【目次】
・口角が上がった女性は魅力的
・口角を上げるトレーニング
・口角を上げるメイク術
・取り入れたい生活習慣
口角が上がった女性は魅力的
初めて会った人からの印象がよくなかったり周囲からいつも怒っているように見られたりする人は、自分の口角を意識してみることが改善への1歩です。口角を上げることで女性特有のやわらかい笑みをたたえた口元が叶います。真顔でも魅力的な表情で、会う人に明るい印象を持ってもらうことが可能です。
表情が人に与える印象とは
人の印象を決める要素は、顔立ち・服装・声色など、いろいろなポイントがあげられます。なかでも、大きな割合を占める要素が「表情」と言えるのではないでしょうか?どんなに顔立ちが整った人でも、さえない表情では印象が悪く見られます。一方で、美男美女と言えるような見た目ではなくても、さわやかな表情で過ごしている人は好印象です。
人とのコミュニケーションは、言葉を発する前に、お互いの表情を読み取ることから始まります。表情を作るために必要となる主な顔のパーツは「目」「眉」「口角」です。眉や口角の上下動や笑ったときにできる目の横のしわから、喜怒哀楽がうかがえます。「自分の表情を変化させてよりよい印象を与えたい」と思うなら、この三つのパーツを意識することが重要です。
口角を上げるメリットは?
口角を上げることでさまざまなメリットがあります。口角を上げると顔全体も一緒に持ち上がり、キュッと引き締まったような印象を与えるのに有効です。「表情筋」が鍛えられるため、普段からも口角の上げ下げがラクにできます。意識して笑顔を作らなくても常に微笑んでいるような表情でいられると、周囲からの評価が変わっていくはずです。
男性だけでなく女性からも「あの人、いつも楽しそうで素敵だな」と魅力的な人間に見られます。自分自身も常に笑顔で過ごすことでポジティブな感情が働き、精神的に安定しやすくなる好循環です。脳がリラックスしたり「楽しい」と感じたりする状態が長くなり、気持ちも落ちにくくなります。
老けない人ってどんな人?いつまでも若くてキレイな人の美習慣とNG習慣を徹底解剖
口角を上げるトレーニング
いつでも簡単に実践できるトレーニングを三つ紹介します。自然に口角上がりが実感できるようになるまで、毎日繰り返すのがおすすめです。
頬や瞼のたるみ、ほうれい線…気になる衰えは「顔ヨガ」で本当に解決できるのか!? 実践してみたら…【「顔ヨガ」で理想の女性に! 番外編】 | Domani
顔ヨガで豊かな表情筋を手に入れよう
口角アップにアプローチできる顔ヨガにチャレンジしてみましょう。毎日何度も繰り返すことで、表情筋が豊かになります。トレーニングの手順は以下の通りです。
1.顔を正面に向け「前歯が8本程度見えるくらい」まで口角を上げます。
2.ニッコリと笑ったような口元をつくり、目線は上に向けましょう。
3.口の形を保ちながら舌を出し「舌先を鼻の頭に付けるような感覚」で上に向けて尖らせます。
4.舌の形を崩さないようにしたまま、左側へ移動させます。このとき、口角が下がらないように注意しましょう。
5.同じように右側へ移動させます。
※「3往復で1セット」として、1日何回やってもOKです。
口角は横に引くのではなく「上に引き上げる」のがポイントです。舌の筋肉を動かすことであごの周りが刺激されるため、たるみが気になる人も取り入れてみてはいかがでしょうか?
