【娘たちに伝えたいこと10】「ベストフレンド」にしばられないで!
「ベストフレンド」とか「親友」って言葉を聞くたびに、「しばられてるなー」って思っちゃう。
「ベストフレンド」、「親友」ってとっても素敵なことだけど、その言葉でくくるのってなんだかとても窮屈に感じてしまう。
「親友」と相手に言われたら、こちらも「親友」と言わないといけない暗黙の縛りが、昔から苦手だった(笑)。「大好きな友達」くらいに思っていれば良くない?って。「大好きな友達」が、私以外の誰かと仲良くしていても気にならないし、いつも一緒にいなきゃとも思わなくていい。
「ベストフレンドなのに」「ベストフレンドだから」……。
「ベストフレンド」って素敵だけど、意識しすぎると自分ひとりや、ほかの人との楽しい時間を見逃しちゃうことも。そうして、いつのまにか依存してしまう気がする。依存すればトラブルになることも増えて……。
「ベストフレンド」や「親友」が人生でできたなら、それはとっても幸せなこと。でも、あまり依存しすぎないように気をつけなくちゃね。
【娘たちに伝えたいこと11】人のことは気にしない
考えてみたら、自分の人生の中でそんなに大切じゃない人から何を言われても、それってどうってことなくない?
人の意見に惑わされて、自分らしく生きられないことが何よりも悲しい。だから、人のことは気にしない!
構成/高田あさこ
〈あわせて読みたい〉
いつも心に「謙虚」と「笑顔」を【モデル中林美和が娘に伝えたい50のこと】
中林美和連載一覧はこちら
モデル
中林美和
1979年生まれ。16歳で小学館『CanCam』の専属モデルに抜擢され、表紙モデルとして活躍。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』のメインモデルとして復帰。ママモデルの先駆的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー紙のモデルとして活躍する。著者に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を出版している。2017年にアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。