入口(買い・売り)以上に大事なのが出口(利確・損切り)戦略!
とめちゃん:先生、出口って何ですか?
林先生:いつ利確(利益確定)をするかです。
とめちゃん:利確?
林先生:はい。とめちゃんが、3つ以上の勝てる目印を見つけてエントリーをしたとして、いつ利益確定するかです。いいところでエントリーすると、とめちゃんの証券口座にはおそらく含み益が表示されますが、利確しない限り、それは単なる幻です。
とめちゃん:幻…。
林先生:そうです。今日含み益でも、明日含み損になることもあります。ですから、いつ利確するかをエントリーするときに、決めておくことが大事なのです。とめちゃんは初心者なので、初手から入口を見つけていただいた場合、①次の日に逆の色が出たら(損切りだったとしても)手仕舞いして下さい。
例えば、こちらのチャートだと、初手(買のマークのところ)が2回発生していますが、1回目も2回目も次の日に陰線が出てしまっているので、次の日(売1マークのところ)に手仕舞いとなります。
とめちゃん:そうなのですね。
林先生:下記の良品計画のチャートの場合、初手(買いマークのところ)の次の日も同じ色なのですが、初心者さんは、3日以内(売2マークのところ)に手仕舞いしてください。もうちょっと中級者になると、初手でエントリーしたら、例えば、200株買って、100株は、新値更新5日以降逆の色(売3マークのところ)で手仕舞い。残りの100株は、<4>短期線(赤・5日線)が中期線(青・25日線)を割ったら(売4マークのところ)手仕舞い、という方法もあります。
とめちゃん:出口にもいろいろなパターンがあるのですね。
林先生:先ほどのチャートのイオンフィナンシャルの初手よりも、良品計画の初手のほうが、条件が重なっている(初手、新値更新5日以降逆の色、直近安値)ため、次の日も陽線が出やすく、中期線(青・25日線)を割れるまで持っていたら、相当の利益ですね。
とめちゃん:いろいろルールがあって、混乱してきました…。
林先生:大丈夫です。まずは、初心者さんの初手エントリーのルール、<1>次の日逆の色が出たら<2>3日以内<3>新値更新5日以降逆の色で手仕舞いからマスターしましょう。
とめちゃん:はい、ルールに忠実に、富めちゃうトレードがんばります!!
次回、『暴落時に超絶稼ぐ! 空売りの方法』に続く。
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イラスト/おめがちゃん チャートの引用元/ストックシミュレーション 取材・文/とめちゃん
とめちゃんはこの本に出会い、株式投資に開眼。会社員をしながら、株でお給料以上稼げるようになった林先生が実践している、再現性の高い手法が網羅されています。すでに4刷りのベストセラー投資本!これから株式投資トレードしたい方必読の1冊。