Q. 仕事を立て込むと家事も育児も中途半端放になってしまい、後悔します。仕事をセーブすることもできないし、どうすればよいのでしょうか…。(会社員・36歳・一児のママ)
A. あなたの中の「べき」をもう一度確認してみて!
放ったらかしていない〝理想の状態〟があなたの中にあるのかもしれません。「料理はいつも栄養を考えて手づくりするべき」「部屋はいつもきれいに整えておくべき」など、あたまの中で「べき」という言葉が自分を苦しめている、なんてことはありませんか? でも実は、簡単な食事からでも栄養は摂れますし、部屋が多少汚れていたって死ぬことはありません。仕事も同じで、「どこまでも完璧を目指すべきだ」という考えがあなたを苦しめていることも。
あなたがやっている「べき」ははどうしても譲れないことなのでしょうか? 自分にとって本当に譲れないこと・実は手を抜いても大丈夫なこと、それぞれ整理してみるとよいでしょう。それは自分だけでなく夫と一緒に考えるのがいいですね。夫婦で整理してみると、ふたりともこだわりたいことはそれほど多くはないかもしれませんよ。
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ワーク・ライフバランスコンサルタント
大塚万紀子
株式会社ワーク・ライフバランス取締役/創業メンバー/パートナーコンサルタント金沢工業大学KIT虎ノ門大学院客員教授イノベーションマネジメント研究科ワークライフマネジメント特論財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
楽天を経て06年(株)ワーク・ライフバランスを小室淑恵とともに創業。高いコミュニケーション力やコーチングスキルを活かし売上利益に貢献する働き方改革コンサルティングの先駆者。心理学や組織論等をもとに多様性をイノベーションにつなげることが得意。経営者から”深層心理まで理解し寄り添いながらも背中を押してくれる良き伴走者”と厚い信頼を得る。農林水産省「食品産業戦略会議」委員(働き方改革分野担当)なども担当。二児の母。
メイン及びアイキャッチ画像/(C)Shutterstock.com 構成/望月琴海