1:「化粧が濃い」
「私は美容系の仕事をしているので、メイクをするのは仕事のうち。とは言っても、トレンドメイクだと街中では濃すぎることもあるのは、百も承知の上です。義母も私の仕事は知っているくせに、ことあるごとに『あなたは化粧が濃いのよね』と口にするのが癇に障ります。
夫に言ったら『実際に濃いんだから仕方ないじゃん。そのくらい流せよ」と言われてしまうのですが、仕事を尊重されていない気がして、いつもモヤモヤが止まりません」(38歳女性/美容関係)
2:「お気楽な立場」
「コロナ禍で、テレワークがメインになりました。夫はテレワークができない職種なので、基本的には出勤しています。うちの姑は田舎暮らししかしたことがなく、テレワークのことを単なる“自宅待機”だと勘違いしているみたい。
平日の昼間に電話をかけてきて、私が『今は仕事中だから夜にかけ直します』と言っても真剣にとりあってくれず、『家にいるお気楽な立場なのに、何を言っているのよ』と言われてしまいます。テレワークでも会議はあるし、普通に仕事の締め切りもあるし、まったくお気楽でもなんでもないのですが、姑にまったく理解されていないのがストレスです。わざわざそんな言い方をしなくてもいいのに、本当に余計なひと言だと思います」(40歳女性/IT)
3:「コロナをもらってこないでよね」
「私は、保育士をしています。テレビなどで保育所で新型コロナのクラスターが出ているのを知った義母は、最近では私のことを避けるようになりました。先日、夫が実家に久しぶりに顔を出すと言うので、私もついていこうと思っていたのですが、義母から『うちに来るのは構わないけれど、コロナをもらってこないでよね』と言われて、ドン引き。
こういう言葉って、仮に心の中で思っていたとしても、本人には言わないのが礼儀じゃないですか? こっちだって、日頃から感染対策には気をつけているし、少しでも『もしかして?』と思うなら、義実家に顔を出さないくらいのマナーは心得ているつもりです。昔から、思ったことをすぐ口にする義母に対してはウンザリしていたけれど、仕事への理解がないんだな…とイライラが止まりません」(39歳女性/保育士)
<まとめ>思ったことをすぐ口にする義母にはどう対処する?
思ったことをすぐ口にしてしまうタイプの義母は、余計なひと言を発する機会も多いですよね。そういったフレーズのひとつひとつを真に受けてしまうと、こちらのメンタルが参ってしまいがち。仕事に関連することで余計なことを言われれば、イライラもひとしおでしょう。
このタイプの義母への対処法としては、やっぱり「気にしない」「流してしまう」のが、一番の対処法です。それと同時に、息子である夫にも事実を客観的に伝え、対応してもらえるようであれば、義母を諭してもらうのがベターでしょう。繰り返し、そんなふうに対処することを通じて「息子はいつだって妻の味方をするんだ」と理解すれば、こういった言葉を言わなくなる義母もいるので、面倒ではありますが根気よく続けていくことも大事です。
取材・文/並木まき(メンタル心理カウンセラー)
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