安室奈美恵・嵐・BTS などの楽曲を手掛ける作詞作曲家・岡嶋かな多さんインタビュー「夫いわく、仕事中の私の集中力はスーパーサイヤ人並みらしいです(笑)」 | Domani

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2020.12.28

安室奈美恵・嵐・BTS などの楽曲を手掛ける作詞作曲家・岡嶋かな多さんインタビュー「夫いわく、仕事中の私の集中力はスーパーサイヤ人並みらしいです(笑)」

数々の人気アーティストたちの楽曲制作に参加している、作詞作曲家・ボーカルプロデューサーの岡嶋かな多さん。グローバルに活躍する岡嶋さんが、音楽を仕事にすることになったきっかけ、仕事への思いなどを語ってくださいました。

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欲張りな私は、いただく仕事はできるだけチャレンジしたい。でも、育児もがんばりたいし、息子の成長も見届けたい。

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「もともと、仕事大好き人間で、超がつくほどワーカホリック。作詞や作曲、ボーカルディレクションなど、今関わっている仕事、やらせていただいている仕事は天職だと思っています。

幼少期にアメリカで暮らし、日本に帰国したら価値観の違いから、なかなか周囲になじめなかったこともあって、いわゆる帰国子女として明るく振る舞いつつも、自分に自信がない日々を送っていました。

そんなとき、友達とカラオケに行って歌ったら、めちゃくちゃ喜ばれたうえに褒められたんです。それがもう、うれしくて。音楽でなら世の中の役に立てる、必要とされるかもしれない、と思ったことがきっかけで、この世界に入りました。

そんなふうに自分を救ってくれた音楽が仕事ですから、仕事が大好きすぎて、妊娠中もそれまでと同じペースで仕事をしていました。実は、出産前日までレコーディングに行き、出産直前も病室でミーティングをし、親しい人には分娩台で〝まもなく産みます〟とメールをしたくらい(笑)。出産後も、2週間でレコーディングに復帰。スタッフの方に『ほんとに産んだの?元気すぎない?』と驚かれました。

産後まもない状態でしたが、現場に行ったら自分の中にどんどんパワーがみなぎっていくのを感じて、授乳による睡眠不足も吹っ飛びました。

久々の現場でヘロヘロになるかと思いきや逆にリフレッシュできて、あらためてこの仕事が好きなんだと実感しました。

とはいえ、今年5月に産んだばかり。子育てが大変なのはこれからです。今だって、細切れ睡眠で常に寝不足ですし、まとまった〝じぶんのじかん〟はほとんどありません。今は、朝5時、6時の授乳を終えて、8時30 分くらいまでが貴重な作詞作曲タイム。パジャマのままMacに向かい、集中します。その姿は、夫いわくスーパーサイヤ人並みらしい(笑)。壁を隔てていても〝ザ・仕事中!〟というオーラが炸裂しているとか…。

午後は現場があればスタジオに行き、なければ、家族で食材を買いに行って晩ごはんづくり。その後は、子どもと遊んで 21時には寝かしつけ、そこから24時まではメールチェックや事務処理など。自営業ですから、こまごまとした仕事は夜に。朝は、できるだけクリエイティブな作業にあてたいのです。

それでも仕事が終わらないときは、深夜、ルイが眠った後、自宅の作業場にこもって作業に没頭します。

欲張りな私は、いただく仕事はできるだけチャレンジしたい。でも、育児もがんばりたいし、息子の成長も見届けたい。そんな私の性格をよく理解している夫は、『妻の活躍を、特等席でずっと見ていたい』と、彼自身が新しい働き方に挑戦してくれています。

育児を理由に、活躍の機会を失ってほしくない。妻にとって、いちばん大切なことをあきらめてほしくない、と…。彼は、これまでも14社を渡り歩くジョブホッパー。彼自身のキャリアを諦めたわけでなく、企業に属して戦うことから一時的に降りた、らしい。夫のそんな自由かつ身軽な点はとても尊敬しているし、感謝しかありません。

これまで同様全力で仕事をしつつ、ルイが初めてオモチャを握った瞬間、寝返りを打った瞬間など、人生に一度しかない貴重な瞬間の多くを、夫とともに見られるのは、本当に幸せなことだと思っています」

作詞作曲家、ボーカルプロデューサー

岡嶋かな多

おかじま・かなた(36歳)/1984年生まれ、青森県出身。安室奈美恵、嵐、BTS、TWICE、三浦大知、西野カナ、King & Prince、三浦春馬、ラブライブ、BABYMETALを始め、通算500曲以上の作品の制作に参加、提供。オリコン1位の獲得は、100回を超える。2017年、作詞作曲を務めた三浦大知「EXCITE」でレコード大賞優秀作品賞を受賞。作詞作曲を手がけたBTSのシングル「Crystal Snow」は世界17か国で1位を獲得。2018年、200万枚以上のセールスを記録した安室奈美恵のベストアルバム「Finally」にボーカルプロデューサーとして15曲のレコーディングに参加。2019年、作詞作曲したBABYMETAL「DADA DANCE feat. Tak Matsumoto」を収録したアルバムが、アメリカビルボードチャートで13位にランクイン。近年は世界を飛び回り、スウェーデン、イギリス、アメリカを始め、海外のトップクリエイターと国境を超え、楽曲を制作。スウェーデンの大手音楽事務所「Roasting House」と契約し、活動拠点を一時ヨーロッパへ。現在は日本に帰国し、グローバルに活動を続ける。

Domani12/1月号「2020年→2021年〝じぶんのじかん〟、〝かぞくのじかん〟。」より
撮影/三浦憲治 ヘア&メーク/RYO(ROI) スタイリスト/亀 恭子 協力/プロップス ナウ、EASE 構成/田中美保、上阪泰幸(本誌) 再構成/WebDomani編集部

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