自分の「心地いい」を大切にする【娘たちに伝えたいこと48】
それはどんなことだってよくて、「あぁ心地いいなぁ」と感じるポイントのようなもの。
たとえば私は毎朝、窓を開けて部屋の空気を入れ替える。滞っていた空気が動き出す感じがして、本当に気持ちがいいから。あとは不意に思い立って水回りを掃除したり、バスソルトを入れてお風呂にはいったり。
それをすると気持ちが清々しくなったり、その空間が心地よく感じたりすること。そういう自分にしか分からない心地よさを敏感にキャッチして、知っておくことが大事。
自分の「心地いいな」を知っていれば、毎日の中でこまめに気持ちをリフレッシュできるし、ちょっと落ち込んだ時にも気持ちを切り替えることができるから。
自分の人生を丁寧に、大切に過ごすためにも、こういう習慣はとっても役に立つ。
本当の強さって、自分で選択できる力だと思う【娘たちに伝えたいこと49】
子どもたちには強く生きてほしいといつも思ってる。強いってがんことか人に対して大きく出るとか、そういうことじゃなくて、私が思う強さはなりたい自分に迷いがないこと。周りに流されることなく、どんなときだって自分の選択ができること。
でもこの先、その選択を間違えたり、後悔することもたくさんある。そんなときには自分の間違えを受け入れて、反省するべきところは反省する。そしてネガティブな面だけをとらえるのではなく、人生の厚みとして次に活かそう!と、気持ちを切り替える。このしなやかさも強さだと思う。
私自身もまだまだ強くはないけれど、ふたりにもしなやかな強さを身につけてほしいと願っています。
構成/高田あさこ
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モデル
中林美和
1979年生まれ。16歳で小学館『CanCam』の専属モデルに抜擢され、表紙モデルとして活躍。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』のメインモデルとして復帰。ママモデルの先駆的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー紙のモデルとして活躍する。著者に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を出版している。2017年にアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。