【目次】
・手作りキャンドルの魅力
・キャンドル材料を詳しく紹介
・材料別キャンドルの作り方
・キャンドル作りをさらに楽しもう
手作りキャンドルの魅力
手作りキャンドルには、手作りだからこそ味わえるたくさんの魅力が秘められています。手作りキャンドルのメリットを紹介します。
好みの色や香りでアレンジを楽しめる
既製品のキャンドルでは、デザインや香りの選択肢が限られています。「このデザインは好きだけれど、香りが苦手」「探している色がない」といったことも少なくありません。
その点、手作りキャンドルであれば、理想のデザインや香りをイメージ通りに実現できます。色合いや香りを細かく調整したり、既製品では見られない独創的なデザインにしてみたりと、さまざまな挑戦ができます。
材料は100均で揃う
必要な材料が100均などの身近な場で揃えられるというのも、キャンドル作りの魅力です。以下のように、100均で購入できる物だけで、手作りキャンドルができます。
・ろうそく
・鍋
・ボウル
・クレヨン
・カッターナイフ
・紙コップ
・割り箸
手作りキャンドルのために売られている「キャンドルワックス」だけでなく、100均にある既製品のろうそくを溶かして固めるだけでも、オリジナルのキャンドルを作れます。溶かしたろうそくの芯は、そのまま手作りキャンドルの芯として使えます。
あとはろうそくの湯せんに必要な鍋とボウル、クレヨンを削るためのカッターナイフを用意し、固めるのに必要な紙コップと割り箸があれば作れるのです。道具や材料の入手が簡単で、比較的費用も安く済むキャンドル作りは、思い立ったらすぐ気軽に始められます。
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キャンドル材料を詳しく紹介
基本的には100均で揃えられるキャンドルの材料ですが、専用の材料を使えばよりクオリティーの高い作品の制作が可能です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
キャンドルの芯
キャンドルは、芯に吸い上げられたワックスが気体となり、酸素と結合して燃えることによって灯ります。どんな芯を使うかによって燃え方が変わるため、求める炎の大きさや広がり方に合わせて選びましょう。
家庭用として一般的なのは、「H芯」と呼ばれるタイプです。小型のキャンドル用に使われる物で、手作りキャンドル初心者に広く選ばれています。中型から大型のキャンドルで多く使われるのは「D芯」と呼ばれるタイプで、片面が平らになっているのが特徴です。そのほか、色がついた「カラー芯」や、木製の「ウッドウィック」など、さまざまなタイプが販売されているため、好みの芯をあらかじめチェックしておきましょう。
型と着色、その他の材料
キャンドルには「モールド」と呼ばれる専用の型があります。型の素材はアルミ・ポリカーボネート・シリコンなどで、それぞれ耐熱温度や強度が違うため、必要に合わせて使い分けましょう。初心者が気軽に始めるのなら、紙コップや製氷皿、牛乳パックなどが便利で扱いやすく、おすすめです。
また、キャンドル作りに欠かせないのが、キャンドルにさまざまな色をプラスするための着色料です。専用の商品も販売されていますが、細かく削ったクレヨンでも代用できます。そのほか、香りを付けるオイルなどの香料や、デコレーション用の素材など、作りたいキャンドルに合わせて必要な材料を揃えましょう。
材料別キャンドルの作り方
では実際にキャンドルを作る工程について、キャンドルの種類別に、材料の詳細と共に紹介していきます。
癒しのアロマオイルキャンドル
揺れる炎と香りを同時に楽しめるアロマキャンドルは、心身のリラックスを導く癒しアイテムとして人気です。以下、アロマオイルキャンドルの作り方をチェックしていきましょう。
用意するもの:
パラフィンワックス(ろうそく)・精油もしくは香水・芯・紙コップ(型)・割りばし・鍋・ボウル
1. 鍋とボウルを使い、パラフィンワックスを湯せんで溶かす
2.溶けたワックスに精油、もしくは香水をお好みの分量で入れる
3.割りばしに芯を挟み、紙コップの開口部へ芯が中央になるように渡す
4.2のワックスを3に注ぐ
5.固まったら紙コップから外して完成
透明なジェルキャンドル
