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【目次】
【ベースメイク】大人の肌は「ツヤ感」が命!
透明感のあるベースメイクで軽ツヤ肌を作る
大人のベースメイクのトレンドはやはり「透明感」と「ツヤ」。クリアなツヤ肌は若く見えるし、抜け感カラーのアイメイクやセミマットリップなど、今どきポイントメイクも映える顔になります。
\How to/
明るい透明肌を作る化粧下地を中央部分にのみ薄く塗ります。
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次に、押し込むイメージでクッションファンデーションを重ねます。下地で明るくなった肌を自然なトーンに。
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崩れないツヤ肌を作るマル秘ベースメイクテク
ツヤ肌を意識するとメイクが崩れてしまうのでは?と不安な方は「濡れスポンジ」を使ってベースメイクを完成させましょう!ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんに、そのテクニックを教えてもらいました!
「崩れないためには『下地もファンデーションも薄く重ねて密着させること』が大事で、それには“濡れスポンジ”が欠かせません。水で濡らして絞ったスポンジを使うと“薄膜でムラなく塗布”がノーテクニックで叶いますし、肌がひんやりしてキメがキュッと締まるので密着力がアップ。“濡れスポンジ”は美ツヤ肌にもなれるので忙しい40代こそ使って欲しいです。100円ショップなどで20〜30個入りで売っているのでぜひ一度試してみてください」(佐伯さん)
\How to/
「下地のトーンアップ効果でくすみや薄いシミなどを飛ばしてキメを整えておくため、使用量の目安はパール粒(約8mm)2個分。この量で全顔に塗ります。(量が多すぎるのも崩れる原因になるので要注意!)」(佐伯さん)
「下地を指のはらにとり、顔の内側から外側に向けて塗り広げます。頰・額・あご・鼻や目まわりなどパパッとスピーディに広げたら、濡れスポンジでトントンしてフィットさせます。濡れスポンジは、水を含ませるとふくらむ厚手タイプを使い、水気をしっかり絞ってから使うのがポイントです。スポンジでスタンプするイメージで肌に垂直にあて、全顔をトントンします。とくに崩れやすいTゾーンや小鼻、頰の内側、あごは丁寧に行い、下地がはがれないよう力の入れ過ぎにも注意しましょう」(佐伯さん)
「下地で肌のアラを飛ばしているので、ファンデーションはパール粒(約8mm)1個分でOK。手の甲にパール粒1個分をとったら、下地で使った濡れスポンジでファンデーションを半分程度とり、毛穴やシミの悩みが多い頰の内側からトントンとつけ、外側へ向けなじませます。残りのファンデーションをスポンジにとり、反対側の頰も同様に。スポンジに残ったファンデーションで鼻、額、あごの順につけ、フェイスラインや髪の生え際はサッとなじませる程度にします」(佐伯さん)
「マスク着用時に意外と崩れやすいのが眉間や眉の上。マスクから出る呼気があたって蒸れやすく、ファンデーションがとれてしまうときちんと感を損なってしまいます。そこでファンデーションを塗った後、眉の上にコンシーラーを薄く塗るのがベター。眉間の上部分も少し塗ります。コンシーラーはファンデーションよりも硬く、カバー力があるので蒸れても落ちにくいんです。米粒1つ分程度のごく少量を眉間と眉の上に薄く塗ってなじませます」(佐伯さん)
「ルースパウダーは肌をサラッとさせるだけでなく、先につけたファンデーションやコンシーラーをしっかり固定させる効果もありますので、ベースメイクの最後にぜひ使いましょう。夏は軽やかでツヤ感のある仕上がりがマッチするので、大きめのブラシでつけるのがおすすめ。ルースパウダーをケースごと逆さまにして底を2〜3回トントンとたたいて蓋に粉を出したら、蓋の中でブラシを何度もクルクルして粉をまんべんなく含ませます。崩れやすいT ゾーン、頰の内側、フェイスラインなどにパッパッと払うようにしてブラシを動かして塗布。頬骨の高い位置は、ツヤをキープするためごく軽くつける程度でOKです」(佐伯さん)
ハイライトでツヤを作るのも有効
ツヤ肌はハイライトを使うのも有効です。ただしあくまで入れるのは「ミニマムな光」。小さな光を5つのスポットに入れることで、上品なツヤ肌が叶います。
\How to/
まずは鼻筋を通して鼻を高く見せるため、鼻の高い部分にポンとハイライトをオン。
さらに目尻下の小さなくぼみに光を集めれば、目尻をクッと上げてたるみを目立たせない効果が。
チークの上につや玉をのせるイメージで、頬骨の一番高い部分へピンポイントでオン。これだけで頬が上がって見えます。
最後は眉頭下のくぼみと眉山下に光を仕込んで。これだけでまぶたが上がって見え、柔らかな表情も作れます。
【アイブロウ】もっさり見えを解消する鍵は「立体感」
まずはベストな眉の位置を確認
まずは眉の起点と終点を見つけましょう。起点は鼻に指をピタリとつけたときの、指の終わりの部分。
終点は口角と目尻を結んだ延長線上の部分。ブラシの柄などを使って確認してみて。
立体感のある美眉づくりプロセス
佐伯さん曰く、眉メイクで大事なのはとにかく「立体感」!のっぺりとした質感の眉毛にさせないためには、「眉メイクの下処理をすること」「アイテムの単品使いを止めること」などが挙げられるそう。
\How to/
