【目次】
「耳恋」初の女性ゲスト! TVアニメ「ポケットモンスター」ほか人気作に多数出演中の、花澤香菜さんをお迎え!
仕事に家事に育児、毎日頑張っている女性のみなさんに、日々の疲れを忘れるようなご褒美を…! そんな想いでスタートした、WEB Domaniによる人気声優へのインタビュー連載・『女は耳から恋をする』=『耳恋』。これまで、男性声優を中心に出演いただいてきたこの連載ですが、今回は番外編として初の女性ゲストをお招きしました! 透明感のあるボイスと明るいキャラクターで、男女ともにファンの多い、声優の花澤香菜さんです!
▲冬空の下、この日の撮影は行われました。表現力豊かな花澤さんの魅力たっぷりの、エモーショナルなポートレートと共にお届けします!
花澤香菜さんといえば、決して媚びてないのに女性の私たちでもキュン♡とする”かわいい”声と、セリフひとつひとつがまっすぐに心に届く、高い演技が魅力。ほんわかしたお人柄とキュートなビジュアルも、人気を集める理由。また、海外公演を行うなど音楽活動も積極的に行っており、「声優」の垣根を越えて、広い層の人々から支持される、いま大注目の女性声優です。
そんな花澤さんは、現在金曜日よる6時55分からテレビ東京系列で放送中の、TVアニメ「ポケットモンスター」に出演中。2019年11月より放送されているこのシリーズは、20年近く続くテレビアニメシリーズの最新作。「ポケットモンスター」の後ろにサブタイトルがつかない、いわゆる「無印」と呼ばれるシリーズは、1997年に放送されたアニメ第1作目以降はじめて。「いままた、原点に立ちかえる」という想いを込めて製作されているそうで、おなじみのポケモンも多数出演する、アニポケファンにとっても見応えたっぷりのシリーズなんです!
この『耳恋』連載では、2019年の放送開始時に、W主人公のひとりであるゴウ役の山下大輝さんを取材しました(そちらのインタビューの内容こちらをチェック!)。今回ご出演いただいた花澤さんは、そのゴウの幼馴染であり、サトシが居候するサクラギ研究所の所長の娘でもある、コハルを演じています。
今年31歳を迎える花澤さんは、Domani読者とおなじく『ポケモン世代』。アニメ「ポケットモンスター」にも特別な想いがあるそうで、
「アニメ『ポケットモンスター』が始まったのは、私がちょうどサトシくらいの年齢だったころ。そういう意味で、本当に、サトシと一緒に育ってきたような感覚があります。当時は『ポケモンカード』にハマってたくさん集めていましたね。大人になってから実家の部屋の掃除をしていたら、ヤドンのカードが何枚も出て来たことがあって。それも(特別な)キラカードではなく、ノーマル版ばっかり! 子供のころのわたし、それほどヤドンが大好きだったんですね(笑)。」
と、まずは「みず・エスパー」タイプの何とも言えない顔をしたピンク色のポケモンとの思い出を披露してくれた花澤さん。子役時代にはその『ポケモンカード』のCMに出演したこともあったそう。しかし、アニメ「ポケットモンスター」にしっかりと関われるのは今作が初めて。
「アニメシリーズのオーディションはずっと受け続けていたんですが、なかなかご縁がなかったんです。今回の合格通知が届いたとき、ちょうど日比谷の交差点にいたんですが、おもわず一人で『よっしゃ~!』って叫んでしまいました(笑)。声優のお仕事を続けていく楽しみのひとつとして、自分が触れてきた作品、好きだった作品にかかわれる、ということがありますが、『ポケモン』もそのひとつ。やっと夢がかなったと思うと、すごくうれしかったです!」
▲花澤さんの美声が日比谷の街に響き渡ったであろう場面を想像すると、とても微笑ましいです♡
ちょっぴりクールなコハルがこれからどう変わっていくのか、自分自身でも楽しみ!
花澤さんの演じるコハルは、W主人公のサトシ&ゴウと比べると、ちょっぴりクールな女の子。これまで、ポケモンが大好き!というメインキャラクターが多かった中で、あまりポケモンと関わることに積極的ではなく、サトシやゴウのことをちょっと引いた目線で見ている一面も。
「コハルちゃんのことを知ったときは、ちょっとつかみどころのないキャラというか、すごく今どきな女の子だと思いました。今まで私が演じてきたキャラクターの中でも、少し特殊だなって。でもすごく現代に合っているキャラクターですよね。最初のころは、サトシやゴウに呆れてる描写が多かったんですけど、ポケモンに関わっていくことで自分自身の世界が広がることに気づき始めて、最近は、どんどん前向きになってきて、自分も参加してみようかなという場面が増えましたね。彼女の素直な部分が出てきているなと感じています」
夢に向かって突き進むゴウやサトシ、そしてそれを取り巻くポケモンたちに触れて、少しずつ変化していくコハルの気持ちを、優しく感じとって声に乗せている花澤さん。そんな花澤さんに、「ご自身とコハルとの共通点」を聞いてみると、
「コハルちゃん、髪の毛のくせっ毛具合をすごく気にしていますよね。それで毎朝お母さんに髪を結んでもらっているっていうシーンを見たときに、私も小学生の頃はすごく髪が長くて、母に編んでもらっていたのを思い出して、懐かしい気持ちになりました。あのコハルちゃんの天然パーマ、個人的にはすごくうらやましいです! 小さいころ、PUFFYのお二人にあこがれて、寝る前に母に小さい三つ編みをたくさんしてもらってクセづけしてたなあ…」
▲この日はゆるゆるとしたニュアンシーなまとめ髪スタイルだった花澤さん。ざっくりとしたハイネックニットとよく似合っていました!
