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LIFESTYLE 私の生き方

2021.02.04

今こそ〝飽きる勇気〟を。コロナ時代を軽やかに生きる、自分の整え方|人気スタイリングディレクター・大草直子さんインタビュー vol.1

 

人気スタイリングディレクターとして、多方面で活躍する大草直子さん。働く女性として、3人の子どもの母として、そのセンスと考え方、生きる姿勢をDomani世代から支持されています。大草さんのInstagramのフォロワーは、2021年1月現在29.7万人、エッセイ『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』(講談社)も好評です。

Text:
前川亜紀
Tags:

執着を手放し、飽きてみることが大切

今、私たちは、コロナ禍で、仕事、子育て、世の中の変化、夫婦関係、年齢を重ねることによる心身の揺らぎなど、〝もやもや〟を抱えつつ、イレギュラーな事態に対応していかねばならなりません。これからの時代を生きるヒントについて、伺いました。

───── 多くの書店で、大草さんの書籍『飽きる勇気』が平積みになっています。読むと心が軽くなるという女性も多いです。

大草さん:うれしいです。30~40代の女性から、特に反響をいただいています。私はずっと「女性をラクにしたい」ということを考えていました。ファッションもそうだし、仕事、子育て、パートナーシップ、生き方……コロナ禍という先が見えない時代を生きるには、自分軸を据えることと、身軽になることが大切なんじゃないかと感じ、〝飽きる勇気〟というタイトルにしました。いろんな考えにとらわれたままでは、心が重くなってします。どんどん飽きて、軽やかになった方が、ラクに生きられると感じています。

───── ファッションの仕事の第一線にいながら、大草さんは結婚、離婚、再婚を経て3人のお子さんを育てています。Instagramを拝見すると、ステキな家族に囲まれて、仕事も順調。勝手に〝勝ち組〟と感じていたので、その臨機応変ともいえる生き方が意外でした。

大草さん:だからこそ変化をし続けられたのかもしれません。自分が楽しいことを続けてきたから今があります。この本はチームで制作しましたが、全員が最初から最後まで強く思っていたのは、「ラクに生きるメッセージを伝える」ということです。いわゆる、〝人生の勝者〟や〝勝ち組〟〝成功者〟などは、誰かが決めた価値観によるものであり、私にとってどうでもいいこと。むしろ、目指したくないし、そんなものに左右されてほしくない。それよりも、自分を満足させ、ラクする生き方、キャリア、ひいてはおしゃれも大切なんですよ。

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