おねしょ布団を放置すると?
おねしょに気が付いても、朝の忙しい時間はついつい放置してしまいたくなるものです。しかし、おねしょ布団はできる範囲で構わないので、すぐに対処することが望まれます。まずは、放置することで後始末がより面倒になる原因を解説します。
シミや臭いの原因になる
おねしょをした布団の始末を後回しにすると、シミの原因になります。もし布団の下にカーペットを敷いている場合は、おしっこが布団から染み込んでしまう危険性もあり、後始末は大変です。また細菌により尿が分解されてアンモニアが発生すると、嫌な臭いまで染み付いてしまい取れなくなることもあります。
放置時間が長くなるほど、臭いは強くなります。カビなどの雑菌が繁殖する危険性もあることから、おねしょをしたあとは、なるべく早く対処するのが望ましいのです。
緊急! おねしょ布団の応急処置方法
おねしょ布団は適切に対処することで、臭いやシミを残さずに使い続けることが可能です。手順を一つずつ詳しく解説します。
まずは水分を取る
おねしょ布団を発見したら、まずぬれてしまった布団の水分をしっかり吸い取ります。ぬれた場所にタオルなどをあてて、上からしっかり体重をかけていきましょう。作業時は、タオル・トイレットペーパーなどを使うと便利です。おむつやペットシートがあれば、それも活用できます。
ここで、注意点が二つあります。まず、布団を絞って水分を出そうとしないことです。布団の生地や繊維を痛める原因になります。次に、除菌・殺菌スプレーを使わないことです。ぬれたままの布団では効果を発揮しないどころか、より臭いを強くしてしまうことがあります。
クエン酸スプレーで臭い予防
次に、おねしょ布団に対し「クエン酸」を活用して臭いを防いでいきます。
1.水200mlに、クエン酸小さじ1~2杯をスプレーボトルに入れて溶かす
2.おねしょ部分に、クエン酸スプレーを吹きかける
3.タオルなどで水分を取る
注意点としては、スプレーの作り置きをしないことです。時間が経過するとクエン酸を溶かした水が傷んでくるため、使いたいタイミングに合わせて作り、余った分は捨てるようにしましょう。
また、作業時はむせやすいので、マスクを着用してから行うのがおすすめです。クエン酸がない場合は、酢:水を1:1の割合で混ぜたものでもOKです。