Summary
- 「一難去ってまた一難」は、災難や困難が続けて起こることを表すことわざです。
- ビジネスでは「課題が立て続けに発生しています」など事実を伝える言い換えが効果的です。
- 英語では “from smoke into smother” が近い意味を持つ表現です。
トラブルが片づいた直後に、次の困りごとが重なる場面は少なくありません。「一難去ってまた一難」は、連続する不運や厄介ごとを簡潔に伝える言い回しです。ことわざとしての位置づけ、職場での使用可否、丁寧な言い換え、英語表現まで整理して紹介します。
忙しい毎日でも迷わず選べる表現を、身につけていきましょう。
「一難去ってまた一難」の意味を理解する
まずは、「一難去ってまた一難」の意味と使い方を整理していきましょう。
読み方と意味の確認
「一難去ってまた一難」の読み方は、「いちなんさってまたいちなん」。古くから使われてきたことわざで、「災難や困難が次々に起こること」を意味します。
一難(いちなん)去(さ)ってまた一難(いちなん)
一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
一難去ってまた一難は、困難が続く現実を描くことわざ。
日常会話やビジネスでの使い方を例文でチェック!
ここでは「一難去ってまた一難」の使い方を例文とともに確認していきましょう。
クレーム対応がようやく片づいたと思ったら、今度はシステム障害…。まさに一難去ってまた一難だ。
一つの仕事上の問題が解決した直後に、次のトラブルが起こる典型的なビジネスシーンの例。「まさに一難去ってまた一難だ」と嘆く形で使われます。

台風が過ぎてほっとしたのも束の間、翌日は大雨警報。一難去ってまた一難だ。
自然災害など連続する災難を表す用法。「ほっとしたのも束の間」という表現が、安堵から再び困難へという流れを強調しています。
子どもの受験が終わって安心したのに、今度は親の介護問題が出てきた。一難去ってまた一難だ。
生活の中で問題が続く場面にもよく使われます。長期的な負担や責任の重なりを表す時に自然な表現ですね。
類語や言い換え表現で広がる使い方
「一難去ってまた一難」と似た表現は多くあります。けれども、どの言葉も少しずつ響きが異なります。ここでは、意味の近いことわざや、ビジネスの場でも使いやすい言い換えを整理し、相手や場面に合わせた使い方を考えます。
似た意味を持つことわざ
似た意味を持つ言葉として、「踏んだり蹴ったり」「弱り目に祟り目」「泣き面に蜂」などがよく知られています。いずれも「不運が重なる」状況を描いていますよ。
「踏んだり蹴ったり」は、身に起こる災難が立て続けに重なる様子を表すものです。「弱り目に祟り目」は、弱ったときに、さらに災難にあうこと。不運が重なること。
「泣き面に蜂」は、痛かったり悲しかったりして泣いているところで顔を蜂に刺されて、一層つらい思いをする。困っている上にさらに困ったことが加わることのたとえです。