そんな“女の子あるある”エピソードに、「私もやってました!」「あれなかなか上手くいきませんよね⁉」と取材現場の女子一同は大盛り上がり。
花澤さんは続いて、小さいころに飼っていたペットの想い出も語ってくれました。
「コハルが小さいころからワンパチと一緒に育ってきたように、私も家族のように過ごしていた、シーズー犬のサラダちゃんって女の子がいたんです。私に動物アレルギーの症状が出てからは、祖父母の家にお引越ししたんですけど。でも、泊まりに行ったときは一緒に寝たり、ちょっと怒られて泣いてるときに寄り添ってくれたり…。コハルがワンパチと一緒にいるのをみると思い出します。とっても愛しい存在です」
ずるいくらいかわいい…♡ アニポケ内の相棒、ワンパチへの想いが溢れ出る!
そう、コハルといえば、「でんきタイプ」のポケモン、ワンパチが切り離せない存在。そこで、花澤さんにワンパチへの想いを聞いてみました。
「まず、ワンパチって犬山イヌコさんが声を当てているんです。犬山さんが、“犬”を演じていらっしゃることが、個人的にとっても好きで(笑)。いつも舌をだしてハアハアしている描写が多くて、演じるのがすごく大変そうでいらっしゃるんですが、でも、そこも合わせてものすご~くかわいい!」
▲ちなみに犬山さんは、ニャースの声を演じている女性声優。「こいぬポケモンもばけねこポケモンも演じているっていうのも、なんかいい♡」と楽しそうに話す花澤さん。
「コハルが帰ってくることを、足音や気配で察して“ワンパッ!ワンパッ!”って駆け寄ってきてくれるのがすごく愛おしいです。あと、ワンパチと言えばやっぱりおしり! おしりのハート型の模様! カメラワークで、おしりをわざとうつしたりするんですけど、あれ本当にずるいですよね…! そしてあんまり足が速くなさそうな感じもかわいいですよね、一緒にランニングとかしてみたいなあ。私も足が速いほうではないので、お互いにちょうどいいペースだと思います(笑)」
と、ワンパチへの愛が止まらない様子の花澤さんでした。
さて、来週のアニメ「ポケットモンスター」は、なにやらコハルのターニングポイントとなるエピソードの様子? そちらの放送終了に合わせて、花澤さんのインタビューVol.02も公開しますので、アニメ本編もこちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
次回、花澤香菜さんへのインタビューVol.02は12月11日(金)19:30ごろ公開します!
テレビアニメ「ポケットモンスター」大好評放送中!
テレビ東京系にて、毎週金曜よる6時55分から放送中。
※一部地域では放送時間が異なります。※放送内容は変更になる場合があります。
原案:田尻智/増田順一/杉森建
総監督:冨安大貴 監督:小平麻紀
クリエイティブスーパーバイザー:湯山邦彦
シリーズコンストラクション:米村正二
キャラクターデザイン:安田周平
脚本:吉田玲子/米村正二/赤尾でこ/藤咲淳一/土屋理敬/待田堂子/宮田由佳/松井亜弥/冨岡淳広/面出明美 ほか (執筆順)
音響監督:三間雅文
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:OLM
製作:テレビ東京/MEDIANET/ShoPro
新シリーズ「ポケットモンスター」番組ホームページ (テレビ東京あにてれ)
ポケモン公式YouTubeチャンネル
「ポケットモンスター」公式ツイッター(@anipoke_PR)
©︎Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
声優・女優・アーティスト
花澤香菜
はなざわ・かな/1989年2月25日生まれ。子役としての活動を経て、2003年にテレビアニメ『LAST EXILE』で声優デビュー。2006年、テレビアニメ『ゼーガペイン』にレギュラー出演したのをきっかけに本格的に声優活動を開始。主な出演作に、『3月のライオン』川本ひなた役、『はたらく細胞‼』赤血球役、『STEINS;GATE』椎名まゆり役、『化物語』千石撫子役、『鬼滅の刃』甘露寺蜜璃役など。2015年第9回声優アワード助演女優賞を受賞。その他、ラジオパーソナリティやナレーション、アーティストとしての音楽活動など幅広く活躍中。
衣装クレジット/コート¥128,000、ニット¥29,000、スカート¥37,000(以上すべてスローン(スローン) その他/本人私物
問い合わせ先/スローン:03-6421-2603
撮影/古水 良 スタイリスト/山本香織[+chip] 構成/旧井菜月・福本絵里香(本誌)