ジェルキャンドルは、透明な見た目と弾力ある質感を持つゼリーのようなキャンドルです。一般的なキャンドルに比べて燃焼時間が長いという特徴もあり、やわらかな灯りをじっくりと楽しめます。ジェルキャンドルを作るのも簡単です。詳しい工程を確認していきましょう。
用意するもの:
ジェルワックス・芯・ガラス瓶などジェルキャンドルの容器・割りばし・鍋・ボウル
1.ジェルワックスを鍋に入れ、湯せんやホットプレートなどで加熱して溶かす
2.ジェルワックスの温度を90℃程度に保ち、丁寧に混ぜながら完全に溶かす
3.割りばしに芯を挟み、用意した容器の開口部へ芯が中央になるように渡す
4.用意した容器に2をゆっくりと注ぎ入れる
5.ジェルワックスが冷めて固まれば完成
ジェルワックスは、パラフィンワックスに比べ融点が高く、通常の湯せんでは溶けるまでに時間がかかります。必然的に混ぜる回数が増えるため、気泡の多い仕上がりになりがちです。気泡が少なくてきれいな仕上がりを目指すなら、湯せんの代わりに180~200℃に設定したIHクッキングヒーターやホットプレートを使って溶かすのがコツです。
ドライフラワーで作るボタニカルキャンドル
ボタニカルキャンドルは、ドライフラワーなどの花やグリーンを封じ込めたインテリア性の高いアイテムです。素材やデザインの自由度が高いボタニカルキャンドルで、さまざまなアレンジを楽しみましょう。
用意するもの:
パラフィンワックス・モールド(型)・中心に埋め込むベーシックキャンドル(モールドよりも細い筒状のもの)・ドライフラワーなどの封じ込める素材・鍋・ボウル・ピンセット
1.モールドにベーシックキャンドルを入れる
2.ピンセットを使い、モールドとベーシックキャンドルの間にドライフラワーなどを入れる
3.鍋とボウルを使い、パラフィンワックスを湯せんで溶かす
4.3を2に流し入れる
5.固まったら、モールドから取り出して完成
思い通りのデザインをじっくり作り上げるためにも、モールドは透明なタイプを選ぶのがおすすめです。
変わった香りのキャンドル
「せっかく手作りするのなら、あまり見かけない珍しいキャンドルにしたい…」そんな人におすすめなのが、個性あふれる「変わった香りのキャンドル」です。
溶かしたパラフィンワックスにお好みの香りのオイルや素材を封じ込めるという基本的な作り方さえ押さえておけば、インスピレーションのままにオリジナルのキャンドル作りが楽しめます。キャンドルの中にコーヒー豆やココナッツオイルなど、台所にある身近なアイテムを入れて、さまざまな香りのキャンドルを作ってみましょう。
キャンドル作りをさらに楽しもう
キャンドルは、日常生活に彩りと豊かさをプラスしてくれるアイテムです。手作りしたキャンドルを楽しむためのアイデアをチェックしていきましょう。
キャンドルでクリスマス
キャンドルと聞いて、クリスマスを連想する人は多いのではないでしょうか。実は、クリスマスのキャンドルは、ただの飾りとして用意されているわけではありません。「世を照らす光」の象徴であるイエス・キリストをキャンドルに見立て、その誕生を祝って火を灯しているのです。
特に知られているのが「アドベントキャンドル」と呼ばれる習慣です。アドベントキャンドルでは、リースなどのアレンジメントに配置した4本のキャンドルを、クリスマスに向けて日曜ごとに1本ずつ灯していきます。アレンジメントに合わせた手作りのキャンドルを用意すれば、神秘的でロマンチックなクリスマスのムードをグッと高められます。
子供と一緒に作って楽しむ
アレンジの幅も広く、初心者から上級者までレベルに応じて実践できるキャンドル作りは、子供と一緒に楽しむ趣味としてもぴったりです。
思い出のガラス玉や貝殻などを入れてみたり、使わなくなったクレヨンで着色してみたりと、子供の創造性を刺激しながら充実した時間を満喫しましょう。完成したキャンドルは、インテリアとして飾っておくのもよいですが、実際に灯してみるのがおすすめです。子供が作ったキャンドルの灯りをみんなで囲めば、温かく幸せな家族の時間を演出できます。
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写真/(C)Shutterstock.com
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