新品や競泳用水着は水通しや平干しで型崩れや劣化を防ぐのが基本。
競泳用水着ならではの洗濯のコツ
競泳用水着は、フィット感や伸縮性の保持が重要です。そのため、一般的な水着よりも「型崩れを避ける工夫」が求められます。使用後はなるべく早く流水で塩素や汗を流すのが理想です。
洗う際はぬるま湯に中性洗剤を少量溶かし、やさしく押し洗いをします。強く揉んだり、絞ったりすると生地のテンションが緩んでしまうため注意が必要です。乾かすときはタオルで水気を取った後、平らな場所に置いて陰干しします。ハンガー干しは、生地が重力で伸びてしまう原因になるため避けましょう。保管時は、湿気を防ぐために風通しのいい場所にしまうのがポイントです。

【目次】 [hide]
水着洗濯でよくある失敗とその防ぎ方
水着は洗濯の手順を少し誤るだけで、型崩れや変色などのトラブルにつながります。大切な一枚を長く使うには、「よくある失敗」を知り、その回避方法を知っておくことが肝要です。ここでは、初心者が陥りやすい洗濯時のミスと予防策を紹介します。

(c) Adobe Stock
型崩れを防ぐために注意すべきこと
よくあるのが、脱水時間を長く設定してしまうケースです。遠心力が強すぎると、生地が引き延ばされ、水着のフィット感が損なわれてしまいます。特に体にぴったり合うタイプほど影響が出やすいため、脱水は10〜20秒にとどめるのが安全です。
また、洗濯後にハンガーに吊るすと、濡れた生地の重みで下方向に伸びてしまうこともあります。干す際は平干し用のネットを使い、形を整えてから乾かすと、元のシルエットを保ちやすくなります。
色落ち・縮みを防ぐためのポイント
水着に使われる素材は、熱や化学成分に弱いものが多いため、熱いお湯で洗ったり、強い洗剤を使うと色あせや縮みの原因になります。とくに夏場はついシャワーの勢いで熱いまま洗ってしまうことがありますが、30℃以下の水温を意識すると安心です。
また、洗剤は中性の液体タイプを選ぶことで、繊維へのダメージを抑えられます。使用後に濡れたまま放置するのも避けたい行動です。ビニール袋などに入れたまま数時間経過すると、雑菌やカビの繁殖によって、生地が黄ばむこともあります。帰宅後はなるべく早く洗うか、少なくとも軽くすすいでから保管しましょう。
最後に
- 水着は汗・塩素・日焼け止めによるダメージを受けやすく、早めの洗濯が大切。
- 洗濯機を使うときは、ネット使用&脱水短時間が基本。柔軟剤はNG。
- 干し方・保管方法にも注意。平干し&風通しのいい場所が◎。
水着をきれいに長持ちさせるためには、洗い方や乾かし方にちょっとした工夫が必要です。洗濯機を上手に活用しながら、正しいケアを習慣づけることで、いつでも快適に水着を楽しめるようになります。
TOP・アイキャッチ・吹き出し画像/(c) Adobe Stock

あわせて読みたい