを伝えられるのも大きな特徴でしょう。

依頼の意味で使用しない

「ご尽力」は、依頼の意味を含ませて使用することはできません。例えば、「ご尽力お願いします」と相手に伝える人もいますが、これは間違いです。これでは、「私たちのために努力してください」と言っているようなものです。

取引先の社長や会社の代表者など目上の人に不快感を与えてしまうので、使用するときには十分に注意しなければいけません。「ご尽力」は、依頼の意を込めて使わないようにしましょう。

重複表現にならないように注意する

「ご尽力」を使用するときは、重複表現にならないように注意しましょう。重複表現とは、「馬から落馬する」「頭痛が痛い」など同じ意味の語を重ねて使うことです。「落馬」は、すでに「馬から落ちる」という意味があります。

そのため、落馬の前に「馬から」をつけると二重で説明していることになってしまうのです。「ご尽力」を使うときに「尽力を尽くす」と使用する人もいますが、これも重複表現にあたります。

自分の意気込みを伝える場面で使い方を間違えてしまうと頼りない印象を与えてしまう可能性もあるので、重複表現には十分に注意しましょう。

「お力添え」とは?「ご尽力」との違い

「ご尽力」の類語である「お力添え」を同じ意味で使う人も少なくありません。ただ、この2つは使い方がまったく異なりますので、ここでは「ご尽力」と「お力添え」の違いを紹介します。

ご尽力

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そもそも「お力添え」とは

「力添え」とは、「力を貸す」「協力する」という意味です。尊敬を示す「お」を「力添え」に付けることで敬語の表現になります。

例えば、仕事に奮闘しているときに取引先の協力が必要な場面が出てきたとしましょう。そんなときは、力を貸してもらえるよう先方に伝えることが必要です。こんな場面で「お力添え」が使われます。また、依頼だけでなくお礼の意味でも使えるのも大きな特徴です。

・日頃からお力添えを賜り、感謝しております
・〇〇のお力添えがあってこその成果です

「ご尽力」と「お力添え」の違い

「ご尽力」と「お力添え」の違いは、助けてもらうときの労力の程度です。例えば、「お力添え」は「助ける」の意味がありますが、「ご尽力」はただ単に助けるだけでなく「助けるために精一杯努力する」というニュアンスが含まれます。

目上の相手に対してどちらの言葉を使うかは、本人の判断次第です。ただ、決して力を入れて助けたわけでもないのに「ご尽力」と言われると、人によっては「嫌味かな?」と感じさせることもあるかもしれません。状況に合わせて適切な言葉を選択する必要があるでしょう。

目上の人に使える「ご尽力」の例文

次は、ビジネスの場面で役立つ「ご尽力」の例文をご紹介します。目上の人に対して使える表現なので、さまざまなシーンで活用しましょう。

ご尽力

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ご尽力いただき

「ご尽力いただき」は、目上の人の行動に対してお礼を伝えたいときに使える表現です。仕事が無事に終了したり目標を達成したりしたときには、取引先にしっかりお礼を伝えて次の仕事に繋がる対応を心がけましょう。

・この度は〇〇にご尽力いただき、感謝申し上げます
・〇〇には幅広くご尽力いただき、深く感謝いたします

一方、同僚や部下など同じ立場や地位が低い人には、「尽力してもらい」を用いることが一般的です。

ご尽力のおかげ

「ご尽力のおかげ」は、敬意を示した表現なので目上の人に対して使える表現です。この表現の良いところは、敬意を示しつつ感謝の気持ちを伝えられること。ビジネスだけでなく、プライベートでも使える表現でです。

・これもひとえに、〇〇のご尽力のおかげです
・〇〇のご尽力のおかげと厚く御礼申し上げます

「ご尽力」だけでも十分お礼の気持ちを伝えられます。しかし、「〜のおかげで」を付け加えることで尽力が強調されるため、より深い感謝の気持ちを伝えることができるのです。

ご尽力の賜物

「ご尽力の賜物」は、力を尽くしてもらったおかげて成し得た成果や恩恵のことをいいます。とても丁寧な表現で、取引先の社長や代表者など特別な地位にある人に最適なフレーズです。

