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2025.10.11

はちみつは身近なもので代用できる!代用アイデア4選とそれぞれの換算方法を解説

はちみつはお菓子作りの材料や甘味料・料理の甘み付けとして使用される食材。家庭で広く活用されていますので、切らして困る場合もあるのではないでしょうか。本記事では、はちみつの代用品になる調味料と、それぞれの換算方法を解説します。用途に合わせた代用アイデアを、はちみつがないときの参考にしてみてください。

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はちみつは代用できる!

花にとまるミツバチの写真
(c)Adobe Stock

お菓子作りをしようと思ったら、レシピに必要なはちみつを切らしていたというケースもあるでしょう。そんなときは、家にありそうなほかのアイテムで代用できます。はじめに、はちみつの原料や特徴をおさらいし、代用における注意点などを紹介します。

はちみつの特徴や代用時の注意点
  1. はちみつとは?
  2. 風味を完全に再現するのは難しい

はちみつとは?

はちみつは原料である花の蜜に含まれたショ糖が、ミツバチの酵素によって果糖とブドウ糖に分解されてできたものです。主にお菓子作りや料理で、甘みを加えるために使われます。

果糖はショ糖より甘みが強めですが、元がショ糖なのでほぼ同じと考えても問題ないでしょう。ショ糖を含むものなら、若干甘みが薄くなる場合はあるものの、甘み付けとして代用可能です。

風味を完全に再現するのは難しい

はちみつは、原料となる蜜を作る花の種類によって、それぞれ独自の風味を生み出します。特に1種類の花から採れるはちみつ「単花蜜」は、その花特有の香りを楽しめるのが魅力です。

複数の花から集めた「百花蜜」の場合、花の香りが混ざり合ってはちみつの香りを作っています。実際、ヨーグルトにかけたり飲み物に混ぜたりするとき、あの特有の香りを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

代用品がたとえ果糖とブドウ糖をはちみつと同じ割合で含んでいたとしても、花の香りまで再現することはできません。代用するときは、風味が変わることを念頭に置いて使いましょう。

はちみつの代用になる調味料4選

山の形に盛られた佐藤の写真
(c)Adobe Stock

はちみつが手元になく、買いに行く時間もないときは、家庭にあるもので代用するのも一つの手。おすすめの代用アイデア4つと、それぞれどの程度使えば甘みが同じになるのか換算方法をチェックしましょう。また、向いている用途も紹介しています。

はちみつの代用になる調味料4選
  1. 砂糖
  2. ガムシロップ
  3. メープルシロップ
  4. みりん

砂糖

一般的に売られている砂糖(上白糖)は、ショ糖を主成分としています。原料はテンサイやサトウキビです。はちみつより甘みは弱いものの、十分に代用できます。

上白糖はもちろん、グラニュー糖や三温糖・てんさい糖などほかの砂糖でも代用可能です。甘みにクセがないので、お菓子作りでも料理の甘み付けでも代わりとして使えます。ただ、焼き菓子に使う場合は、はちみつを使ったときより焼き上がりの色が薄くなる点に注意が必要です。

砂糖で代用するときの換算方法

砂糖ははちみつより甘みが少ないため、同じ甘さにしたい場合はレシピの分量を換算して代用しましょう。

グラム数で考える場合ははちみつの約1.3倍、大さじや小さじで考える場合は約3倍が目安です。ちなみに、はちみつと砂糖では比重が違うため、グラム数と大さじ・小さじで換算方法が大きく変わってきます。

砂糖の種類によっても甘みの感じ方が若干違うことから、最適な分量は試して見つけるのがベストです。焼き菓子のように、完成まで口に入れるのが難しい場合を除いて、味見をしながら少しずつ加えるとよいでしょう。

ガムシロップ

コーヒーや紅茶に入れるガムシロップも、はちみつの代用品として使えます。市販されているガムシロップの原料は、多くの場合「果糖ブドウ糖液糖」です。

果糖ブドウ糖液糖が55%以上のものなら、甘みは砂糖とほとんど同じとされています。砂糖と同じ換算方法で代用すれば、はちみつを使ったときと同じ甘さになるでしょう。クセがなく混ぜやすいので、お菓子にも料理にも代用しやすいという強みがあるアイテムです。

メープルシロップ

メープルシロップは、カエデの樹液を煮詰めて作ったシロップです。独特の香りがあり、はちみつより若干甘さを感じにくいでしょう。はちみつと比べてサラッとしているので、ヨーグルトやパンケーキにかける用途での代用に便利です。

お菓子に混ぜ込む場合は、はちみつを使ったときより色が濃く仕上がることに注意しましょう。換算の目安は、グラム数ではちみつの約1.25倍です。

みりん

和風の料理(特に煮付けなどの魚料理)に代用したいときは、みりんがおすすめです。中でも、もち米や米こうじ・焼酎やアルコールを熟成させた本みりんには、ブドウ糖やオリゴ糖といった複数の糖類が含まれています。

みりんには、臭みを消したり照りを出すなど、はちみつと同様の効果があります。ただ、甘さははちみつの約1/7とかなり控えめ。

はちみつの約7倍のみりんを入れると水分が多くなるほか、みりん独特の風味が強くなりすぎてしまうでしょう。砂糖と併用するのが現実的です。

まとめ

瓶に入ったハチミツをスプーンですくっている写真
(c)Adobe Stock

お菓子や料理作りに広く使われるはちみつは、身近な食材で代用が可能です。はちみつが持つ花の香りこそ再現できないものの、甘み付けや照り出し・臭み消しなどほかの効果は代用品でも実感できます。

代用品を使うときは、甘みの違いに注意が必要です。重さで言えば砂糖やガムシロップなら約1.3倍、メープルシロップは約1.25倍で換算できます。みりんは約7倍入れなければ同じ甘さにならないので、砂糖と併用するのがおすすめです。

はちみつが手元になくてもお菓子作りや料理をあきらめたくないときは、紹介した代用アイデアを活用してみてください。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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