「ご連絡させていただきます」の正しい使い方とは?よくある例文や敬語表現をご紹介 | Domani

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2021.03.20

「ご連絡させていただきます」の正しい使い方とは?例文や敬語表現をご紹介

普段、馴染みのある言葉でも正しい使い方を意識することなく使っている場合があるでしょう。特にお客様や上司に対して使っている言葉を改めて思い返してみると、間違っていないか不安に感じる方が多いのではないでしょうか。 中でも様々なシーンで使う「ご連絡させていただきます」は、相手に失礼のない表現なのか迷う場合があると思います。 そこで本記事では「ご連絡させていただきます」についても意味やよくある例文、敬語表現、英語表現などについて解説します。

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【目次】
 ・「ご連絡させていただきます」の意味とは?
 ・「ご連絡させていただきます」のよくある例文
 ・正しい「連絡する」の敬語表現とは?
 ・「ご連絡させていただきます」の英語表現
 ・「ご連絡」を言い換えるとどうなる?
 ・「ご連絡させていただきます」を正しく使おう

「ご連絡させていただきます」の意味とは?

「ご連絡させていただきます」は時と場合により、失礼な表現にあたることがあります。まずは「ご連絡させていただきます」の意味について整理しましょう。

ご連絡させていただきます

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相手に許可を得て遠慮しつつ連絡すること

「ご連絡させていただきます」を日常の中で特に意識することなく使っている方も多いでしょう。「連絡させていただきます」は、相手に許可を得て遠慮しつつ連絡することを意味する言葉です。

「ご連絡させていただきます」の表現は「ご」「連絡」「させて」「いただきます」の4要素に分解することでより理解しやすくなります。

「ご」:丁寧語もしくは謙譲語を意味する接頭語
「連絡」:別々のものがつながることを意味する
「させて」:使役の助動詞
「いただきます」:もらうの謙譲語

それぞれの詳しい内容については後述しますのでご確認ください。

「させていただく」は相手の許可が必要

文化庁では「させていただく」は「相手の許可を受けて行う」「相手が何らかの恩恵を受ける」という2種類の条件を満たす場合にのみ使える言葉としています。つまり相手側が自分からの連絡を許可していない場合、「ご連絡させていただく」は間違った使い方ということです。

例えば「ご挨拶させていただきます」は「挨拶」については「相手の許可」や「恩恵」といった要素を含みません。あいさつや発表などの「相手の許可」が必要のない場合は正しい使い方とはいえないことを理解しておきましょう。

「ご連絡させていただく」は二重敬語にあたる

「ご連絡させていただく」は二重敬語にあたります。二重敬語とは、同種類の敬語が2つ以上含まれる表現のことです。敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

この3種類のうち、2種類および同種類が2回使われる表現は二重敬語です。前述の通り「ご連絡させていただく」を分解すると「ご」と「いただく」の謙譲語が2回使われており、二重敬語にあたります。

二重敬語の使用は、失礼な印象を与えたり、無礼と捉えられたりする場合もあるので注意しましょう。この場合の言い換えには「ご連絡します」や「連絡いたします」などがあります。

「ご連絡させていただきます」のよくある例文

ここからは「ご連絡させていただきます」によくある例文をいくつか紹介します。実際に使う場面を想定しながら確認しましょう。 

ご連絡させていただきます

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後ほどメールにてご連絡させていただきます

「後ほどメールにてご連絡させていただきます」は電話や対面でコミュニケーションをとった後に、メールで議事録や資料などを送付をする際に使うことが多いでしょう。

「後ほどご連絡させていただきます」は、何らかの要因で相手や自分の都合が悪くなり、話が途中で止まってしまった際に使う言い回しです。メールだけでなく、電話やチャットでの連絡の際にも利用できます。

こちらよりメールにてご連絡させていただきます

ビジネスシーンにおいては、先ほどの例文のようにメールの文中に「ご連絡させていただきます」を使うことがありますが、この場合、相手が普段からやりとりがある人でなければなりません。なぜなら「普段からやりとりがある=相手に許可を得て恩恵を受けている」という流れが成り立つからです。

また、場合によっては「させていただきました」と過去形にする場合もあります。たとえば、相手と連絡が取れずやむなく連絡した場合や、電話や面談の内容を確認する目的であれば「メールさせていただきました」とする形です。

当方初めてご連絡させていただきます

営業や問い合わせの電話など突然の連絡で使うことが多いのが「当方初めてご連絡させていただきます」という表現です。「連絡をする側が許可を取っていないことを、連絡を受けた側に対して申し訳ないと思っている」という意味があることは分かります。

しかし「相手の許可が必要」という条件からすると間違った使い方といえるでしょう。この場合の言い換えの例としては「当方初めて連絡いたします」とするのが一般的です。

正しい「連絡する」の敬語表現とは?

