頬がこけて見える人、面長な人は毛先をふわっとさせて丸みをつける
「年齢とともに頬がこけてきて、老けて見える」というのが中目友理さん(33歳)のお悩み。硬く、多く、太い髪質だからニュアンスがつけにくく、ストレートのロングヘアをキープしていたそう。
このお悩みに対して、LANVERYの代表の菅野太一朗さんは「肩の長さにして毛先をふんわりさせれば、横への広がりが出て、痩せた輪郭をカバーできます。健康的な印象に見せることもできますよ」。中目さんは出産によるおでこの切れ毛も気にしているとのことで、太一朗さんは「前髪を長めに作って斜めに流せば、ボリュームアップして見えます」と提案。
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Hair Data
【オーダー方法】
肩ラインの長さのワンレングスベース。前髪はチークラインで流れるようにカットして、トップのみレイヤーを入れます。毛量が多い場合、内側の毛量をしっかり削って軽く見せて。カラーは、ダメージが少なくツヤの出る薬剤をセレクトし、6トーンのアッシュに。
【スタイリング方法】
ヘアアイロンで襟足だけを外ハネ、全体は内巻きにする。その後、表面の毛束をところどころ細い束で取り、外ハネに巻く。ヘアクリームを両手に広げ、毛先からもみ込むようにしてなじませる。手ぐしで前髪を流すように整えて完成。
「ベースはストレート。毛先を少し巻くだけで雰囲気が出るし、ダークカラーの髪色でも重く見えません」と太一朗さん。硬めの髪質の人は頑張って動きを出そうとせず、毛先にニュアンスをつけるだけのほうが無理なくおさまります。
【担当】LANVERY 代表 菅野太一朗さん
Domani2/3月号「どうせなら美人系ボブにしたい♡」より
撮影/藤原 宏(Pygmy Company) スタイリスト/兵藤千尋 メーク/久保フユミ・甲斐美穂(ROI) 構成/斉藤裕子