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LIFESTYLE インタビュー

2020.10.22

「しんどくても耐えていれば、きっと、明るい未来が見えてくると願っています」安田美沙子さんの場合【女の時間割】

 

女には3つの顔、3つの時間割がある。 今回の「女の時間割。」は完全リモート編集。ステイホーム真っ只中の2020年5月に行ったインタビューはオンライン取材。今回は、タレント、(株)FOUR O FIVE代表取締役の安田美沙子さんにステイホーム中の様子をご自宅で、ご家族の協力やセルフタイマーを用いて撮影していただきました。

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タレント
(株)FOUR O FIVE代表取締役・38歳 
安田美沙子さん

Self portrait1

食育インストラクターとしての知識を活かして料理に旬の素材を取り入れたり調味料を手づくりしています

「料理が好きで、家族の好みに合わせてあれこれ工夫できればと思い、食の資格を取得しました。季節ごとの旬の食材にこだわって調味料も手づくり。今は発酵ものにハマっていて、お味噌や醬油麦麴などにもトライしています」 

Self portrait2

長男の保育園がお休みの間は楽しめることを探して家族でぎゅっと過ごしていました 

「保育園に通えないぶん、どうしたら家の中でも楽しく、刺激的に過ごせるかを工夫しました。たとえば料理に参加してもらったり、紙をちぎって散らかしても〝いいよ〟と遊ばせたり。スキンシップも大切に過ごしました」 

「女」時間の自分をたとえるなら〝飽くなきチャレンジャー〟

「仕事って、自分を発見する機会でもあるなと感じています。無理だと思っても諦めずに続けることで、できたときに新しい自分に出会えたりする。もっと挑戦したいし、自分がどこまでできるか、限界まで見てみたいです」

「妻」時間の自分をたとえるなら〝恋人時代とマインドが同じ〟

「結婚して7年。いまだに〝好きだから、一緒にいて楽しい〟と思う瞬間があります。夫婦もいろいろなときがありますが、自分は彼のことが好きだと思えている、それがすべてなのかなと。自己満足かもしれないですが(笑)」

「母」時間の自分をたとえるなら息子がかわいくてしかたない親バカママ〟

「もう、ほんとうにひたすらかわいいなって思うんですけど、長男を産んだ瞬間に〝自分では ない人格〟ということもすごく感じたんですね。尊重して、大事に育てて、親バカもしながら きちんとサポートしていきたいです」

この時期に心がけたのは、おうち時間を居心地よくつくること

いつもとは少し違う頑張り方をしなければならない、そんなとき。3月に第二子を出産したばかりの安田美沙子さんは、授乳をしながら、在宅でもできる仕事を少しずつ始動させつつ、家族とゆっくり向き合う時間を大切に過ごしてきた。

「こんなふうに、家族みんなが家の中にぎゅっと集まることって、今しかないかもしれないと思いました。産後まもない時期だったので、もともと外出は控えるつもりでしたが、時世を受けて夫もリモートワークが多くなり、子どもも保育園がお休みに。もちろん、心配なことや不安な思いもありました。でも、家族で濃密に過ごす時間や家の中が楽しくなるように、できるだけ工夫をしたいなと考えたのです。

たとえば、お兄ちゃんには毎日何かしら違う体験をさせることで脳に刺激を受けてもらおうと、一緒にジャムづくりをしたり、YouTubeで子ども向けの知育動画を視聴しました。夫にはSNSにアップする私服についてアドバイスをもらったり、ふたりとも服好きなので、ファッション談義もしましたね。そのうち、徐々に曜日感覚が薄れてきたので、土日は土日らしく、夫と交代で少し長めに犬の散歩に行ったりしたのも、いい気分転換になりました」

自粛期間中、家族のために1日3回の食事をつくることに疲弊してしまう人も少なくない中、安田さんはおかずの品数はなるべく多めに、和食でも洋食でも、ヘルシーで優しい料理をつくるように心がけた。

「バランスがいいこと、子どもの好きそうなシンプルな味であることを意識して、できる限り手づくりしました。食育について勉強してきた知識も、少し役立ったかもしれません。毎晩子どもが〝ママ、今日のごはんはなあに?〟と聞いてくるのがうれしくて、それもはげみになりました。どうにもいき詰まったときには、Pinterestを見てメニューのヒントをもらったり、きれいな盛りつけを参考にして、なんとかのりきってきた感じです(笑)」

キッチンに立つ時間が長くなり、落ち着いて考える時間をもてたことで、安田さんの中でひとつ大きな変化があったという。

自分の経験や価値観を活かせる新しい世界にやりがいを見出して

「去年、日本の職人さんの古きよき技術を新しいプロダクトに落とし込む"FOUR・O・FIVE(フォー オウ ファイヴ"というブランドを立ち上げたんです。バックグラウンドをもつ伝統工芸品はどこか新しさも感じられて、それを今のライフスタイルに馴染むデザインに落とし込んで届けたいと考えたのです。"金網つじ"さんのケーキクーラーや"開化堂"さんの茶筒などを扱っているのですが、その新作アイディアがふと、浮かんできたんですね。自分が経験してきたことや、もっている価値観がものづくりの仕事につながるという、初めての感覚を味わえたんです。これからはものづくりの仕事も、自分の大切な軸のひとつにしていきたいと思っています。

最近、家でIzraelイズラエルの『Somewhere Over the Rainbow』というハワイアンミュージックを流しているんです。ポジティブであたたかい曲調が心地よくて。〝No Rain,No Rainbow(雨が降らなければ虹は出ない)〟という言葉も好きなのですが、今はまさにそんな気持ちですね。しんどくても耐えていれば、きっと、明るい未来が見えてくると願っています」

Domani2020年8/9月号「女の時間割」より
撮影/安田さんの夫 ヘア&メーク/NANA(安田美沙子さん分)  構成/谷畑まゆみ 再構成/WebDomani編集部

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安田美沙子さん

やすだ・みさこ/1982年、北海道札幌市生まれ、京都府宇治市育ち。20歳でミスヤングマガジンに選ばれてデビュー。 2004年からTBS『アッコにおまかせ!』の準レギュラーに。 29歳でNHK連続テレビ小説『カーネーション』に女優として出演を果たし、同年の名古屋ウィメンズマラソンを3時間44分56秒で完走してサブ4を達成。31歳で結婚、35歳で長男出産、今年3月に次男を出産。食育インストラクターや健康食コーディネーターの資格を取得して食育活動を始める。趣味は写真を撮ること。昨年5月より日常を豊かにするプロダクトを扱うブランド〝FOUR O FIVE〟も展開中。 

テキスト

谷畑まゆみ

フリーエディター・ライター。『Domani』連載「女の時間割。」、日本財団パラリンピックサポートセンターWEBマガジン連載「パラアスリートを支える女性たち」等、働く女性のライフストーリー・インタビュー企画を担当しています。

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