たるみ、ほうれい線、下がりまぶた…気になる表情筋の衰えに【顔ヨガ】がいいんです? | Domani
棒をくわえてトレーニング
顔の筋肉だけで口角を上げることが難しい場合は、細長い棒状のものをくわえるトレーニングが効果的です。割り箸やペンなどを口にくわえて、2~3分程度そのままの状態をキープします。
できるだけ「奥の歯でくわえる」ように意識して「い」のような口の形をつくることがカギです。自然に口角をグッと引き上げた状態になります。
割り箸の位置よりも口角が上にくるのが理想です。2~3分が長いと感じる場合は、30秒程度から始めても問題ありません。
この方法で痛みや辛さを感じる人は、口角を上に上げる「口角挙筋」や外方向へ引き上げる「大頬骨筋」が弱っている可能性があります。
ただ「ラクにできない人にこそ向いたトレーニング」とも言えるエクササイズです。慣れてきたら割り箸やペンがなくても、自然に口角を上げた状態を保てるようになります。
アヒル口で口輪筋を鍛える
口角が下がりやすくなる原因の一つに、唇を開閉する役目を担う筋肉である「口輪筋」の衰えがあげられます。次のトレーニング手順をマスターして、口輪筋を鍛えてみましょう。
1.両手の人差し指と親指で、両側から唇全体をつまみ、口角を内側に軽く寄せながら少し上げます。「口角が鼻の下~あごの中間より少し上」にある状態が望ましい位置です。
2.上唇をさらに寄せて縮め、口が少し開いたアヒル口のような形にします。「3~5秒間」キープを1セットとして、5回程度繰り返しましょう。
慣れてくれば、手を使わずに筋肉だけで実践できるようになります。口角下がりだけでなく、上唇にできる梅干しジワが気になる人も挑戦してみる価値ありです。
口角を上げるメイク術
トレーニングだけでなく、メイクでも口角が上がったような笑い顔を演出することが可能です。即効性があり、簡単にできるテクニックを二つ紹介します。
コンシーラーとリップでへの字口対策
口角が自然と上がっているように見えるメイクテクニックをマスターしましょう。手順は以下の通りです。
1.コンシーラーで口角周りの黒ずみを隠します。塗った後は指でぼかしましょう。「肌よりワントーン明るいコンシーラー」なら、皮膚の薄い下唇をきれいに削れます。
2.リップライナーで口角部分に「くの字」を描きます。口角が少し上がるように、シャープに角度を付けることが重要です。
3.薄いブラウンのアイブロウパウダーで、口角の端へ上方向へラインを加えましょう。口角を上げたときに唇が横に広がるくらいの幅でOKです。
4.唇にリップを塗ります。実際の輪郭よりやや広めに塗り、ボリューミーに見せましょう。口角の上にハイライトを入れて、立体的なリップを演出すれば完成です。
チークで印象を変える
顔全体に立体感を出し、肌そのものも明るく見せるなど、チークはさまざまな役割を果たしてくれるメイクアイテムです。明るめのピンク系を選べば頬が紅潮したように明るく見えるうえ、顔全体が華やいで気になるくすみも取り除いてくれます。
「頬骨の少し下」を沿うように斜めに入れるのがポイントです。「頬骨の1番高い位置から少し内側の部分」にチークの中心を置くことで、より高いリフトアップ見せが狙えます。ブラシにチークを取ったら「黒目の下」と「小鼻の外側」の延長線が交わる部分へ場所を定めると位置取りが簡単です。
化粧の仕方を更新!大人がかわいくなるためのメイク方法と持っておくべき化粧品まとめ | Domani
取り入れたい生活習慣
日々の生活で取り組めることや意識しておきたいことを解説します。粘り強く実践し続ければ、徐々に成果が現れてきます。
表情筋を意識して生活しよう
日常のさまざまな場面で、表情筋がよく動くように意識してみましょう。生活の中で表情を頻繁に変化させれば、それだけ表情筋も鍛えられます。
たとえば、食事の際に噛む回数を現在の倍くらいに増やすことは効果を実感しやすい方法です。食べる行為は、顔回りの筋肉にとって非常に複雑な動きの組み合わせになっています。さまざまな角度から口周りの筋肉が鍛えられます。人と話すときにも、意識的に大きく口を開けて話したり笑ったりします。
普段からぼそぼそと口先だけ動かしてしゃべるような人は、はじめのうちはこわばりを感じることも珍しくありません。このように、何気ない暮らしの中にも口角を上げるためのヒントはたくさんあります。
スキマ時間でツボ押し
口の周りや頬の筋肉にあるツボを刺激することも、スキマ時間に口角を刺激するのに有効な方法です。顔にある四つのツボを以下に紹介します。
・「顴(けん)リョウ」左右の目尻の下にある、頬骨がへこんだ部分
・「承漿(しょうしょう)」下唇の真ん中~あごを結んだ中心部分
・「地倉(ちそう」左右の口角の端から指1本分下の部分
・「迎香(げいこう)」左右の小鼻の真横部分
上から順に、綿棒などで押すと効果的です。痛くならない程度に押した状態で「各部位10秒1セット」を1日3~4回チャレンジしてみましょう。
ストレスを溜めない
最後に「なぜ口角を上げたいと思ったのか」もう一度よく考えてみましょう。「いつも微笑んでいるような表情で周囲に明るい印象を与えたい」のがその主たる理由です。どんなに筋肉を鍛えても、どれだけメイクで口角が描けても最終的に内面から自然に生み出される笑顔にはかないません。
日頃から前向きな気持ちで過ごし、できるだけストレスを溜め込まないようにします。明るくポジティブな人と接する機会を増やすのも効果的です。毎日食事ができて学校・仕事・家事などを頑張れる環境があり、夜に暖かい布団で寝られることだけでも十分恵まれています。日常の小さな幸せを感じながら生活できれば、自然と口角も上がって笑顔になれるはずです。
老け顔に見えないメイクやヘアは? 【老け顔にならないためのちょっとしたコツ】
あわせて読みたい
▶︎美人顔の特徴や条件は?今すぐ実践したい、美人度をあげるメイク術
▶︎この知的美人顔、実は目元にとある「仕込み」をしております
写真/(C)Shutterstock.com
Domaniの試し読み・購入はこちらへ