真摯
「真摯」は「しんし」と読み、「まじめで熱心なこと」という意。私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に接するというニュアンスを含みます。「真摯な態度」「真摯な姿勢」のように使うことが多いでしょう。
一途な人と付き合うメリット
ここからは「一途な人」と付き合うメリットを探ります。個人や相性により異なりますが、一般的には次のことが当てはまるでしょう。
困ったときに助けてもらえる
「一途な人」は、自分の大切な人が困っていたら精いっぱい助けようとしてくれます。自分ごとと捉えて気持ちに寄り添い、一緒に悩んでくれるでしょう。また、なんとか力になろうとしてくれます。ピンチが来たら一緒に向き合い、乗り越えようとするでしょう。
大切にされている実感がある
相手を喜ばせようと一生懸命なのも、「一途な人」の特徴です。好きな相手の言動や表情、しぐさなどをつぶさに観察し、気持ちや思いを知ろうとするでしょう。その姿から、大切にされていることを実感できるはずです。
安心感がある
「一途な人」とつきあうと、安心感を得ることもできます。まっすぐにひとりの人を思うため、他の人への目移りを心配する必要がないでしょう。相手を困らせたり、悩ませたりすることを嫌うため、かけひきや思わせぶりなこともしません。
一途な人と付き合うときの注意点
「一途な人」と付き合う注意点についても見ていきましょう。一生懸命に思ってくれる相手だからこそ、次のことには気を配りたいですね。
感謝の気持ちをきちんと伝える
「一途な人」は基本的に我慢強く、頑張り屋です。そのため、譲ってくれたり、一生懸命に喜ばせようとしてくれたりするでしょう。しかし、それが当たり前と思うのはNG。大切にしてもらって当然なんてことはありません。
「一途な人」には、感謝の気持ちをきちんと伝えるのがいいですね。相手は見返りを求めないからこそ、気持ちを伝えることでより関係性が深まるでしょう。また、自分に非があるときや、間違えたときは素直に謝ることも大切。謝罪の気持ちもきちんと言葉にして伝えます。
素っ気ない態度や嘘はNG
いつも寄り添ってくれる「一途な人」に対して、素っ気ない態度をとるのも避けてください。生返事をしたり、あからさまに機嫌を悪くしたりするのはNG。こちらも一生懸命向き合いたいですね。
また、嘘をつくのも避けます。「一途な人」にとって、相手に嘘をつかれるのはひどくつらいもの。裏切られたと感じ、思いつめるかもしれません。
相手の希望や本音を聞く機会を設ける
「一途な人」は、自分を強く主張することがあまりないでしょう。また、相手を喜ばせたいあまり、無意識に我慢してしまうということも。本人も自覚がないため、ストレスだと感じる頃には限界が近いという可能性があります。
だからこそ、相手の希望や本音を意識して聞くようにしたいですね。「今、どんな気持ちなの?」「本当はどう思っているのかな?」と考え、さりげなく聞いてみてください。また、相手の希望を叶える機会を設けてみるのもいいですね。
一途の対義語は? 2つの表現をご紹介
恋愛においての「一途」の対義語は、「浮気」「不誠実」。それぞれの意味を見ていきましょう。
浮気
「浮気」は、「ひとつのことに集中できず、心が変わりやすい」という意味。「一途」の対義語になるでしょう。
浮気をする人は、好奇心旺盛で新しいもの好きの傾向が。コミュニケーションをとるのが上手いため、人を惹きつけるでしょう。一方で、感情に流されやすく、自己中心的な一面があります。
不誠実
「不誠実」とは、「誠実」の対義語です。私利私欲があり、下心や邪心を持って人や物事に接することを意味します。不義理をすることもあるため、自己中心的な考え方をする人が多いでしょう。
一途な恋がしたい!一途な人の見分け方3つ
ここからは一途な恋がしたい人に向け、「一途な人」の見分け方を紹介します。次のことに意識を向け、相手をチェックしてみてください。
人を大切にしている
「一途な人」は、周りの人を大切にすることが多いでしょう。恋愛対象となる人だけでなく、家族や友人、会社の同僚、知り合いなどすべての人に誠実です。また、セルフコントロールが上手いという特徴も。相手に迷惑をかけたくない一心で、自分をコントールしているのかもしれませんね。
「一途な人」かどうかをチェックする場合は、後輩やショップの店員と接する際の様子を観察するといいですね。もっともその人の人間性が見えやすいシチュエーションと言えるからです。本当に「一途な人」は、誰に対しても丁寧。言葉づかいに気を配り、感謝や謝罪の気持ちをきちんと伝えるはずです。
仕事ぶりが誠実
仕事ぶりも、チェックするポイントと言えます。雑務と思えることでもきちんと対応する、電話対応や接客がていねいであるなどを感じると、安心ですね。また、周りの人をよく観察し、さりげなくサポートすることができるかどうかもポイントです。
仕事の取り組み方には、人間性が現れやすいもの。どの仕事にも真摯に取り組める人は、「一途な人」と言えるかも。また、相手の評判をさりげなくチェックするのもいいですね。まだ知らない一面を知ることができるかもしれません。
上手くいかなくても投げ出さない
人生や仕事には、上手くいかないこともありますよね。どれだけ努力を重ねても、結果につながらないこともあるでしょう。だからこそ、相手がどのように対応するのかを観察するといいですね。
困難な場面に直面しても、試行錯誤しながら模索できる人は「一途」かもしれません。粘り強く対応し、最終的に何かしらの成果をつかめるなら、得るものが多いでしょう、
最後に
「一途な人」について、特徴や注意点などをまとめました。「一途な人」は相手を大切にしますが、だからこそ注意しなければならないことも。不誠実な対応をすると、裏切られたと思わせるかもしれません。「一途な人」に大切にしてもらいたいなら、自分自身も一途でいたいですね。
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