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2025.10.04

「銀杏」の栄養を正しく理解する|効果・注意点・食べ方まで安心解説【専門家監修】

秋の味覚「銀杏(ぎんなん)」は、美容や健康にうれしい栄養がぎゅっと詰まった小さな実。疲労回復やむくみ対策に役立つ一方、食べすぎると中毒を引き起こすことも…。この記事では、銀杏の栄養効果・適量・食べ方・保存法までを専門家監修でわかりやすく解説します。安全に楽しむヒントを知って、秋の食卓をより豊かにしましょう。

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Summary

  • 銀杏はビタミンB群・カリウムなど栄養が豊富
  • 疲労回復・むくみ改善・抗酸化作用に期待できる
  • 加熱・保存の工夫で安全に秋の味覚を楽しめる

秋の街角でふと香る独特の香り。黄色く色づいた銀杏並木を歩くと、思わず手に取りたくなるのが「銀杏(ぎんなん)」です。茶碗蒸しや炊き込みご飯、焼き銀杏など、ほんのり苦味のある味わいは、秋の食卓に季節感を添えてくれる特別な存在。

けれど、「栄養豊富と聞くけれど実際どんな成分が入っているの?」「子どもに食べさせても大丈夫?」と疑問に思ったことはありませんか? 銀杏は美容や健康にうれしい栄養を含む一方で、食べ方や量を間違えると体に負担をかけることもある食材です。

本記事では、銀杏に含まれる栄養や期待できる効能、そして安心して楽しむための食べ方・保存法までをまとめました。秋の味覚を家族で楽しむために、ぜひ参考にしてください。

銀杏の栄養と効能を知る|体にうれしい成分のはたらき

体にどのような栄養をもたらすのかを知れば、銀杏を安心して取り入れられます。ここでは、主な栄養成分と効能を整理して紹介していきましょう。

銀杏に含まれる主な栄養成分とは?

銀杏には、私たちの体を健やかに保つための成分がギュッと詰まっています。特に注目したいのが ビタミンB群。

ビタミンB1やB6は、糖質を効率よくエネルギーに変えるサポートをしてくれるため、疲れにくい体づくりに役立ちます。

さらに、塩分の摂りすぎを調整してくれるカリウムも豊富。これは、むくみが気になる女性にとって心強い存在です。

加えて、銀杏は植物性たんぱく質を含むため、肌のハリや筋肉の維持にも一役買います。シンプルで小さな粒なのに「栄養の宝石箱」ともいえる食材なのです。

いちょう並木
(c)Adobe Stock

期待される効能と体への働き

銀杏に含まれる栄養は、次のような健康・美容効果が期待できます。

● 疲労感を和らげ、集中力をキープ
● むくみの改善をサポート
● 抗酸化作用によるエイジングケア効果

特に抗酸化成分は、活性酸素のはたらきを抑えることで、体の「サビ」を防いでくれるのが魅力。ストレスや忙しさで乱れがちな40代女性のライフスタイルに、心強いサポートとなるでしょう。

銀杏は、ビタミンB群やカリウムが疲労回復やむくみ改善に貢献

食べ過ぎに注意|安全な摂取量とリスク

栄養豊富な一方で、食べ過ぎにはリスクがあります。ここでは適量と注意点をわかりやすく示します。

どれくらい食べるのが適量?

おいしいからといってパクパク食べすぎるのはNG。目安として1日あたり

● 成人…5〜10粒程度
● 子ども…1〜2粒程度

が安心とされています。

特にお子さんは、銀杏の成分に敏感に反応することがあるため、与える量はごく少なめに。家族で食べるときは「数を決めてから」盛り付けるのがおすすめです。

食べ過ぎによる体調不良のリスク

銀杏には「メチルピリドキシン」という成分が含まれており、摂りすぎると吐き気やめまい、頭痛などの症状が出ることがあります。これはビタミンB6の働きを阻害するために起こるもので、子どもや高齢者ほど影響を受けやすいとされています。

体調がすぐれないときは摂取を控え、万一体に異変を感じたら早めに医療機関へ。安全に楽しむためには「食べすぎない」ことが一番のルールです。

安全に楽しむための工夫

安心して銀杏を取り入れるためには、

● 必ずしっかり加熱する
● 空腹時は避ける
● 食事の一品として少量を添える

ことが大切です。

茶碗蒸しや炊き込みご飯に数粒加えるだけで、食卓がぐっと秋らしく華やぎます。調理の一工夫すれば、銀杏の魅力を安心して存分に味わえますよ。

銀杏 葉
(c)Adobe Stock

1日あたり成人は10粒以内、子どもは1〜2粒が安心の目安

銀杏をおいしく健康的に食べる工夫

せっかくの栄養を無駄にしないために、食べ方や保存の工夫が大切です。家庭で役立つ実用的な方法を紹介します。

調理のポイントとおすすめの食べ方

銀杏は、加熱することでホクホクとした食感と香ばしさが増します。人気の「焼き銀杏」は、封筒に入れて電子レンジで加熱するだけ。膨らんだらすぐ取り出すのがコツです。

また、茶碗蒸しのアクセントや、秋の炊き込みご飯に彩りとして加えるのもおすすめ。炒め物にさっと入れれば、ちょっとしたごちそう感を演出できます。

銀杏
(c)Adobe Stock

保存方法で変わる鮮度と栄養

鮮度を保つには、殻付きのまま新聞紙に包み、冷暗所に置くのが基本。ただし長期保存には向かないため、使いきれない分は冷凍保存がおすすめです。

殻をむいて冷凍しておけば、凍ったまま調理に使えるのでとても便利。旬の時期にまとめて下処理しておけば、日々の食事に取り入れやすくなります。保存の工夫次第で、銀杏を長く楽しむことができますよ。

最後に

POINT

  • 銀杏は栄養価が高く「秋の栄養の宝石箱」
  • 疲労回復や抗酸化作用など体にうれしい効果がある
  • 適量を守らないと中毒症状を起こす危険性がある

銀杏は、秋の風物詩であるだけでなく、美容や健康にもプラスになる栄養豊富な食材です。ただし食べすぎは体に負担をかけることもあるため、適量を守ることが大切。

調理や保存の工夫を取り入れれば、安心して季節の恵みを楽しむことができます。仕事や家事に忙しい日々のなかでも、秋らしい彩りを食卓に添えて、体と心をほっと満たしてみてはいかがでしょうか。

TOP・アイキャッチ・吹き出し画像/(c) Adobe Stock

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監修

木村吏江(きむらりえ)

・デトックスアロマリンパマッサージ Lieru オーナーセラピスト
・オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師
・ファスティングマイスター学院京都下鴨支部長
・プロフェッショナルファスティングマイスター
・健康美容食育指導士
・フランス式アロマライフスタイルテラピスト
・タカラジェンヌ、アスリートの施術やファスティングサポートも多数
HP:http://lieru39.com

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