京都にイギリスの田舎町!?絵本の世界が広がるドゥリムトン村
豊かな森を背景にぽつぽつと建ち並ぶ、はちみつ色の建物たち。池にはカモのカップルがのんびり泳ぎ、畔ではヒツジがもぐもぐと草をはむ。なんとものどかなその光景は、まるでイギリスの田舎町・コッツウォルズ。
イギリス人も感動した完璧な世界観。京都・亀岡のプチイギリス
京都市街から車で約1時間。くねくねとした峠道を進んでいくと。亀岡のプチ英国こと「ドゥリムトン村」の入り口が。名前の由来は”ドリーム(夢)”+イギリスの地名の接尾辞“〜トン”から。この接尾辞には「人々が集まった、ものの始まり」という意味があるそうで、ここを「夢の始まる場所にしたい」という思いから名付けられたそう。
敷地内は二つに分かれていて、奥は宿泊棟やパブ、チャペルを利用する人専用のエリア。手前の方がティールームレストラン・PONT-OAK(ポントオーク)を利用する人向けのエリア。日帰りで訪れたなら、まずはこちらでお茶や食事を楽しむのがおきまりです。ちなみに店の外は撮影自由、店内は自身の手元のみ撮影OKというルールがあるのでお忘れなく!
アンティークな空間で優雅にティータイムを楽しむ!
PONT-OAK(ポントオーク)は、1階にはゆっくりと食事が楽しめるレストランスペースとキッチン風のインテリアが並ぶ別棟のテラス席があり、2階には働く女の子の作業部屋をイメージした空間が広がっています。紅茶にクッキー、ジャムや雑貨などを扱うブリティッシュストアも併設されているのでショッピングも楽しめるのがうれしい。
フィッシュ&チップスやミートパイなど、“THE・イギリス”なメニューが並ぶレストラン。 ホームメイドのスコーンはこぶし大でずっしり。生地にたっぷりとヨーグルトが使われているのでしっとりサクサク。セットの紅茶は、13種の茶葉から好きなものが選べるのも嬉しいポイントです。
こんなステキな村を作り上げたのは、建物のデザインや空間プロデュースを生業とする、オーナーの“マリーさん”こと春山眞由美さん。ドゥリムトン村だけでなく、某有名テーマパークの空間プロデュースにも携わったスゴ腕女性。「イギリスの田舎でもプライベートガーデンと“外”を意識したパブリックガーデンがあったり、窓辺のカーテンの柄を外側に向けたり。外の人に自分の生き様や心意気を見せるという暮らし方は京都とイコールだと思う」と話すマリーさん。
ここは本当に日本!?インスタ映えも抜群!のロケーションがたまらない
ドアや窓、セメントにいたるまで、すべてヨーロッパから取り寄せたというから、そのこだわりにただただ驚くばかり。水道すら通っていない場所にまず井戸を掘り、最初にティールームレストランを作って、次にイギリスの村を構成する大切な要素である教会、そして宿泊棟や“商店”と、数年かけて少しずつ進化を遂げてきたドゥリムトン村。
日本にいながらイギリスを旅行したような気持ちになれちゃいます。大人の女子旅としてぜひ足を運びたいスポットです。
ドゥリムトン村
所在地:京都府亀岡市西別院町柚原水汲12
TEL:0771-27-3004
営業時間:ポントオーク 月〜金曜11:00〜16:00(15:00LO)、土日祝10:30 〜20:00(19:00LO)
公式サイト
参考サイト:KYOTO SIDE