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WORK 雑学

2025.09.29

ベルトの穴を自分で開けたい!パンチを使う方法や身近な代用品を紹介

ベルトを買った後に、サイズが合わず穴を足したい場合もあるでしょう。自分でベルトの穴を開けるには何を使えばよいのでしょうか? 本記事では、基本となる「レザーパンチ」を使う方法のほか、代用できるアイテムとそれぞれの使い方を解説します。見た目をきれいに仕上げるコツも、ぜひ参考にしてみてください。

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ベルトの穴を自分で開けるには

レザーパンチでベルトに穴を開けている写真
(c)Adobe Stock

サイズの合わないベルトの穴開けは、専門店に頼むのが確実です。しかし、急いでいたり近くに専門店がなかったりする場合は自分で開けるしかありません。

今回はそんなピンチに陥ったときのために、ベルトに追加で穴を開ける方法を紹介します。まずは基本となる、専用アイテムを使った方法を見ていきましょう。

レザーパンチを使うのがベスト

革ベルトの穴開けには、「レザーパンチ(パンチ・ポンチとも呼ぶ)」という道具を使うのが理想です。レザーパンチとは、ベルトなどの革製品に穴を開けるために作られた専用アイテム。いくつかタイプがありますが、柄の部分を握って力を加えるだけで穴が開くタイプと、ペンのように細く上からハンマーで押し込むタイプが主流です。

柄を握るタイプなら、力に自信がない人でも簡単に使えるというメリットがあります。ペンタイプは何サイズかセットになっているものが多いので、既存のベルト穴と大きさを合わせやすいでしょう。

レザーパンチは一部の100円ショップやホームセンターのほか、ネット通販でも買えます。ただ、検索の仕方によっては事務用品の穴開けパンチが引っかかってしまうので、「ベルト パンチ」などベルトに関連した言葉と組み合わせるのがおすすめです。

レザーパンチを使った穴開けの手順

レザーパンチでベルトに穴を開ける方法は、次のとおりです。

<必要な道具>
・レザーパンチ(パンチのタイプによってはハンマー)
・メジャー
・ボールペンなど印を付けるもの(できるだけベルトの色に近く目立ちにくいものか、後から消せるものが理想)

<手順>
1.ウエストに巻いて穴を開ける位置を決める
2.穴を開けたい位置にボールペンなどで印を付ける
3.印を付けた位置にレザーパンチをセットして穴を開ける

手伝ってくれる人がいる、もしくは家族などほかの人のベルトに穴を開ける場合は、ウエストに巻く人と印をつける人で役割分担しながら進めましょう。自分で巻いて印を付けると、どうしても位置がズレやすくなってしまいます。

レザーパンチ以外でベルトの穴開けに使える道具は?

キリで板に穴を開けている女性の写真
(c)Adobe Stock

レザーパンチは、どの家庭にもある道具ではありません。明日着けていくベルトに穴を開けたい・わざわざパンチを買うのがもったいないという場合は、より身近なアイテムで代用する方法があります。代用として使える道具3種類と、それぞれの使い方を見ていきましょう。

レザーパンチ以外でベルトの穴開けに使える道具
  1. キリ
  2. 目打ち
  3. アイスピック

キリ

キリは先が細く尖った木工用の工具です。レザーパンチと違って丸い穴が開くわけではありませんが、キリで小さな穴を開けた後にドライバーなどで広げれば、ベルトの穴ができます。

なお、キリといっても複数種類があり、ベルトの穴開けに適しているのは「四ツ目錐(よつめぎり)」と呼ばれるタイプです。特殊なタイプですので持っている人は少ないかもしれませんが、刃が円筒形に丸まっている「坪錐(つぼぎり)」なら、サイズさえ合えばパンチのように丸い穴が開けられます。

どのキリでも、穴を開けるときは回しながら押し込むようにするのがコツです。

目打ち

目打ちは裁縫に使う道具です。普段裁縫をしない人でも、学生時代に使っていた裁縫セットを持っているなら、中に入っている可能性があります。

具体的には、袋物を裏返したときの角出しや、糸をほどくときに使う道具です。先端が円すい形に尖っているため、ベルトの穴開けにも使えます。こちらも小さな穴しか開けられないので、キリと同様小さな穴を作った後にドライバーなど別の工具で広げましょう。

裁縫道具の写真。左端に目打ちが置かれている
(c)Adobe Stock

アイスピック

アイスピックは氷を割るための調理器具です。自宅でカクテルやウイスキーを楽しむ家庭なら、持っている可能性が高いでしょう。

アイスピックはキリや目打ちと違って、「砕く」ための道具です。持ち手が太く力を入れやすいほか、種類によってはハンマーでたたくことも可能というメリットがあります。

使い方としては、まずベルトの穴を開けたい位置にペンで円を描きます。続いて、その円に沿ってアイスピックで複数の穴を開けましょう。その後ドライバーやカッターなどで切り抜くと、丸いベルト穴ができます。

ベルトの穴をきれいに開けるコツ

紙やすりの写真
(c)Adobe Stock

たとえ自分でベルトの穴を開けることになっても、何とか見た目はきれいに仕上げたいもの。特にスーツに使うベルトはピンが通った穴まで見えるシーンが多いため、開け方が悪いと目立ってしまいます。専門店に頼んだときと同じとはいかなくても、できるだけきれいに穴を開けるコツを知っておくと便利です。

穴の間隔を均等にする

ベルトの穴の間隔は、均等であることがスタンダードです。追加した穴だけ間隔が違うと、ベルトが見えたときに見栄えが悪くなってしまいます。穴開けの前に適当な位置で印を付けてしまえば、均等な間隔で穴が開きません。

それを防ぐためには、既存の穴の間隔をあらかじめ測っておいて、ウエストに巻いて位置を決めるときに同じ間隔にするとよいでしょう。同じ間隔だとフィットしない場合でも、できるだけ既存のベルト穴の幅と近い位置に印を付けたほうがきれいに見えます。

小さめに開けて穴の周りにヤスリをかける

ベルト穴はピンを出し入れする場所のため、長く使っていると広がってしまいます。ピンより穴が大きくなりすぎるとあまり見栄えが良くありませんので、最初は既存の穴より小さめに開けるのがおすすめです。

また、代用品を使った場合は穴の縁がきれいに仕上がらないことがあります。穴を開けた後はヤスリをかけておくと、縁が滑らかになって見た目が良くなるでしょう。

まとめ

レディースベルトの写真

(c)Adobe Stock

  1. ベルトの穴を自分で開けるときは、専用の道具であるレザーパンチを使うのが理想

  2. レザーパンチがない場合、キリや目打ち・アイスピックで代用することもできる

  3. 自分でベルトの穴をきれいに開けるには、穴の間隔を均等にし、小さめに穴を開けた後ヤスリをかけるとよい

せっかくベルトを買ったのに、着けてみたらサイズが緩かったというときには残念な気持ちになるかもしれません。ただ、専門店に頼めない場合でも自分でベルトに穴を開けることは可能です。少しの手間と工夫で、好みのサイズにカスタマイズしてみましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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