Q:職場で仲間と「つるむ」のが苦手です
答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)
A:「感じよく」「ひとり好き」を印象づけて
ランチ、休憩時間、おしゃべり…。気乗りしないのに無理してつるんでも、関係性は長続きしません。ここは、「いい感じだけど、ひとり行動が好きな人」という印象を周囲にもってもらうといいでしょう。
という私も、仕事仲間と一緒に行動するのは嫌ではないものの、毎回となると無理な性格です。断るときは、「今日はちょっと本屋に行かないと」とか「××をしたいので」などと、言っていました。
スパッと跳ね除けて断ると角が立つので、「誘ってもらってうれしいけれど、自分の時間がないと疲れちゃうの」と、自分の弱点を伝えつつ理解してもらう。人当たりは悪くないけれど、「ひとり行動が好きな人」「ひとり時間が必要な人」という印象をもってもらうといいのではないでしょうか。
新年度など新しい環境の始まりは、張り切っておつきあいをしてしまいがちですが、それが習慣化してしまう前に、早い段階から「ひとり好き」の「印象づくり」をしておくことが有効です。
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銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士
霜田里絵(しもだ さとえ)
医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。
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