教育方針の違いで揉める夫婦は約3割
教育方針の違いで夫婦で揉めた事が「ある」人は29.8%、「ない」人は70.2%となりました。3人に1人は何かしらの原因で揉めているという結果に!
「はい」…29.8%
「いいえ」…70.2%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
【教育方針】揉め事上位5位を発表
5位 テレビ
「テレビの見せ方について。小さい頃は食事中に見せることに抵抗があったのだが、夫は常に見ている生活のため考えが合わなかった」 (40代・兵庫県・子ども1人)
4位 進路
「夫は何がなんでも四大に進学させたい。しかし 私はこれからの時代、専門性は武器だと思うから専門学校もありだと思っている」 (40代・神奈川県・子ども2人)
「学校選びで揉めました。大学を見据えて中学受験を考える私と、将来ではなく今が楽しければいいという夫の考えとで揉めている」 (40代・東京都・子ども1人)
3位 勉強
「夫は受験なんかせず、のびのびと育てたいと勉強に関心がない。一方で、私は受験もさせたいし、常日頃から勉強熱心である」 (40代・長崎県・子ども1人)
「勉強を厳しくさせる夫と、勉強以外の楽しみ、例えば友達と遊ぶ日も必要だと考える私とで違いが出てしまい喧嘩になる」 (40代・愛知県・子ども2人)
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2位 しつけ
「夫が子どもにおもちゃを買い与えすぎること。子どもが何か成し遂げたら、ご褒美としてあげたいのに、のべつまくなしに買ってくる」 (40代・北海道・子ども2人)
「夫は子どもに嫌われたくないので、子どもを叱らないタイプで、私は悪い事をすれば叱るタイプで違いを感じた」 (30代・千葉県・子ども2人)
1位 習いごと
「中学受験をさせるということは夫婦一致なのですが、何年生から塾に通わせるかで揉めている」 (30代・京都府・子ども2人)
「私は、本人がやりたいと思うものをやらせるのが一番だと思っているが、夫は何でもいいからやらせてみることが大事だと言ってきたとき」 (40代・神奈川県・子ども2人)
「早くから習い事をさせたい夫と、遊びの時間を大切にしたい私」 (40代・東京都・子ども2人)
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【体験談】夫婦で上手に教育方針を決めるには!?
実際にどのように教育方針を決めていくのでしょうか。読者のみなさんの体験談を紹介します。
1:話し合い
「お互いが妥協せず納得するまでずっと話し合う」(30代・千葉県・子ども1人)という夫婦がいる一方、「お互いが譲れるところ、譲れないところを出し合い折り合いをつける」(30代・福岡県・子ども1人)という回答も。前者の場合は「お互い妥協はしないので、話が平行線&長期戦になる」なんてこともあるようです。
2:子どもの意見を尊重
多かったのが「子どもの意見を尊重する」という回答。どんなに夫婦が話し合っても、結局のところ教育を受けるのは子どもです。「我が子に自主性を持って、習い事や勉強してもらいたい。もちろん夫婦の考え方も大事ですが、まずは子どもに意見を聞くようにしています」(30代・北海道・子ども2人)
3:夫の意見を尊重
「教育方針に関しては、教育の仕事をしている夫に一任しています」(20代・東京都・子ども2人)や「私が意見しても、毎回論破されてしまうので半ば諦めています」(30代・神奈川県・子ども1人)という意見もありました。
夫婦間でまとまらない話は、会社の先輩や、地元の先輩など、子育ての先輩に話を聞くのもいいかもしれません。まずは冷静に、子どもにとって本当に必要な教育か見極めてあげたいですね。
構成・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
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