1:結婚写真を「今度は、捨てずに済むようにしてね!」
「夫も私も再婚で、結婚式も2度目になるので盛大な挙式や披露宴はせずにブライダル写真だけで済ませました。といっても、せっかくなので幾つかの衣装を着て、スタジオで撮影し、豪華なアルバムにまとめてもらう今っぽいスタイルを選びました。
出来上がってきたアルバムを義母に送ったところ、さっそく電話がかかってきたのですが『このアルバムは、捨てないで済むようにしてよね!』『前の結婚式は大金を使ったのに、結局アルバムも集合写真も処分に困ってしばらく家に置いておいたのよ!』などと言われ、ドン引き。気持ちはわかるし、〝離婚しないでね〟ってことが言いたかったんだとは思いますが、そんな言い方しなくても…って思いませんか!? 返事に困って黙っていたところ、延々とそんな趣旨の発言を繰り返され、電話を切ったあとも、かなり嫌な気分が続きました」(38歳女性/メディア関係)
2:前妻の掃除の腕前と比較される
「私は自分でも認めているほど、掃除が大の苦手。しっかり掃除したつもりでも、ほこりが残ったり拭き残しがあったりして、自己嫌悪に陥ることもしばしばです。だけど今の夫は、そんな私の欠点も認めてくれた上で結婚していて『ほこりで死ぬ人はいないから』と温かく見守ってくれています。
ところが、先日義母が上京してきて我が家に泊まったときに『あなた、忙しいのはわかるけど、もうちょっとちゃんと掃除したら?』と言われました。さらには『息子の前の奥さんは、言っちゃ悪いけど、掃除が上手だったわよ』とも…。前半の発言だけでもキツいのに、なぜに〝前妻〟と比較までされなくちゃいけないのか意味がわかりませんでしたね。すごく嫌な気持ちになりました」(39歳女性/専門職)
3:息子の離婚を悔やむ発言を繰り返す
「夫はバツイチで、その原因は前妻の家事放棄だったと聞いています。夫が離婚して1年ほど経ったときに私と出会い、スピード再婚に至りました。夫は地方出身で、義実家のあるエリアはまだまだ離婚が町内のニュースになるほど古い風習もあるようです。そのせいかもしれませんが、義母は息子がバツイチであることが恥ずかしくて仕方のない様子。
それで私にも『なんで息子は離婚しちゃったんだろうねぇ』や『前妻さんは最後まで離婚したくなかったのに、息子が無理やりに別れるって言って、私の話も聞かなかったのよ』などと愚痴ってきます。正直、そんなふうに言われても後妻の立場としては、返事のしようがありません。適当な愛想笑いで誤魔化していますが、会うたびにその話をされるので、最近では義母と顔を合わせるのがユーウツです」(42歳女性/経営)
デリカシーに欠ける義母ほど、息子の前妻に関する話題を簡単に口にするのは否めません。本人に悪気がないパターンも多いだけに、なかなかやめてもらえないのも珍しくない話です。しかし、前妻の話を楽しく聞ける現妻は少なくて当たり前。あまりにも続く場合には、夫に事情を話し、義母との間に入ってもらって控えてもらうよう伝えられればベストでしょう。
取材・文/並木まき
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