アヒル口で口輪筋を鍛える
口角が下がりやすくなる原因の一つに、唇を開閉する役目を担う筋肉である「口輪筋」の衰えがあげられます。次のトレーニング手順をマスターして、口輪筋を鍛えてみましょう。
1.両手の人差し指と親指で、両側から唇全体をつまみ、口角を内側に軽く寄せながら少し上げます。「口角が鼻の下~あごの中間より少し上」にある状態が望ましい位置です。
2.上唇をさらに寄せて縮め、口が少し開いたアヒル口のような形にします。「3~5秒間」キープを1セットとして、5回程度繰り返しましょう。
慣れてくれば、手を使わずに筋肉だけで実践できるようになります。口角下がりだけでなく、上唇にできる梅干しジワが気になる人も挑戦してみる価値ありです。
口角を上げるメイク術
トレーニングだけでなく、メイクでも口角が上がったような笑い顔を演出することが可能です。即効性があり、簡単にできるテクニックを二つ紹介します。
コンシーラーとリップでへの字口対策
口角が自然と上がっているように見えるメイクテクニックをマスターしましょう。手順は以下の通りです。
1.コンシーラーで口角周りの黒ずみを隠します。塗った後は指でぼかしましょう。「肌よりワントーン明るいコンシーラー」なら、皮膚の薄い下唇をきれいに削れます。
2.リップライナーで口角部分に「くの字」を描きます。口角が少し上がるように、シャープに角度を付けることが重要です。
3.薄いブラウンのアイブロウパウダーで、口角の端へ上方向へラインを加えましょう。口角を上げたときに唇が横に広がるくらいの幅でOKです。
4.唇にリップを塗ります。実際の輪郭よりやや広めに塗り、ボリューミーに見せましょう。口角の上にハイライトを入れて、立体的なリップを演出すれば完成です。
チークで印象を変える
顔全体に立体感を出し、肌そのものも明るく見せるなど、チークはさまざまな役割を果たしてくれるメイクアイテムです。明るめのピンク系を選べば頬が紅潮したように明るく見えるうえ、顔全体が華やいで気になるくすみも取り除いてくれます。
「頬骨の少し下」を沿うように斜めに入れるのがポイントです。「頬骨の1番高い位置から少し内側の部分」にチークの中心を置くことで、より高いリフトアップ見せが狙えます。ブラシにチークを取ったら「黒目の下」と「小鼻の外側」の延長線が交わる部分へ場所を定めると位置取りが簡単です。
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取り入れたい生活習慣
日々の生活で取り組めることや意識しておきたいことを解説します。粘り強く実践し続ければ、徐々に成果が現れてきます。
表情筋を意識して生活しよう
日常のさまざまな場面で、表情筋がよく動くように意識してみましょう。生活の中で表情を頻繁に変化させれば、それだけ表情筋も鍛えられます。
たとえば、食事の際に噛む回数を現在の倍くらいに増やすことは効果を実感しやすい方法です。食べる行為は、顔回りの筋肉にとって非常に複雑な動きの組み合わせになっています。さまざまな角度から口周りの筋肉が鍛えられます。人と話すときにも、意識的に大きく口を開けて話したり笑ったりします。
普段からぼそぼそと口先だけ動かしてしゃべるような人は、はじめのうちはこわばりを感じることも珍しくありません。このように、何気ない暮らしの中にも口角を上げるためのヒントはたくさんあります。
スキマ時間でツボ押し
口の周りや頬の筋肉にあるツボを刺激することも、スキマ時間に口角を刺激するのに有効な方法です。顔にある四つのツボを以下に紹介します。
・「顴(けん)リョウ」左右の目尻の下にある、頬骨がへこんだ部分
・「承漿(しょうしょう)」下唇の真ん中~あごを結んだ中心部分
・「地倉(ちそう」左右の口角の端から指1本分下の部分
・「迎香(げいこう)」左右の小鼻の真横部分
上から順に、綿棒などで押すと効果的です。痛くならない程度に押した状態で「各部位10秒1セット」を1日3~4回チャレンジしてみましょう。
ストレスを溜めない
最後に「なぜ口角を上げたいと思ったのか」もう一度よく考えてみましょう。「いつも微笑んでいるような表情で周囲に明るい印象を与えたい」のがその主たる理由です。どんなに筋肉を鍛えても、どれだけメイクで口角が描けても最終的に内面から自然に生み出される笑顔にはかないません。
日頃から前向きな気持ちで過ごし、できるだけストレスを溜め込まないようにします。明るくポジティブな人と接する機会を増やすのも効果的です。毎日食事ができて学校・仕事・家事などを頑張れる環境があり、夜に暖かい布団で寝られることだけでも十分恵まれています。日常の小さな幸せを感じながら生活できれば、自然と口角も上がって笑顔になれるはずです。
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