パンダ目になる原因は?
気づいたら目の周りが黒くなる、パンダ目になってしまうのはなぜでしょうか?
原因は大きく三つあります。自分にはどれが当てはまるのか、チェックしてみましょう。

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目元の水分、油分
パンダ目には、目元の「水分」と「油分」が関係しています。水分や油分が目元のマスカラ・アイライナー・アイシャドウと混ざってしまい、メイクがにじんでしまうのです。
まず、水分が原因でメイクが落ちている人は、汗や湿気の対策が必要です。マスカラ・アイライナー・アイシャドウなど、全てウォータープルーフ処方のアイテムを用意してアイメイクを行いましょう。
一方、油分がメイク落ちの原因になっている場合は、ウォータープルーフのアイテムでは解決できません。
スキンケアアイテムに含まれる油分によって、目元のメイクがにじみやすくなっている可能性があるため、メイク前に行うスキンケアの見直しが必要です。しっかりと目元の油分をオフしてから、アイメイクを始めることを心がけましょう。
目の形
自分の目の形はどうなっていますか?一重・二重・奥二重なのかによって、パンダ目のなりやすさは異なります。
一重・奥二重の人は、二重の人よりパンダ目になりやすい傾向があります。上まぶたの膨らみが下まぶたに触れやすく、さらにまぶたの重さゆえまつ毛にマスカラが付きやすいためです。
また、涙袋がぷっくりとしている人は、目の下が膨らんでいるため、まばたきをするたびに上まぶたと涙袋が接して、メイクが崩れやすくなってしまいます。
いずれの場合にも、アイメイクの下準備やメイク方法を変えれば対策が可能です。
摩擦による崩れ
日常生活の中で、つい目をこすってしまうこともあるでしょう。目元にとっては、ちょっとこするだけでも大きな刺激になります。
無意識に行ってしまう場合が多いですが、実はこれもアイメイク全体がヨレやすくなる原因です。
また、まばたきも目元の摩擦につながります。まぶたがまつ毛に触れることで、徐々にアイメイクが崩れてきてしまうのです。
いずれも防ぐのは難しいですが、知っておくことで意識しやすくなるでしょう。目をこすったらメイク直しをするなど、対策が取りやすくなります。
パンダ目にならないメイク方法
パンダ目にならないための、目元メイクの方法を紹介します。具体的なノウハウを提示しているので、必要に応じてアイテムをそろえながら試してみましょう。
パンダ目に悩まされてきた人は必見です。

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余分な油分をオフする
ウォータープルーフのアイテムを使ってもパンダ目になっている場合は、油分が原因となっている可能性が高いです。
油分と聞くと、自分の体から出ている皮脂を疑う人は多いかもしれません。もちろん、それも一因ではありますが、意外と見落としがちなのがスキンケアアイテムに含まれている油分。メイク前に美容液や乳液などをのせ過ぎると、目元に油分が残ってしまいます。
スキンケアが終わったら、メイクをする前に目のキワやまつ毛などの油分を綿棒で取り除くか、ティッシュでオフしておくことが大切です。
仕上げにパウダーをなじませる
ベースメイクの仕上げに使う「フェイスパウダー」を、目元に使う方法もおすすめです。アイメイクの仕上げのときに、ブラシを使ってフェイスパウダーをさっとなじませておくと、パウダーが油分をオフしてくれるのです。
スキンケアのあとや、アイライナーとアイシャドウを引いたあとでも、目元にはまだ油分が残っている可能性があります。パウダーをのせてあげることでまぶたがサラサラに仕上がり、下まぶたと上まぶたが触れてもメイクがにじみにくくなります。
マスカラは、アイメイクの総仕上げとして、パウダーをのせたあとに塗るのがポイントです。
マスカラ下地、トップコートを塗る
マスカラによるパンダ目を防ぐには、マスカラ下地やトップコートの併用も効果的です。
マスカラを塗る前に下地を塗っておくと、アイラッシュカーラーで上向きにしたまつ毛が下がるのを防いでくれます。
マスカラを塗り終わったら、さらに仕上げとしてトップコートを塗りましょう。トップコートはマスカラをコーティングし、カールキープやにじみ防止の役割を果たします。
また、ウォータープルーフ処方のマスカラを選んでおくと、水分への対策もできます。水分・油分両方の面でパンダ目対策になりおすすめです。
まぶたの種類別の目元メイク
まぶたの形ごとに、目元メイクのコツやポイントを紹介します。普段のメイクに簡単に取り入れられる方法なので、パンダ目に悩まされることなくメイクを楽しみましょう。

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一重
一重まぶたの人は、上まぶたの皮膚が厚めになっています。上下のまぶたが触れやすい傾向にあるので、アイライナーには落ちにくいリキッドタイプを使うとよいでしょう。
アイライナーはまつ毛の隙間を埋めるように引くことが多いものですが、一重まぶたの人には上まぶたのキワ部分のみにスッと引きましょう。
また、一重の人だからこそ試せるのが、アイライナーを太めに引くメイクです。二重のように、まばたきのときに目元の皮膚と皮膚がこすれるリスクが低いため、太めライナーで目力アップが狙えます。
奥二重、二重
奥二重・二重の人は、目尻側からアイライナーを引いていきましょう。目頭は、二重部分の皮膚が重なっていて、ヨレやすくなってしまうからです。
アイライナーを、まつ毛の間を埋めるように細く引いていきます。目頭側のまぶたが重なっている部分は、メイクが崩れやすいので避けます。
また、奥二重や二重の人はアイシャドウによるパンダ目にも注意しましょう。二重の間にアイシャドウがたまらないように、アイシャドウベースを塗っておくのがおすすめです。
パンダ目になったときの直し方
予防対策をしっかりしていても、パンダ目になってしまうことがあります。そんなときに役立つ直し方を紹介します。
直す方法を知っておけば、外出先でももう焦りません。

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綿棒でやさしく拭き取る
パンダ目になってしまったら、まずは乳液かクリームなどを付けた綿棒で、汚れ部分をやさしく拭き取りましょう。メイク汚れは油分で落とすことができます。
手順は以下の通りです。
1.綿棒に乳液かクリームを付ける
2.綿棒の先で汚れを絡め取るように優しく直していく
3.汚れを落としたら、ティッシュなどで目元に残っている乳液などを拭き取る
綿棒に付けるのは、リキッドファンデーションでもOKです。
なお、目元に乳液などが残ったまま上からメイクをすると、再び崩れる原因となるため、必ず拭き取ります。
いざというときの目元レスキュー用に、乳液やクリームなどをメイクポーチに入れて、普段から少量持ち歩いておきましょう。
コンシーラーで整える
乳液などでメイク汚れを落としたら、コンシーラーをのせていきます。綿棒で汚れをオフしたときに、ファンデーションや下地も一緒に落ちてしまっているためです。
ワンステップで肌を整えられるコンシーラーがあると便利でしょう。保湿成分が配合された商品だと、目元の乾燥対策にもなってくれるのでおすすめです。
ただし、コンシーラーを塗るときには、厚塗りしないように注意が必要です。パンダ目になりやすくなり、せっかくのお直しが逆効果となってしまいます。
手元にパウダーがあれば、コンシーラーの上から軽くのせて仕上げておくとバッチリです。
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