「ご連絡させていただく」という表現は敬語としてみれば不適切であることが理解できました。では「連絡する」の正しい敬語表現について見ていきましょう。

ご連絡させていただきます

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丁寧語の「ご連絡します」

「ご連絡します」の「ご」は謙譲語「ます」は丁寧語なので、正しい使い方です。主にビジネスシーンなどのメールや電話について「ご連絡します」を使うことが多いでしょう。「改めて」や「追って」を付けることでより丁寧な印象を与えます。

<「ご連絡します」の例文>

・弊社担当の田中より、後日ご連絡します。
・今回の商談結果はこちらから追ってご連絡します。

謙譲語+丁寧語の「連絡いたします」

次は「連絡いたします」です。「いたす」は謙譲語「ます」は丁寧語となっています。丁寧な印象を与える「連絡いたします」は相手を敬う表現です。相手からではなく、自分から先に何かをするという意味合いにあります。

ただし「ご連絡いたします」となると謙譲語を追加することになり、二重敬語となるので注意しましょう。

<「連絡いたします」の例文>

・来月の送別会の件で、連絡いたします。
・来年の経営戦略の件で明日連絡いたします。

謙譲語+丁寧語の「連絡申し上げます」

「連絡申し上げます」も謙譲語の「申し上げる」と丁寧語の「ます」の組み合わせのため正しい使い方と言えます。クライアントや上司など、目上の相手に対してお礼や謝罪をする場面で使うことが多いでしょう。こちらも「ご」をつけてしまうと二重敬語になります。

<「連絡申し上げます」の例文>

・商品の交換品につきましては発送日が確定次第、改めて連絡申し上げます。
・当事象については社内協議のうえ、折り返し連絡申し上げます。

謙譲語+丁寧語「連絡差し上げます」

「連絡差し上げます」謙譲語の「差し上げる」と丁寧語の「ます」の組み合わせなので、正しい使い方です。ただし敬語としては正しい表現であるものの「差し上げる」には「与える・やる」といった意味合いもあるため、相手に合わせて使う必要があるでしょう。

自分都合の連絡には向かない表現といえます。また「ご連絡差し上げます」も二重敬語になるので注意しましょう。

<「連絡差し上げます」の例文>

・準備ができ次第、連絡差し上げます。
・調査結果が出ましたら連絡差し上げます。

「ご連絡させていただきます」の英語表現

ここでは「ご連絡させていただきます」の英語表現の主なフレーズをご紹介します。

ご連絡させていただきます

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1:I’ll contact with you later:後で連絡します。

2:I’ll be in touch:連絡します

3:I’ll get back to you:折り返しご連絡します

このように「連絡する」の英語表現は多くの種類があることが分かります。

「ご連絡」を言い換えるとどうなる?

「ご連絡させていただきます」の「ご連絡」には似た言葉が多くあります。「ご連絡」を言い換えた場合の表現についても見ていきましょう。

ご連絡させていただきます

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書き言葉として使う「お知らせ」

「お知らせ」には「知らせること」「内容を通知すること」などの「ご連絡」と同じような意味があります。ただしこの2つの明確な違いはその使い方」にあるのです。「ご連絡」は口語、書き言葉の両方で表現できますが、「お知らせ」は書き言葉として使うことが一般的です。

目上の相手に対して使う「ご報告」

「報告」は何らかの任務に関する途中経過や結果を述べるという意味があり、「ご」を付けた「ご報告」とする場合は目上の相手に対して使います。「ご連絡」現在進行中のこと「ご報告」は完了したことを伝えるために使うとした方が理解しやすいかもしれません。

電話やメールに使うことが多い「ご一報」

「ご連絡」は「一報」にも言い換えることができます。「一報」には「初回」や「簡潔」に知らせるといった意味があります。「ご一報」は、クライアントに何らかの資料を提出する際や、見積書を提出した際の反応や確認したかどうかを知りたい時に「ご一報ください」などと使うことが多いです

また「大変恐れ入りますが」「大変恐縮ですが」などをつけることで、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。ほぼ同じ意味を持つこの2つの言葉ですが使い方に違いがあります。「ご連絡」は電話やメール「ご一報」は主に電話で使うことが多いです。

「ご連絡させていただきます」を正しく使おう

ご連絡させていただきます

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ここまで「ご連絡させていただきます」についての意味やよくある例文、敬語表現、英語表現などについて解説しました。敬語は使い方によって印象が大きく変わります。特にビジネスシーンのおいては使いやすいですが、間違いやすい表現のため注意が必要です。必ず場面や相手に合わせ、正しい日本語を使いましょう。

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