Summary
- 「力戦奮闘」とは、力を尽くして奮闘すること。
- 読み方は「りきせんふんとう」。
- 類語は「奮励努力」「粉骨砕身」。
「力戦奮闘」は、力を尽くして物事に取り組むことを示す四字熟語です。使い方がわかれば、ビジネスシーンでも活用できる言葉ですよ。
この記事では、意味と使いどころ、言い換えや英語表現まで、実務で迷わず選べる形で整理します。
「力戦奮闘」の読み方と意味
まずは、「力戦奮闘」の正確な意味を辞書の情報に基づきながら整理していきましょう。
読み方と意味を辞書で確認!
「力戦奮闘」は「力を尽くして努力すること」「全力で奮闘すること」を表す四字熟語です。読みは「りきせんふんとう」。感情や評価を伴わず、事実としての努力の程度を述べる場面で用いられます。
辞書では次のように説明されていますよ。
りきせん‐ふんとう 【力戦奮闘】
解説・用例
〔名〕
力いっぱい努力して戦うこと。
一部引用:『日本国語大辞典』(小学館)

「力戦奮闘」とは力を尽くして努力すること!
仕事や会話でどう使う? 「力戦奮闘」を使った例文を紹介
意味が分かっていても、「どんな文脈で使えるのか」が分かりづらいこともあります。ここでは、ビジネスや日常会話で使える例文を紹介し、語の使いどころをイメージしやすいよう整理します。
例文1|部署全体の努力を示す
「今回のプロジェクトは、チーム全員の力戦奮闘によって予定通り完了しました」
部署やチームが全力で取り組んだ事実を淡々と述べる形で使います。主観的な評価を避け、取り組みの程度を客観的に伝えたいときに適した表現です。
例文2|個人の取り組みを述べる
「新人ながら、任された業務に力戦奮闘している様子が伝わってきます」
努力の方向性を述べる際に使用できます。「頑張っている」という主観的評価ではなく、「奮闘している」という事実を簡潔に示せます。
例文3|困難な状況での奮闘を述べる
「トラブル発生後も、担当者が力戦奮闘し、早期解決につなげました」
「全力で対応した」という状況を、過度な評価語を使わずに伝えられる表現です。

類語・言い換え表現・対義語
「力戦奮闘」と似た意味を持つ四字熟語や対義語も覚えておくと、語彙力が増すでしょう。ここでは、類語と対義語を紹介します。
類語|「奮励努力」「粉骨砕身」
奮励努力(ふんれいどりょく):気力を奮い起こして努力すること。
粉骨砕身(ふんこつさいしん):骨身を惜しまず努力すること。
いずれも「力を尽くして努力する」という意味が共通しています。


