1:崩れたお弁当を当たり前のように押し付けられた
「義母宅に行った際に宅配サービスでランチを頼んだら、2つ頼んだメニューのうちひとつが配達の最中に崩れちゃったみたいで、中身がぐちゃぐちゃになっていたんです。食べられないわけではないものの、やっぱり見た目に問題があったので、どうしようかな…と思っていたら、なんと義母は、自分だけがさっさと崩れていないほうのお弁当を手に取り、食事を始めたんですよね。
あっけにとられて義母を眺めていたら『あなたも早く食べなさいよ。見た目が崩れていても、中身はお腹に入っちゃえば一緒でしょ』と涼しい顔で言われました。普通、ぐちゃぐちゃのやつを黙って自分以外の人に食べさせます? ひと言あればまだしも、当たり前のように自分がきれいなほうのお弁当を取ったことに驚きました」(39歳女性/パート)
2:外出の用事を一方的に押し付けられている
「新型コロナが流行っているので仕方ないといえばそうかもしれないけれど、高齢の義母は外出を徹底的に控えていて、出かけなくてはならない用事を全て私に一方的に押し付けてきます。私はテレワークで、夫は出勤をしているので、できれば夫に頼んでもらいたいのに『息子が私の用事のせいで、コロナになったら困るから』を理由に、私に押し付けてくるんです。
義実家と近所なので、昼間に連絡がつきやすいテレワークの私には頼みやすいんだろうとは思います。だけど、まるで私がコロナにかかるのは構わないとも受け取れる言い方にモヤモヤしますし、自分さえ良ければ息子の妻がどうなっても構わないって態度には腹が立ちます」(38歳女性/IT)
3:二世帯住宅の修繕費を屁理屈で渋られた
「義母と二世帯住宅で暮らしていますが、先日、共用で使っている部分に欠陥が見つかり、修繕をすることになりました。実は夫が今、コロナ禍の影響で収入が減っているため、全額を私たち夫婦で負担するのはちょっときつくて。費用を誰がどれだけ出すかで義母とちょっと揉めたのですが、そのときに義母が『でも、私はほとんど使っていないスペースだから、払う必要ないでしょ』って言ったのが衝撃でした。
二世帯住宅といっても、水まわり以外は共用スペース。確かに、義母が頻繁に出入りするスペースの修繕ではなかったのですが、ひとつ屋根の下で暮らしているのに、そんな言い方はないだろう…と呆れました。結局、義母は1円も出しませんでしたね」(41歳女性/製造)
コロナ禍は人間の本性をあぶり出すとも言われているので、長引くコロナ禍では、義母のトンデモな性格も露呈しやすいかもしれません。「自分さえ良ければいい」というスタンスでのの態度をされれば、こちらも思いやりをもって接するのがばかばかしくなりますよね。
取材・文/並木まき
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