ボードゲームで記憶力や創造力が鍛えられる⁉
親子や友達と一緒に遊べるボードゲームですが、実は頭の回転を速くする仕掛けがたくさん。ルールが複雑になればなるほど記憶力や想像力が求められるので、年齢にあったボードゲームを子どもに与えることは知育にもつながるようです。
【6、7歳から遊べるボードゲーム】
たこアラーム
たこの足を避けながらお魚タイルを集めていくゲーム。船を進めながらお魚チップを集めていくのですが、赤い子だこチップをめくり、子だこが自分の船がいる海域にやってくると「たこアラーム」発令! 巨大な親だこ(イエロー)が子だこを助けにやって来ます。すると、親だこの触手によって船が転倒し食料がこぼれ落ちてしまうので、船長は食料チップを1枚失うことに・・・。だれかの食料チップがすべてなくなったらゲーム終了。その時点でいちばん多く生き物チップをもっている人が勝ちです。上手に生き物チップを集めていくには記憶力が重要になるので、神経衰弱を応用したボードゲームというイメージ。
キャプテン・リノ
ウノ風のカードゲームにバランスゲームの要素が加わったパーティーゲーム。2~5人用のゲームで、ひとり5枚ずつ屋根カードが配られます。順番に、壁をつくってから屋根カードを上に重ねていき、最初に屋根カードを使い切った人が勝ち。ウノのようにスキップカードやリバースカードなどのカードがあるのですが、中でもいちばん楽しいのが「キャプテン・リノカード」。このカードを使うと、次の人はスーパーヒーローのリノをカードの上に乗せなくてはいけないというルール。ビルが崩れてしまったら負けなので、リノをカードの上にのせるときは、ハラハラ・・・。紙製のカードですが、かなり高くまで積みあがるので、親子で盛り上がれますよ!
魔法のラビリンス
記憶力を頼りに、壁の見えない魔法の迷路を進んで紋章を集めていくゲーム。2人~4人用のゲームで、プレイヤーは好きな色のコマを選びます。コマの裏には磁石が付いているので、プレイヤーはボードを挟んでコマにボールをぶら下げます。サイコロを振り、魔法の紋章に向かってコマを進めていくのですが、魔法の迷路の壁は見えません。ボードが2層になっていて、下にある壁にぶつかるとボールが落ちてしまう・・・という仕組み。その場合は、またスタートからやり直しです。壁の位置を覚えながら魔法の紋章を5つ集めたプレイヤーの勝ち。2011年、ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞しただけあり、ワクワクする仕掛けが詰まったゲーム。
【8、9歳から遊べるボードゲーム】
カルカソンヌJ
城、道、草原などが描かれたタイルを順に並べて、地図のようなものをつくり上げていきます。その過程でポイントを獲得していき、いちばん勢力の強いプレイヤーが勝ち。長い道や大きな城を完成させれば高ポイントを得られますが、途中で邪魔をされることもあるので見極めが肝心。このゲームは世界大会が開かれているほど世界中にファンの多いゲームですが、ルール自体は簡単なので、小学生でも楽しむことができます。戦略だけでなく運も必要になってくるので、初心者でも勝つ可能性がある名作ゲーム。2001年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞。
グラビティ・メイズ
論理的思考力や問題解決力、数学的思考力といった「考える力」を育むためのゲームを開発しているシンクファンから登場した、玉が転がる道を考えて遊ぶ立体的な迷路ゲーム。スタートとゴールが設定されたお題カードを見て、16マスのボードのどこに何色のブロックを置くかを考え、玉の道を決めていきます。頭の中で玉がどう転がっていくかをイメージしながら進める必要があるため、頭を柔軟にしてくれそう!
大人でも難しそうなゲームもありましたが、一緒に考えたり失敗するのも楽しいはず! 家族団らんの時間や親戚が集まる日などに、みんなで挑戦してみてください。
あわせて読みたい
▶知育にも! 2、3歳から遊べる人気ボードゲーム5選
▶こんなおもしろい地球儀あったんだ!AR技術を使った「飛び出す地球儀」が話題