・ご尽力の賜物と感謝申し上げます
・これもひとえに〇〇のご尽力の賜物です

「ご尽力のおかげ」と似ていますが、「ご尽力の賜物」のほうが丁寧な表現になるので日常生活ではあまり使われることがありません。また、話し言葉より書き言葉として使われることが多いです。

「ご尽力」と言い換えできる3つの類語

ここからは、「ご尽力」の類語として使える言葉を紹介します。ニュアンスが少しずつ異なるので、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。

ご尽力

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1:ご協力

「ご協力」は、ビジネスシーンで頻繁に出てきます。この表現は社内外問わず使用できることはもちろん、依頼や感謝を伝えたいときなど幅広く使える便利な言葉です。また、ビジネスのメールでも結びの言葉としても使われます。

・ご協力のほどよろしくお願いいたします
・ご協力賜りますよう、お願い申し上げます
・積極的にご協力賜り、感謝申し上げます

ただし、「ご協力」が使われるときは、他者が存在している状況でしか使用できません。一人で取り組んでいるときに「ご協力」は使えないので、間違って使わないように注意しましょう。

2:ご支援

「ご支援」は、「力を貸して助けること」を意味する敬語表現です。相手に支援をお願いしたり支援してもらって感謝の気持ちを伝えたりするときに「ご支援」を使用することが多いです。

・今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします
・ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
・いつもご支援いただき誠にありがとうございます

「ご支援」は、メールだけでなく口頭でもよく使われる表現です。また、畏まった「ご尽力」と少し軽い印象の「お力添え」の間の立ち位置になるので、どちらか使うのを迷ったときは「ご支援」を使用するのが望ましいでしょう。

3:ご助力

「ご助力」は、「力を添える」「力を貸す」という意味です。「助力」は自分が助けるときに使用しますが、頭に「ご」をつければ相手に依頼やお願いをする際に使うことができます。

・これもひとえに、皆様のご助力のおかげです
・御社の日頃のご助力に感謝いたします
・このプロジェクトには多くの方からもご助力いただきました

「ご助力させていただく」は、二重敬語になるので要注意です。目上の人に失礼な印象を与えることもあります。二重敬語は、無意識のうちに使っていることも多いので十分に注意しましょう。

「ご尽力」の英語表現2つ

ここからは、「ご尽力」と同じ意味を持つ英語表現をご紹介します。海外とのやり取りで役立つ表現なので覚えておきましょう。

ご尽力

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1:Help

日常会話でもよく出てくる「Help」ですが、実はビジネスの場面でも頻繁に使われる言葉です。意味は、「助ける」という意味で、「ご尽力」と言いたいときに使えます。

・We really appreciate your help.(皆様のご尽力に深く感謝申し上げます)
・I appreciate your support and help.(御社のご協力ご尽力に感謝いたします)

感謝の気持ちを伝えるとき、「Thank you for〜」が使用できます。しかし、ビジネスの場面では「感謝する」の意味がある「appreciate」のほうが相応しいです。

2:Support

「Support」は、「協力する」という意味です。ビジネスシーンでよく使用される言葉で、Helpと同じく「ご尽力」と伝えたいときに使えます。

・We look forward to your support.(ご尽力賜りますよう、お願い申し上げます)
・I am grateful for your support.(これからもご尽力いただけますと幸いです)

「We」と「I」の違いは、個人的に感謝の気持ちを伝えたいのか、それとも会社としてお礼を言いたいのかによって変わります。個人の場合は「I」、会社でお礼を伝えたいときは「We」を使いましょう。

ビジネスの場でよく出る「ご尽力」を正しく使いこなそう!

ご尽力

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仕事は人が協力して行うものなので、支援をしてもらった際には丁寧にお礼を伝えることが大切。そんなときに役立つ表現が、「ご尽力」です。また、「ご尽力」を使えば仕事に対する意気込みも伝えられます。正しく使いこなして取引先と良好な関係を築きましょう。

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