各界で活躍するワーママたちから、未来の自分へ『拝啓、10年後の私へ。』
これまでの生活や価値観が一変、世界中が新たな暮らし方を模索するなか、女として、妻として、母として、どう生きていくのか。先が見えない今こそ、Domaniは、みなさんと一緒に考えていきたい。そんな想いをこめて、強く、しなやかに、ほがらかに活躍する女性たちに、10年後について聞いてみました。
クリス-ウェブ 佳子さんが語る、これまでのこと、そしてこれからのこと
「この先の10年を想像するにあたり、今までの10年間を振り返ってみると、改めて濃密な時間だったと実感します。雑誌『VERY』の専属モデルになったのが、ちょうど10年前、30歳のとき。4年間の専業主婦を経て、次女が幼稚園に入ったら、産休まで勤めていたアパレル業界の仕事に復帰するつもりでしたが、そのタイミングでモデルとして社会復帰する機会をいただきました。昨年の離婚も含め、人生の岐路がいくつもあった気がします。
私にとって〝働く〟とは、人の役に立てること。だれかのためになったときに、幸福を感じ、承認欲求が満たされるんです。昔からお世話になっている人、応援したくなる年下世代の人、新しく出会う人。〝この人と一緒に仕事がしたい〟という願いが、自分が頑張ることで叶う。それこそが、仕事へのモチベーションです。大人になるいちばんのメリットって〝自分で選べること〟だと思うんですよね。頑張ることで手に入れた権利は、周りの人のために使いたい。まるっきりの素人だった私をモデルとして輝かせてくれた、〝0〟を〝1〟にしてくれたのが周りの人たち。その後〝1〟から〝10〟に自分の頑張りで高めていく。この先もずっと、感謝を形にしながら、返していきたいと思っています」
これまでの10年を振り返ってこのように話してくださったクリス-ウェブさん。ほかにも、娘たちとの関係や、10年後の夢などについて語っているインタビューの続きは、ぜひDomani10/11月号でチェックしてみてください。
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モデル
クリス-ウェブ 佳子
1979年、大阪府出身。18歳で単身N.Y.へ渡り、4年半を過ごす。帰国後はアパレルでPR業を務め’04年に国際結婚。’05年に長女、翌年に次女を出産。’08年、娘と公園で遊んでいたところを女性誌の編集者にスカウトされ読者モデルに。2年後に雑誌『VERY』の専属モデルへと転身。現在は、コラムニストやトラベルライターとしても活躍。’19年に離婚を発表。
Domani10/11月号『拝啓、10年後の私へ。』
撮影/曽根将樹 ヘア&メーク/chisa スタイリスト/亀 恭子 構成/松井美雪 再構成/WebDomani編集部