【目次】
・「一途」には二つの意味と読み方がある
・異性から見た一途な人のイメージをご紹介
・一途の類語・言い換え表現を3つご紹介
・一途の対義語は?3つの表現をご紹介
・一途な恋がしたい!一途な人の見分け方3つ
・一途な思いを貫いて素敵な恋をしよう
【目次】
「一途」には二つの意味と読み方がある
「一途」には、「いちず」と「いっと」という二つの読み方があり、それぞれ意味が異なります。一般的には一途(いちず)の方を使って、「一途に恋人を思い続ける」というように恋愛において使用されることが多い言葉です。
それに対して、一途(いっと)には「その道を突き進む」という意味の言葉もあり、恋愛以外の場面でも使用できます。ここでは、「一途」のそれぞれの読み方と意味の違いについて、ご紹介します。
■「いちず」と読む場合には「ひたむき」の意味
「一途」を「いちず」と読む場合の意味は、ひとことで言い表すと「ひたむき」です。「ひたすら」とも言い換えられます。恋愛においては、ひとりの人をずっと思い続ける、という意味で使われます。
また、「一途」は恋愛の場面以外でも使える言葉です。「彼は一途に研究に励んだ」という使い方もでき、ひたすらに何かに打ち込むという意味合いもあります。
■「いっと」と読む場合には「その方向だけ」の意味
「一途」は「いっと」とも読みます。「いっと」と読む場合には、「その方向だけ」という意味になり、「悪化の一途を辿る」のように「〜の一途を辿る」と使われることが多いです。
「〜の一途を辿る」と使用する場合は、「その方向に進んでいくだけ」という意味になり、あまり良い意味では使われません。
その他にも「ひとつの方法・手段」や「二つのものが一つになる」という意味もあります。
異性から見た一途な人のイメージをご紹介
男性から見た一途な女性のイメージは「素直で可愛らしい人」ですが、女性から見た一途な男性のイメージは「クールな人」です。
このように「一途な人」とひとくちに言っても、男性と女性でその意味合いやイメージが違います。そのため、男女でイメージ異なることを認識していないと、会話が噛み合わなくなる可能性もあるでしょう。
ここでは、異性からみた「一途な人」のイメージを、男女別にそれぞれくわしくご紹介します。
■一途な女性のイメージは素直で可愛らしい
男性から見た一途な女性のイメージは、主に以下の4つの表現で言い表せます。
・控えめ
・彼の気持ちを尊重できる
・様々なことに一生懸命
・ピュア
いずれも、素直で可愛らしい女性像です。恋愛経験が少なく、一人の人と誠実に付き合うタイプを、男性は一途な女性だとイメージするようです。他にも、誠実で嘘をつくことがなく、約束をきちんと守れる信用できるタイプも、男性から一途な女性であるというイメージを持たれています。
また、流行に流されない強さがある女性に対しても、一途な気持ちを持ち続けることができる人だというイメージを持つようです。「健気な大和撫子」が一途な女性のイメージにぴったりな表現でしょう。
■一途な男性のイメージはクール
女性から見た一途な男性のイメージは、主に以下の4つの表現で言い表せます。
・冷静
・不器用
・周りに流されない
・何ごとにも没頭しやすいオタク気質
女性から見た一途な男性は、クールで芯のある人柄で、社交的というよりは内向的な性質があるというイメージです。状況を冷静に判断できるが、器用な立ち回りは苦手としている男性が一途と判断されやすい傾向にあります。
また、芯が強く周りの意見にながされず、信念を貫く強さも持ち合わせている男性も、一途と認識されやすいです。長く続けている趣味がある、いわゆるオタク気質の男性に対しても、いつまでも大切にしてくれるイメージがあるため、一途な人だと思う女性が多いでしょう。
一途の類語・言い換え表現を3つご紹介
「一途」には、主に「一筋」「ひたむき」「真摯」の3つの類語・言い換え表現があります。どの表現も「一途」の意味として代用できますが、ニュアンスの違いがあるので使用には注意が必要です。
そこでここでは、3つの類語・言い換え表現について、くわしい意味をご紹介します。類語表現を知ることで、より深く「一途」の意味を理解できるでしょう。
1. 一筋
「一筋」は、「ただひとつのことに心を傾けるさま」という意味です。他の人には目もくれず、その人ただひとりに心を傾けていることを「あの人は彼女一筋」というように表現します。
人に対してだけでなく、物事にも使用可能です。「研究一筋に生きる」「この道一筋の板前」などと言い表すことが多く、主に芸事や仕事を誠実に打ち込み、その道を極めようとしている姿勢を指します。
2. ひたむき
「ひたむき」は漢字では「直向き」と書き、「一つの物事だけに心を向けているさま。忍耐強く打ち込むさま」という意味です。まっすぐに物事に取り組む姿勢を表すため、恋愛だけでなく、仕事などに誠実に対応している様子にも使用されます。
「ひたむきに頑張る」「ひたむきな姿勢」のように、良い意味合いで使用されることがほとんどです。褒め言葉としても使えるでしょう。
3. 真摯
「真摯」は「しんし」と読み、「まじめで熱心なこと」という意味です。「誠実」というニュアンスを含んでおり、悪い意味に受け取られることは滅多にありません。恋愛において「真摯」と表現する場合には、「誠実」という意味合いが強いでしょう。