「眉毛のなかに入り込んでいる下地やファンデーションをスクリューブラシで取ります。眉頭から眉尻まで、ブラシを左右に動かして払い取るようにしっかりオフしたら、眉頭から眉尻へ毛流れを整えます」(佐伯さん)
「フェイスパウダーをつけると眉毛の中がサラサラになり、アイブロウの色がキレイにつきます。ブラシにフェイスパウダーを含ませ、手の甲でトントンとなじませてから眉毛に塗布。眉頭から眉尻までブラシをクルクル動かしてフェイスパウダーをつけたら、最後に毛流れを整えます」(佐伯さん)
「眉の形と色味を整えるためにアイブロウパウダーを使います。アイブロウペンシルを使う人も多いですが、ペンシルで描くときの筆圧が強いと眉毛が抜けてしまうことがあるのでパウダーがおすすめ。アイブロウブラシは薄く平たいブラシを使うと、細かい部分までキレイに描けます。眉頭は抜かし、眉の上と下を描き足して形を整えます。ブラシで一気に線を描くのではなく、5mm程度の線をちょこちょこと描くようにしましょう。眉全体にパウダーをつけるときもブラシでちょこちょことつけます。今っぽい眉にするなら“ストレートで、眉山はなだらかなアーチ形”ですが、自分の眉に自然に沿う形でもOKです。ただし、長すぎる眉尻は古臭く見えるので要注意。眉尻は、口角→目尻の延長線上よりも内側で収めましょう」(佐伯さん)
「毛が少なくて地肌が見える部分はアイブロウリキッドで描き足します。ここもペンシルではなくリキッドがおすすめです。眉頭を描くときは上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下向きと毛の向きに合わせます。2〜3mm幅でちょこちょこ描くと、自然に増毛したように見えます。眉頭を描きすぎると『海苔眉』になるので気をつけましょう」(佐伯さん)
「立体感のためにも自眉のハリコシをアップさせます。マスカラを塗るときの向きも大切です。眉頭から眉山へ横向きにつけるのは毛が寝てしまうのでNG!眉頭は上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下にと、ブラシを細かく動かすことを心がけて。とくに大人は眉頭がポイントで、40代になるとまぶたが重く見えがちですが、眉頭を上向きにしっかり立てることで解消できます」(佐伯さん)
【アイメイク】いきいきとした「血色カラー」でパッと明るく
大人は甘すぎず親しみやすい血色カラーを使って
目力のあるアイメイクもいいですが、30代40代は温もりある明るい目元のほうが、ポジティブ感が増してGOOD!とくに職場でのアイメイクは「近寄り難い雰囲気」にならないよう、ぜひ血色カラーで親しみやすさを演出しましょう。
\How to/
まずはコーラルベージュを大きめのブラシに取ったら、アイホールよりややオーバーめにふわっとのせます。ブラシを左右に何度か動かし、しっかりフィットさせましょう。
次に同じ色の濃淡を加え、メリハリを出します。コーラルベージュを今度は薬指に取り、黒目の上から目尻までトントンとのせます。目尻にいくにつれ幅を広げるイメージでのせましょう。
下まぶたはパールベージュで明るさと優しい陰影を与えます。細く平たいブラシに取ったら、黒目の下→目尻→目頭の順にブラシを動かしましょう。
さりげないメリハリを生む「アイライン」と「マスカラ」
親しみやすさにも凛々しさは必要。キリッと端正な印象は、アイラインとマスカラで出しましょう。
\How to/
ダークブラウンのペンシルアイライナーを使って、目頭から目尻1/3までまつ毛の間をうめていきましょう。まぶたのキワにはラインを引かなくてOK。目尻1/3から端まではまぶたのキワに細い線を引きます。目尻のみ陰影をつけることで、凛々しく知的なムードが漂います。
マスカラは深みのあるブラウンをチョイス。上まつげ全体を扇形に広げながら塗ります。その後、黒目の上だけ重ね塗りを。根元から上に向けてしっかり立ち上げるようにして。
【チーク】キレ良く「シャープな形」で頬にオン
肌の疲労感を目立たせないメリハリチークの入れ方
目元が柔らかな分、頬や口元も血色カラーだけで構成すると、場合によってはぼんやりしてしまいがち。そこで色を入れる形や範囲で「キレ」を作るのが、メリハリを生むポイントになります。
\How to/
大きめのブラシにチークを取ったら、まずは手の甲でトントン。チークを入れるスタート地点は目尻の下の頰骨部分です。ここからこめかみに向けブラシの先で叩き込むように色をのせましょう。こめかみまでのせたらリターンし、頬の内側まで同じようにトントン色をのせていきます。そのままブラシの先を少し下にずらし、再度こめかみまで入れていきましょう。
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【リップ】唇がぼやけてはダメ!「口角」をキュッと上げて
ブラシを使って丁寧に仕上げるのがコツ
口元は目元同様、視線が向けられやすい部分。きちんと感のウエイトを占めるパーツなので、はみ出しやがたつき、左右非対称がないよう、ブラシを使って丁寧に仕上げる必要があります。
\How to/
リップをブラシに取ったら軽くティッシュオフし、ブラシ両端の角をしっかり作ります。唇の中央にブラシをのせたら輪郭に沿って塗り広げ、口角まで丁寧に塗っていきましょう。途中、リップを足す際もその都度ブラシをティッシュオフし、角を作ることを忘れずに。
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