意外すぎる【只管】の読み方
「バスの時間がギリギリで只管走る」などといった使い方をする【只管】ですが、この漢字を正しく読めますか?
漢字から読み方を想像するのは難しいかも…?
最初の文字は「ひ」から始まり、文字数は4文字で「ひ○○○」。日常的に使われる言葉なので、きっと皆さんも知っている言葉です。
「1つの事に集中している様子」や、「1つの物事だけを追いかけたりする」などのニュアンスが含まれています。
分かりましたでしょうか??
正解は…
【ひたすら】
でした!
【只管:ひた‐すら】
[1]
そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。
「―な思い」「―に弁解する」
[2]
1.ひとすじに。いちずに。
「―研究にいそしむ」「―無事を祈る」
2.まったく。すっかり。
【只管】と似た意味を持つ四字熟語
〝もっぱらそれだけを行うさま〟や〝ひとすじに〟といった意味のある【只管】ですが、似た意味を持つ四字熟語もいくつかあります!聞いたことのありそうな言葉の中から3つ紹介します!
その1:無我夢中
【無我夢中:むが‐むちゅう】
何かに心を奪われ、われを忘れること。「―で逃げる」
その2:猪突猛進
【猪突猛進:ちょとつ‐もうしん】
周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。
「―して敵の策にはまる」
その3:無二無三
【無二無三:むに‐むさん】
《「むにむざん」とも》
1.わき目をふらずいちずになること。また、そのさま。ひたすら。
「ゴールを目ざし、―に走る」
2.仏語。法華経に説く、仏となる道はただ一つ一乗であり、二乗、三乗にはないということ。無二亦無三。
3.ただ一つしかないこと。二つとないこと。唯一。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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