また、恋愛以外でも「真摯な態度で臨む」「真摯に取り組む」のように、物事に取り組む姿勢を表現するときに使われます。
一途の対義語は?3つの表現をご紹介
恋愛においての「一途」の対義語としては、「浮気」「不誠実」「多情」などの表現が挙げられます。どれも「一途」とは反対の様子や態度を表しますが、それぞれニュアンスが異なるため、正確に意味を把握しておきましょう。
対義語の意味をきちんと理解することで、一途な人の特徴も浮き彫りになります。この機会にぜひ対義語も覚えておいてください。
1. 浮気
「浮気」は、「ひとつのことに集中できず、心が変わりやすい」という意味で使われます。恋愛において「一途」とは真逆と言っても良い言葉です。
浮気な人は好奇心が旺盛で流行に敏感で、非常に魅力的なタイプが多いという特徴が見られます。その一方で、衝動的で感情的な行動をとることがあり、周りの意見に左右されやすい一面もあるため、一途な恋をしたいのであれば、浮気な人かどうかをよく見極めたほうが良いでしょう。
2. 不誠実
「不誠実」とは、「誠実」の対義語です。「一途」という言葉自体に「誠実」のニュアンスが含まれることから、一途の対義語としても使われます。
なお、「誠実」は「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること」という意味です。そのため、「不誠実」の意味は「私利私欲があり、下心や邪心で人や物事に接すること」となり、自己中心的な人柄であるとも言えます。
3. 多情
恋愛においての「多情」とは「異性に対する心が移りやすいこと」を指し、心変わりしやすい人柄とも言えるでしょう。
多くの情を持つという言葉なので、「情が深く感じやすい」「愛情豊か」という意味でも使われます。しかし、多くは恋愛において「移り気」というニュアンスを含み、あまり良い意味としては使用されていません。
褒め言葉として「多情」を使用しても、相手にはマイナスの言葉として受け止められる可能性があるので、使い方には注意しましょう。
一途な恋がしたい!一途な人の見分け方3つ
一途な人の見分け方には大きくわけて、「人を大切にしている」「仕事ぶりも誠実」「上手くいかなくても投げ出さない」という3つが挙げられます。
一途な恋は苦しく感じる場合もありますが、幸せに結びつく恋が多いという特徴があります。一途な人と恋が実れば、生涯のパートナーとして末長く付き合っていける可能性が高いです。幸せになるためにも、一途な人の見分け方を知っておきましょう。
そこでここでは、一途な人の見分け方についてご紹介します。
1. 人を大切にしている
一途な人は、人を大切にしている人が多い傾向があります。ここで言う「人」とは「自分」のことも含まれるのがポイントです。
自分を大切にできる人のほうが、他の人にも優しくできるということでしょう。不満を上手く吐き出していたり、休憩や休日にしっかりリフレッシュできていたりなど、きちんと自己管理できている人は自分を大切にしている可能性が高いです。
しかし、ここで言う「自分を大切にする」とは「わがまま」とは違います。きちんと自分だけでなく、他人の意見にも耳を傾けて心に寄り添っている人かどうかを見極めましょう。
2. 仕事ぶりも誠実である
仕事ぶりの誠実さも、一途な人を見分けるポイントです。丁寧な仕事をしていたり皆が嫌がる仕事を率先してやったりなど、仕事に対して誠実に打ち込んでいる人が当てはまります。
人柄は仕事ぶりにも表れるため、仕事への取り組み方が誠実な人は、パートナーに対しても誠実に接している場合が多いです。
また、誠実に仕事をする人を見て好感を持てたなら、価値観が似通っていたり性格が合ったりなど、パートナーとしての相性が良い可能性も高いかもしれません。気になる人が同じ職場なら、職場での評判もチェックしておくと安心でしょう。
3. 上手くいかなくても投げ出さない
上手くいかないことがあっても、投げ出さずに頑張るタイプも一途な人である可能性が高いです。スポーツでできない動きや学業で解けない問題に直面したときに、諦めずにできるまでやり切れる人が当てはまるでしょう。
恋愛は上手くいかないことも多く、乗り越えなければならない壁がたくさんあります。そのため、すぐに投げ出してしまうタイプの人は、恋愛においてもひとりを思い続けるのが難しいかもしれません。
困難な場面に直面しても試行錯誤し、最後には問題を解決に導ける人は、恋愛においても一途な思いを貫いてくれるでしょう。
一途な思いを貫いて素敵な恋をしよう
一途とは「ひたむき」という意味で、恋愛においては「心からひとりの人を思い続ける気持ち」を指します。「誠実」や「一筋」とも言い換えられ、誰もが大切な人に一途に思われたいと願うのではないでしょうか。
一途な人を見分ける際には、自分を大切にしているか、仕事に誠実に取り組んでいるかをチェックしてみてください。また、物事が上手くいかなくても根気強く問題解決のために努力できる人も一途な人と言えるでしょう。
恋愛において、一途な思いは成就するしないにかかわらず、一生の宝物です。さらに思いが成就すれば、相手は生涯を共にするたったひとりの大切な伴侶となります。一途な思いを抱いているなら、その気持ちを大切に育てていきましょう。
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